| 筋萎縮性側索硬化症の病因解明に突破口 3of4 | |
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図1:興奮性シナプスと神経細胞死。 A: 通常のグルタミン酸作動性シナプス。グルタミン酸(Glu)俄然シナプスから放出され、後シナプス側の受容体(iGluR, mGluR)を興奮させる。余剰のグルタミン酸はトランスポーター(GluT)により細胞内に取り込まれる(太い矢印)。IGluRからはCa2+が細胞内に流入する。 B:神経細胞死に先立つ後シナプス側細胞内Ca2+濃度の上昇を示す。AMPA受容体(青)からのCa2+流入増加を示す。シナプス間隙のグルタミン酸濃度上昇によってもAMPA受容体の性質の変化によってもCa2+流入は増加する。 A B ![]() |
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図2 AMPA受容体とGluR2サブユニット AMPA受容体のCa2+透過性とGluR2サブユニット。AMPA受容体はサブユニットGluR1?GluR4による4量体。編集型GluR2(赤)がサブユニットに入っているとCa2+非透過性だが(左)、入っていないAMPA受容体は透過性である(右)。未編集型GluR2(桃色)が入っていてもやはりCa2+透過性になる(中)。未編集GluR2を含むAMPA受容体は細胞死に関与するが、GluR2を含まないAMPA受容体の関与は低い。 |
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| 図3:方法 A:レーザーマイクロディセクターでの単一運動ニューロンの切り出し。 切り出し前(左)、輪郭に沿った切除(中)、組織を採取した後(右)。 ![]() B:RT-PCR産物の核酸配列と,制限酵素Bbv-1で認識される部位。未編集型GluR2は2カ所、編集型GluR2は1カ所で切断される。Aで採取した単一ニューロン組織のRT-PCR産物をBbv-1で切断することにより、未編集型GluR2 mRNAと編集型GluR2 mRNAの割合が定量できる。 ![]() C:実際にPCR産物をBbv-1で消化し、電気泳動で定量した結果。全てが編集GluR2 mRNA由来の場合断片は2本(66bp, 116bp)(左)、全てが未編集GluR2 mRNA由来の場合、断片は3本(35bp, 66bp, 81bp)(右)、両者が混在している場合、ピークを定量することにより、編集GluR2 mRNA由来の割合(編集率)を算定することができる。
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| 図4:単一ニューロンでのGluR2 mRNA Q/R 部位の編集率(本論文のFig.1) 筋萎縮性側索硬化症の運動ニューロンでのみRNA編集が落ちている。 A1~A5:筋萎縮性側索硬化症、C1~C5:正常対照、 D1,D2:歯状核赤核ルイ体萎縮症(脊髄小脳変性症) ![]() |
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