HYPERCARD PARK

HyperCardのユーザグループからアップルコンピュータ(株)へのお願い

2000/01/11に186名の署名とともにE-mailと郵送で提出しましたが、全く返事がありません。
  〒163-1480
  東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
  東京オペラシティタワー 内
  アップルコンピュータ株式会社
  原田永幸社長様

  cc: User Group Connection    ugc@apple.co.jp


2000年のアップルへの要望

 私どもは、1998年5月以来 HyperCardのサイト<HYPERCARD PARK>
http://www.na.rim.or.jp/~hypercd/ を運営しております。
日本全国のHyperCardユーザの参加を得て、作成したスタックのライブラリ、
情報交換のフォーラムやHyperCardの解説コーナーなどを持ち活発に活動して
います。1998年5月の発足以来ユーザは増えており1日50件のアクセス数
があります。スタックのあるサイトのリンクも100に迫っています。また米国の
サイト分析によればHyperCard関連で第二位を獲得しています。
http://www.links2go.com/topic/Hypercard

 しかし残念ながらAppleのHyperCardへの取り組みははかばかしくなく他のソフト
の進歩に比べて取り残されております。現在多くの開発ツールがMacintoshにも出て
きておりますが、HyperCardほど一般のユーザにコンピュータで創造する喜びを与え
ることができるツールはありません。絵を書くだけから入って、カード、ボタンでの
スクリプトを覚え、さらにXCMDなどを用いて高度なソフトも作れる柔軟性があります。
唯一の欠点が実行速度だったと思いますが、PowerPCの上にG3、G4とCPUが高速
になった結果、実用ソフトとして問題のない速度になってきています。AppleScriptと
ともにMacintoshを他のPCと大きく差別化できるところでもあり、むしろ前面に出して
PRしていくべきだと考えます。

 HyperCardを是非残し育てて欲しいという意見は私どもでは極めて強いものであり
ますが、改めて収集しとりまとめたところ下記のようになりました。基本的な考え方は、
HyperCardのさらなる開発進歩もできれば期待したいところですが現在の機能でも十分
なところがあり、むしろそれが活用されていないことの方が問題と感じております。
そこで、Macを買った人すべてが平等にその恩恵に浴することができる環境を作って
いただきたいということです。是非ご検討いただき、Appleの誇るべき財産として
HyperCardの一層の普及促進に力をいれていただきたいと思います。



【是非やっていただきたいこと】
●HyperCardプレイヤーをMacにプリインストールして出荷してほしい。
(現在の状態では特別付録でCD-ROMに入っていますが大部分のユーザは気が
 ついていません。本当にもったいないことです。)
●HyperCard2.4.1フルバージョンを標準搭載してほしい
(MacにはHyperCardという誰でも使える開発環境が標準でついていることで、
 まさに"Think Different"を具現するものとしてPRできると思います)
●MacOSの進歩に対応をして欲しい
 日本語版も英語版に遅れずにアップしていって欲しい
 (アピアランス、HFS+、drag and dropなど)


【将来への要望:(上記のことが最優先ですができる範囲で)】
○デフォルトでのメモリー割り当てをより大きくしておいて欲しい
(AddColorを想定して6MB程度)
○version 1.0の頃のようにHome Stackに応用スタックやツール(ボタンなど)
がリンクしていてHyperCardがなにものであるのかが自然にわかるようにして
いたのがよかったと思います。再検討してください。
○スタックをHyperCardの書類の扱いとする。(普通のアプリと書類の関係です)
 Home StackはHelpから出すようにしたらどうでしょうか。
 HomeはHELPとして扱いAudioHelpもHELPへ統合したらどうでしょうか。
○Windows版やLinux版のプレイヤー(QuickTimeのように)
 またはブラウザで見られるPlug-inの開発
 (Macのすばらしさを他のPCユーザに宣伝できます)
○ScriptEditorの文字数制限(32KB)解除
 Fieldの文字数制限(32KB)解除
○MacOSの一部としてスタック再生が自由にできるように
 または、SimpleTextでStackも再生できるように
○文字、ペイントツールのカラー化(AddColorの改良)


以上です。いろいろ難しい点もあると思いますが可能な限り早急に
ご検討の上、実施の可否について御返事いただきたいと思います。
私どもはこれらもMacとアップルを心から支援していきます。

2000年1月10日
"HYPERCARD PARK"
http://www.na.rim.or.jp/~hypercd/

署名:(ここでは氏名の掲載は止めています)が
1999/12/28-2000/01/10で186名という大勢の参加をいただきました。
ご協力に感謝いたします。

その後アップルおよびAppleが再びHyperCardに注力する動きは見られず、
HyperCard PlayerがCD-ROMに含まれない事態になってしまいました。
さらに今後のMacintoshにはOS9を入れずOS X のみになるということが
発表されましたのでこれからのユーザはHyperCardを動かす環境もなくなって
しまいます。こんなすばらしいツールを持ちながら使わないAppleは、
まことに残念なことです。(2003.3.17)

Michan
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