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■バンダイS.I.C.匠魂Vol.5 ハカイダーバイクの組み立てミスのまとめ■

S.I.C.匠魂Vol.5の発売以降かなり話題になったことですが、
ハカイダーバイク(ノーマル・ホワイトカラー)2種の右側のマフラーの色が入れ替わるというミスが発生しました。

結論から言えば、バンダイはこの組み立てミスを頑として認めず、ありえないことながらこれは仕様と言い張り、
メーカーとしての製品に対するプライドを捨て、一部の社員と管理職の保身を優先させる選択をしました。

以下は、この件に関するバンダイとのやり取りについてのまとめです。



■組み立てミスの概要

まず、今回の組み立てミスに関する概要から。

 

ノーマルカラー(黒/写真左)のマフラーパーツは、本来であれば左右とも金属の焼けたような茶色い塗装表現がほどこされ、
ホワイトカラー(白/写真右)のマフラーパーツは、左右とも焼けた表現の無いものが正しい配色のはずでした。
そのことは、バイクの他の部分の配色を見ればわかります。

しかし、実際の商品では、
ノーマルカラーの右側マフラーは、本来ホワイトカラーに取り付けるはずのものが付いており、
ホワイトカラーの右側マフラーは、本来ノーマルカラーに取り付けるはずのものが付いています。

要は、右側のマフラーパーツをノーマルカラーとホワイトカラーで取り違えたミスが発生しました。



この件に関しては、発売直後からネット上でさまざまな議論が巻き起こり、
大きく三つの意見に分かれました。

●これは明らかにミスなので、バンダイには不良品として対応をしてもらいたい。
●ミスだと思うが、たかが500円の商品なので、特に対応は求めない。
●これは仕様であり、最初からこの配色で製造されたものだから、ミスではない。


私個人としては、この配色が仕様だとはとうてい考えられませんでした。

また、そもそもノーマル版とホワイトカラー版では生産数が違い(ノーマルはホワイトの倍の数を生産)、
単純な組み立てミスだけでは、この不良は発生し得ないことを考えると、
バンダイの制作担当者が部品の発注数をミスして、パーツの数が合わなくなったのを、その場しのぎで解決するために、
間違った組み立て方法をあえて指示し、不良と知りながら生産したとも想像できます。
したがって、消費者に不良品と知りながら販売したという、メーカー側の誠意の無さも感じられました。



■お客様センターへの問い合わせ 1

そこでまず、バンダイのお客様センターに問い合わせをしました。


内容は

ハカイダーバイクの黒、白2種のマフラーの部品が入れ替わっていて、
それぞれ左右で色が異なります。

黒は左が焼けた感じの塗装、右が焼けていない。
白は左が焼けていなくて、右が焼けた塗装になっています。

これは誰が見ても取り付けを間違っていますので、
左右対称の正しいものと交換していただけますか?


というものでした。


それに対するバンダイの返答は

大変申し訳ございませんが、「SIC匠魂Vol.5 ハカイダーバイク」の
マフラーの塗装は、左右異なる商品仕様となっております。
(ノーマルとホワイトカラーは逆になっています)

何とぞよろしくご了承くださいますようお願い申し上げます


というものでした。


まず判ったことは、市場に出荷されたものはすべて左右非対称であるということです。
逆にいえば、左右対称のものの方が不良であるといえます。

そして、その非対称は「商品仕様」だということでした。


消費者の中にも、これは本当に仕様だと思っている人もいるみたいですし、
左右非対称の塗装も実際ありえなくは無いとも思います。

しかし、私個人としては、今回のこれを仕様と言われても理解できません。
あえて左右対称にしなかった理由がさっぱり理解できないんです。
これは組み立てミスとしか考えられません。



■お客様センターへの問い合わせ 2

そこで、もう一度だけお客様センターに問い合わせをして見ました。


内容は、

御社からの説明で、

>「SIC匠魂Vol.5 ハカイダーバイク」のマフラーの塗装は、左右異なる商品仕様となっております。
とありましたが、この「商品仕様」の内容は、

1・視覚効果などの明確な意図を持って、開発当初からあえて左右違う色に指定して生産し、
  この配色がバンダイの考える完全な正解であり、決してミスではない。

2・製造過程で何らかのミスが発生し、正しい配色では生産が不可能になったため、
  しかたなくこの配色で生産したもので、残念ながら正しい配色のものは存在しない。

上記1、2のどちらですか?はっきりとお答えください。
もしお客様センターでお答えいただけないようでしたら、開発担当者の方に直接お伺いしたいので、
お名前と直通の電話番号かメールアドレスをお教えください。

御社の企業倫理とメーカーとしてのプライドを信じて、お返事お待ちいたします。


というものです。


これに対するバンダイの返答は、

弊社の商品にご興味をいただきましてありがとうございます。

マフラーの塗装については、企画当初よりの設定仕様ですので、
●●様のお問合せで申しあげれば「1」と判断させていただくことになると考えられます。

今後ともバンダイ商品をご愛用くださいますとともに、お気づきの点がございましたら
お気軽にお申し出くださいますようお願い申しあげます。


というものでした。


とうとう、バンダイはミスしたものを正解だとはっきりと認めてしまいました。
当社は、こんな左右非対象の間違った商品しか作れない、技術レベルの低いメーカーですと。

ついに、メーカーとしてのプライドを捨て去ってしまいました。

私は少し泣きました。
なんだかんだ言ってもバンダイが好きでしたから。



■社長への手紙

この時点で、自分の中でバンダイという企業に対しては、かなりどうでもよくなっていたのですが、
ただ一つ気がかりだったのは、これら全ての隠ぺい工作が、一部の社員が自身の保身のために独断で行なっているのでは、
ということでした。
一部の社員が原因でバンダイ全体の名誉が傷つけられている可能性も考えられたので、
とりあえず自分自身のわだかまりをすっきりさせるために、
高須社長あてに直接手紙を書きました。

配達記録で発送し、先方が受取ったことは確認済みです。


その内容です。

(挨拶文略)

さて、この度お手紙を書かせていただいたのは、
現在、御社の製品で組み立てミスによる不良品が大量に発生しており、しかも、
その不良を御社は認めようとせずに、組み立てミスでは無いと嘘まで付いて
消費者に対して誤魔化し通そうとしている件についてです。

その商品は、S.I.C.匠魂Vol.5のハカイダーバイクという商品です。

(組み立てミスの概要略)

この件は既にインターネット上で話題になっており、おそらく御社お客様センターへの
問い合わせも大量に来ているものと思われます。

そこで私自信も御社お客様センターに上記の内容で問い合わせをいたしました。
その回答がこちらです。

(お客様センター問い合わせ内容略)

私は、御社のメーカーとしてのプライドを信じてご質問をさせて頂いたのですが、
御社は、左右非対称の間違った製品が、バンダイの考える正しい製品だと結論を出されました。
プライドよりも自分達の保身を優先された結果だと思わざるを得ません。

御社社員の方々の大半は、おそらく自分達の商品に自信とプライドを持って、
日々お仕事に取り組まれていると思います。
しかし今回の判断は、その方々の日々の努力を踏みにじるものであるとも思います。

これはしっかりと申し上げねばなりませんが、
私はこの手紙で、御社のミスを非難するつもりも、責任を追及するつもりもありません。
私自身の願いはただ、御社のような素晴らしい製品を次々に開発して、子供達に夢を与える仕事をされている企業が、
保身のためにミスを隠したり嘘をついてごまかしたりして頂きたくないだけです。
子供達に胸を張って自分達の製品を提供できる、そんな企業でいてもらいたいのです。

そして、自分達の行動や決断が今後の会社に与える影響をよく理解し、
インターネット時代での危機管理に対して、もっと真剣に考えていただきたいのです。

私から、御社がどうすべきかという具体的な提案はございませんが、
もし間違ったのであれば、一流メーカーとしてのプライドと責任を持って、
出来る範囲での改善と対応をすべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

なお、万が一にでも、今回の全ての対応方針が社長様ご自身による指示なのであれば、
この手紙は全く意味をなさないものになりますので、そのまま破棄して頂いて結構です。

一ファンとして、御社の繁栄を心からお祈り申し上げます。

(挨拶文略)




発送後数週間が経過しましたが、先方からは何のリアクションもありませんでした。
最新号の模型誌になんらかの発表があるかと思い、発売されるのを待ってもみましたが、
結局なにも触れられてはいませんでした。


ということで、これ以上私個人が動いたところでバンダイの体質は変りそうにありませんし、
それ以前にこの会社には
全く同じことをした前科もありますから、
バンダイっていう会社は、ミスをやっても認めない隠蔽体質の根付いた会社なんだということで、
理解しておきます。


それにしても、ミスをしたら素直に謝るっていう、基本的な道徳すら守れない一流企業が、なんと多いことか。
ミスをしても認めてはいけないと社員教育をしている企業すら存在する。

この国ではまともな子供は育たないってのがよくわかるよ。