エコマーク認定の雨水タンク

 「エコマーク」の認定とは、(財)日本環境協会が行う環境ラべリング事業です。様々な商品(製品)の中で、生産から廃棄にわたるライフサイクル全体を通して環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品(製品)かどうか判断する目安(環境ラベル)のひとつです。

 雨水タンクについては、1991年10月30日に商品類型№38「家庭用雨水タンク」が制定されました。さらに見直しがなされ、2007年5月5日には商品類型№137(分類D-3)「雨水貯留槽」の制定に至っています。その認定基準は、以下のとおり。

  1. 降水時に建築物の屋根からの雨水を集め、雨が止んだ後も雨水を貯留し、貯蔵した雨水を有効に利用するための水栓などの付属物を備え、その雨水を庭の散水などの生活の用途に有効利用可能であること。
  2. 貯蔵する水質を保持するための対策(ごみ、埃、虫などの混入を防止するための蓋、フィルター、ネット、初期雨水除去装置、掃除しやすい構造など)を行っていること。
  3. 貯水容量は100リットル以上500リットル以下であること。 ※旧基準は、200リットル以上であること。
  4. 製品は、プラスチックの成型において、カドミウム、鉛、水銀、クロム、ヒ素、セレンおよびその化合物を処方構成成分として添加していないこと。
  5. 製品は、施工、使用、維持・管理、解体、廃棄、リサイクルに関するマニュアルを有し、施工者および建築物の所有者が閲覧できること。なお、使用、維持・管理の項目には、貯蔵する水質を保持するための対策(フィルターの交換、定期的な清掃など)とあわせ、水質に関して構造上留意すべき点(用途の制限、使用頻度による水質汚染の注意など)を記載すること。
  6. 使用後さらに主材料をリサイクルできること。複合材料によるものは、異種材料間の分離が容易な配慮がなされていること。
  7. 申込商品の製造にあたって、最終製造工程を行う工場が立地している地域の大気汚染、水質汚濁、騒音、悪臭、有害物質の排出などについて、関連する環境法規および公害防止協定など(以下、「環境法規等」という)を順守していること。また、申込日より過去5年間の環境法規等の順守状況(違反の有無)を報告すること。なお、違反があった場合には、すでに適正な改善をはかり再発防止策を講じ、以降は関連する環境法規等を適正に順守していること。
  8. 製品は、製造者による品質管理がなされ、設置、使用にあたっての安全性(転倒などを防ぐ措置など)を確保していること。

この認定基準の有効期限は、2017年12月31日であり、必要に応じて改定されます。

2011年2月27日現在
認定番 商品ブランド名 申込会社名 主  な  仕  様
07137002 雨ボトル(雨水貯留タンク) カネソウ㈱ 主材質はステンレス、容量は200ℓ及び500ℓ
08137010 雨水貯留システム エコレイン フクビ化学工業㈱ 主材質はポリエチレン、容量は200ℓ
08137013 雨ニティー ㈱竹村製作所 主材質はステンレス、容量は200ℓ及び500ℓ
09137004 雨水利用装置「カワ太郎 ㈱川本製作所 主材質はポリエチレン、容量は300ℓ及び500ℓ
09137007 ホームダム コダマ樹脂工業㈱ 主材質はポリエチレン、容量は250ℓ
09137009 ミニダム サンエービルドシステム㈱ 主材質はポリエチレン、容量は200ℓ
10137003 アクアタワー ㈱八木熊 主材質はポリエチレン、容量は150ℓ又は200ℓ

エコマークの認定を受けた雨水タンクは、上記基準をクリアした商品なので、割高感があっても一応納得できるでしょう。
また、雨水タンク設置への補助制度を有する地方公共団体や公有施設への雨水タンク設置事業を展開する地方公共団体では、エコマーク認定商品を指定するところも一部あるので注意が必要です。