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◎ アンケート回答 ご紹介 2

「ご意見を自由にお書きください」に答えて

2、吸引問題について
50代在宅人工呼吸の夫を介護する妻
 信頼できるヘルパーに研修を受けてもらった上で
 
ヘルパーの意識や質に非常にバラツキがあるので、今の段階で、ヘルパーの業務と認めてしまうのは危険だし、利用する側としてはとてもこわい。患者側としては信頼できるヘルパーに研修を受けてもらった上でお願いしたい。
70代在宅人工呼吸の夫を介護する妻
 吸引してもらいたい 全然進展しない
 
訪問ヘルパーさんにも吸引してもらいたいが、指導とか事業所の問題もあって今のところ利用できる状態ではありません。医学的指導が済んだらヘルパーさんには吸引が可能と思いますので、利用手続きが簡便化してほしい。ヘルパーの吸引では、当市は全然意味ないです。主介護者に介護疲れ(ストレス)が相当ありますが、外出したりすることが自由になりません。サービスは助かっていますが補助的なものです。配偶者の兄弟が亡くなったが法事に参加できないこともあった。本人が泣いてしまってショートスティできなかった。
78歳の母親の介護の娘さん
 教育を受けた人たちが十分な待遇を受けられる様な資格制度
 ヘルパーによる吸引と食注(経管栄養の注入)に関しては、かねてより検討されている事柄ですが、ALSをはじめ、種々の病気や障害で人工呼吸器や胃ろう、食道ろう、その他いろいろな医療機器やチューブ等をつけて生命を維持している者にとって、単に吸引なり注入なりが出来ればよいというだけの問題ではないと感じています。つまるところ生命維持するための装置や道具等の管理と、受ける当人の状態把握が出来るか否かだと思うのです。

 私も母の介護の必要が出た折り、ヘルパー講習を受けに参りましたが、年齢制限もなく、誰でも取れる資格ということで、受講者の中に医学的知識のある人は皆無でした。講習内容も、介助さえすれば自力で生命を保てる人の為の生活上の手助けにとどまっておりました。確かに吸引にしろ食注にしろ、技術的にはさほど難しくはなく少しの研修でも習得できることかとは思いますが、不測の事態はいつでも起き得るし、それは多分そのまま患者の生命に関わることになる場合が多いと思われます。現に我が家でも蛇管にたまった水分が逆流したり、チューブがはずれたり、胃ろうのチューブが抜け落ちたりと、いろいろなトラブルがありました。そういった場面に出くわした時にどの様に対応するのか判断の要るところかと思います。

またアンビューや足踏み式の吸引器なども使えなくてはならないでしょうし、医師への報告の為には、モニターの観察や時として血圧も測定できなくてはいけないでしょう。消毒法や清潔、不潔の観念、知識も必要でしょう。ALS等の場合、体を動かせず、自分では緊急の事態に対応できぬことがほとんどかと思いますから、介護にたずさわる者には基礎的な知識の習得の有無は不可欠だと痛感しています。

私自身介護する立場でそういったものを全部習って退院にこぎつけるまで、毎日病院に泊まり込んで3ヶ月要しました。それを思う時、現行のヘルパー業務として組み込んでしまうのはどうかと考えます。しかし重度の疾患や障害があっても在宅で過ごそうと思えば多くの人手が必要です。そのためにも知識と技量を持った人材の養成が望まれます。基礎的な医療知識と病態理解のための教育基準を統一することと、そうして教育を受けた人たちが十分な待遇を受けられる様な資格制度を作ることが必要ではないでしょうか。意欲も能力もある人たちがそれに見合うだけの条件で働けるようにしていかなければ、良い人材は育たないように思います。単純な家事援助や身体介護をするのみのヘルパーとは一線を画するべきだと考えます。

介護保険制度ができ支援費制度や医療保険の制度も見直されて、ひと昔前に比べると随分と幅広く恩恵を受けられるようになりました。人の意識も変わり在宅での介護が大変オープンになりました。けれども医療の進歩や小型の医療機器の進歩に伴って在宅で療養できる人の数もどんどん増えていくことでしょう。福祉の制度もさらにより良く改められるように期待します。

吸引問題

・依頼したが事業所に断られた。

・ 業務として認められなかったので1つの事業所には断られた。(コ○○○はしない)。もう1つの事業所は、そのことでもめたがヘルパー自身がやってみようというので研修中。国や県から吸引が認められたからと私たちは喜んでいたが、吸引してもらうために困難なことが多いので困る。

・もしものことがあった時、ヘルパーが立ち直れない打撃を受けるのでうちの事業所は吸引しない。介護者が外出する時は、すべてナースでつないでいます。訪問看護の研究事業は年間260回を超えると自己負担が大きいので、私はなるべく患者のそばを離れないようにしています。(日・祝と土曜日の午後は1時間3000円の自己負担をしなければなりません)
・ヘルパーさんに吸引してもらえないと、せっかく来てもらっても、常に家族が立ち合わないといけないので、仮眠や外出ができない、早くできるようにしてほしい。

・同じ人が、訪問相談員で来てくれたら吸引してくれるのに、ヘルパーで来てもらうと吸引してもらえない。

・大手の業者は以前と変わらない状況で、NPO(自立生活)関係の事業所を探した。

・家族の仕事を少しでも減らしてもらうため、またヘルパーさんが来てくれている時に買い物に出たりするので、その時にこそやってもらえたらありがたいので、ぜひ業務として認めてもらいたい。

・救急救命士さんのように、ヘルパーさんたちの資格制度を考えることも一つと思います。

・2年前に食道と気管の分離手術をしました。その結果、痰が少なくなり吸引回数が劇的に減少し、夜間は午前3時頃1回だけです。本当に助かっています。

*(アンケート調査では、近畿圏で手術できる病院は2か所しかなかった。)
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