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司会・黒田研二さん(大阪府立大学社会福祉学部) 
 川口さんはALSのお母様を持ち、介護者としてもう10年近くにわたって介護をされておられます。
最初の2年間は24時間体制で家族のみで介護をされて、いろいろ大変な思いもされました。
だけどいまは介護保険と身体障害者の支援費制度をうまく組み合わせて、
24時間体制の社会的な介護のシステムを自分でつくっておられる。それだけではなくて、
介護サービスを提供する有限会社も立ち上げておられるというわけです。

川口さんのホームページの紹介(会報46号)を読ませていただいて、
介護者でなければ書けないきめこまやかなことだけではなくて、
チェロの演奏をされているとか、ダンスをされたり、二人のお子様のお母さんでもある。
しかもこの4月から自分の体験を研究としてまとめていこうと大学院生になられた。
非常にしなやかに生きておられるということが理解できました。ということで、
川口さんにお話をしていたたきます。よろしくお願いいたします。




川口有美子さん
 今日お話しすることは、皆様に全然役に立たない実践報告です。私の母の介護が始まって今に至るまでの母のライフヒストリーから、それに続く私の「脱家族介護」のストーリー、そして今日もお見えの橋本みさお会長とさくら会で楽しく行っています「進化する介護」というヘルパーの研修事業の話、最後に我が家の介護体制の変遷のお話を少しさせていただきたいと思います。


 これが私の母、島田祐子です。 母はとても活発で明るい人でした。 学生時代はテニスに夢中になっていました。                     国体の出場権をとった直後に盲腸になりまして断念するという憂き目にあってます。
 思いおこせば、母がALSで倒れて、呼吸困難になって病院に担ぎ込まれたときも、ちょうど翌日が初めて自分の油絵の古典を近くの公民館で行う日の前日でして、つくづくついてない母なんです。
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