因果航海日誌
根本敬さんの、とりこじかけの明け暮れをご紹介します。

6.根本敬「映像夜間中学」西日本補講ツアー〜其の四、名古屋編(2003.8.11-12)

 会場のカノーヴァンへ向かう途中、大幅に遅刻しているにも関わらず、ゴミ捨て場にカセット・テープが大量に捨てられているのでザッと目を通す。捨てた当人編集と思われる邦楽・洋楽のひと昔ふた昔前のベタなヒット曲集(サザン、チューブ、渡辺美里、ワム等々)、そんなものばかりで拾う価値ゼロ。
 が、一本「花束贈呈BGM・サザンオールスターズ"Tsunami"」と記されたテープが目に入り、もの凄く嫌な気分(俗悪の極地〜放出された大量の精液〜ハネムーン・ベイビー等々様々な妄想が一瞬にして、脳裏を駆け巡る)にしてくれたので、その一本だけ持っていく。
 会場で自分と同世代の男性数名から「もうずっと昔からファンで、この日を何年も待ってました」といった様な事を言われ、サインや記念写真を求められたが、親子程齢の離れた娘さんにそういわれ、サインしたり、写真を一緒に撮るよりもテレてしまうのであった。
 そして又もLuckyこと浜田氏が大阪より訪ねて来てくれた。やはり浜田さんが来る所、人が集まり、席が全て埋まるのであった。
 名古屋は6月に「松原武司のアフターファイブ(店名)」という所でもやっているので、他の所とやや内容をかえたのだが、二日目の繋ぎがどうもチグハグなものになってしまった。
 それはさておき、中古ビデオ店を見ていたら、「クルージング」という刑事さん役のアル・パチーノが殺人事件解決のため、ハード・ゲイの世界に潜入する映画が4百円で売っていた。たかが4百円だがそれを手にし、レジへ向かうか、棚に戻すかほんの数秒迷った時、結局レジの方に向かう決め手に、たまたま俺の近くにいたゲイのカップル、彼らへの受け狙い、もしくは親父が同僚のOLの尻を通りがかりに一瞬撫でる様な気持ちが、その数秒に動いた気がするといえばするが、自分でもよくわからない。
 が、「クルージング」を手にレジへ向かう俺を見て、その二人が「ワッ」と反応してくれ、何故か嬉しかったので、もう一人の俺(無意識)にやはりそんな魂胆があったのだと思われる。(続く)

注)大阪編は後日掲載予定です。尚、文中に出てくる「松原武司のアフターファイブ」についてご興味のある方は、当サイトのリンクをご覧下さい。HPをご紹介させていただいております。

 名古屋会場での講演風景
講演風景

 親子程齢の離れた娘さんたちに囲まれる根本さん
娘さん