因果航海日誌
根本敬さんの、とりこじかけの明け暮れをご紹介します。

京都トランスポットギャラリーでのサイン会(2003.11.22)

 この写真(左上にチョコンとあるのは携帯)は、11月22日京都トランスポットギャラリーでのサイン会の時に描いた、ごく標準的なサインです。アクリル絵の具使用の上、前回タコシェの時より色紙も多く、サイズもB4ないしカバーの裏側全面使い、サイズもかなり大きくなり、当然時間もかかりました。
 ここ迄やったら、次はここ迄という、これは自分の抱える「病」のひとつですが、今回我ながらエスカレートしすぎて、かえって皆さんに迷惑をかけました。とはいえ、今の状態でまたしてもサイン会となると、更にエスカレートして、ひどいコトに成る、というか、そう成らねば、やるからには気が済まないという因果な性分故に、やったらやったで自分に対しても、お客さんにも、会場のスタッフにもさすがに迷惑な展開になるのは、繰り返しになりますが、今の自分の状態(タコシェで『学ぶ』の時、アクリル画プラス写真コラージュ、そして前述の様に京都ではより大きく、色も多くでかく、時間のかかるもの、こうなるとサインペンで名前をただ書いて、キャラの一点もチョイチョイと描くサイン会では、自分に対して許さぬものがあり、一作一作と長時間をかけて、大きさも色数も貼り込む写真も、よりシツコクなり、そこ迄やらねば気がすまぬ)では、もう少し間を置かないと、加減の良いサイン会は無理なので、今度の『夜間中学』発刊に際し、書店様よりせっかく是非サイン会を、とお声を掛けて頂きながらお断りしてしまった、そのイワユル所存というヤツであります。
 それにしても過剰である事の裏側には、「自分ごときが」という気後れや、いつまでたっても自分に自信が持てぬという事の裏返しもありますが、また、そうやって自分を追い込む事によって苦しみながら悦楽を感じるという、どれをとっても大変嫌な自分自身の性(さが)、性分、性質といったものにブチ当たるのであります。
 

 サイン本
サイン本