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◎ アンケート回答 ご紹介 5

「ご意見を自由にお書きください」に答えて

5、現在入院中
    60代の義母、国立病院機構(国立療養所)に長期入院中(嫁)
 4か月の在宅、交替で介護、みんなが寝不足に
 告知の後、病院での受け入れがなく4か月という短い期間でしたが在宅介護を行いました。主人の妹夫婦と私たちで交替をしても、介護で1日ついて、翌日、家族のこと、家事のことをし、様々な手続きに追われ、精神的にも肉体的にも疲労していました。もちろん、訪問看護師、ヘルパー等できる限りのサービスを受けていましたが……。

義母は他人が入る事にはあまり気が進んでなかったためか、最初は気にいらないらしく受け入れが難しかったようです。でも深夜の何回かのコールにみんなが寝不足になり、後々、ヘルパーやケアマネジャー、看護師さんと話すうちに表情が明るくなってきたように思いました。患者さん自身の社会的なコミュニケーションの一端になると思うので、いろんな人と接している方がいいと思っています。

 母は体格のいい方だったので、身体の移動についてはとても大変だったため、病院にいる間にリハビリの先生が来られる時間について練習しました。それでも家に帰ってから状態が進み、ベッドから車椅子に移す際は2人がかり……。肉体的には家族のみでは共倒れになる可能性は高いと思います。他の人に入ってもらうと、それぞれの接し方の違いから母も家族も神経質になりがちでしたが、できるだけいろいろな人からの助言は介護していく間支えになりましたので、自宅にいてもオープンな時間も必要と思います。
○    在宅から病院へ―― 妻が就労の場合
*平成12年7月、50代の夫は手から発症した。平成14年9月末、K病院へ入院、11月胃ろう造設。鼻マスク式人工呼吸器の練習をし、12月末退院。自宅で介護を始めた。午前7時半〜午後6時半まで、ヘルパーさんと、1日3回の訪問看護に看てもらっていた。

*平成15年1月末、呼吸不全のためS病院へ緊急入院。1週間後、気管切開し、人工呼吸器装着。3か月後退院。自宅で介護を再開。午前7時半〜午後6時半までの間はヘルパーさん、訪問看護師さんに支えられ何とかやってきた。

人間の心と体には限界があります
 午前8時半〜午後5時までは就労し、夜間の吸引、体位交換、オムツの取り替えを1人でやらなければならず、仕事の疲れもありましたが何とか頑張っていました。

しかし、人間の心と体には限界があります。私も何回か、人工呼吸器を外そうか……と考えた時期があります。そんな私の状態を見ていたヘルパーさんから、一時入院の提案があり、平成15年8月、T病院へ入院の受け入れをしてもらいました。

3か月後に自宅に帰っても同じ事の繰り返しになると判断された病院の担当者より、別のA病院を紹介され、11月に転院し現在に至っています。

A病院に専門の医師はおられませんが、仕事がきちんとでき、他の人に迷惑をかけないですむ精神的負担がなくなったこと、夜間の介護から開放されてホッとしていますが、毎日、仕事が終われば病院へ行っています。(2時間ほど)。眼球が少し動くだけの状態であり、コミュニケーションは全く取れません。何かを訴える時はその方向へ眼球を動かすか泣き顔になります。2時間ずっと泣き顔の時もあります。

人工呼吸器を装着する延命行為が果たして良かったかどうか、苦しい思いを継続させているだけじゃないか?

本人の意志が全く判別できない分だけ悩んでいます。神様が与えられた試練がいつまで続くのか、根比べ!!

プラス志向で前向きに頑張って行こうと思っています。受け入れてくれる病院があるだけで恵まれています。

○ 入院中 これ以上できないほど介護している自分がとてもみじめ(妻)
 肉体的にも精神的にも疲れている。長期の病気だから、本人も自覚して、介護者にも心配りが欲しい、我が家は特に我がままに思う。ただ今、介護者(妻)の精神状態がおかしいので、病院に入院してもらっています。ありとあらゆる手を尽くし、これ以上できない程介護している自分がとてもみじめで体中痛く(体交の数が多く、移乗(ポータブル)の数も多い)、精神的にも極限です。まともな状態でないのでしっかり書けなくてすみません。

○    身障療護施設にショートスティできたのに(妻)
 昨年、隣市の身障者療護施設がALS患者を受け入れるというので申込み、施設の看護師さんがやる気いっぱいで主人(40代、人工呼吸器装着)のような重度の患者を受け入れてくれた。昼間、夜間、それぞれ専任看護師をつけてくださるというので大喜びで安心して任せられた。細かいケアにも一生懸命対応してくださり本当にありがたいことだった。ショートスティの練習のために3度、1泊2日の練習をし、私も付き添い、看護師さんにケアの方法を教えた。患者本人は当時は少しは発声ができ、また神経質でもあるので看護師さんに文句を言うこともよくあったらしい。(看護師さんはケアは下手でしたがやる気がありました)。お陰で3月に3泊4日のショートスティをし、私と子ども2人は東京ディズニーランドへ遊びに行くことができた。これからも定期的にショートスティをしたいと思っていた。

5月のショートスティの時にケア会議を施設が開くというので、患者本人、私、ケアマネジャー、町の福祉課3名、副施設長、課長、看護主任、担当看護師4人が一堂に会した。そこで何が起きたかというと、信じられないケア会議だった。

開口一番、課長は、ケアが多すぎる、本人の文句がひどすぎる、厳しすぎる、夜間に看護師をつけたから、休憩も食事もトイレも行けない。ALS患者は料金設定が低すぎる、財政難だから送迎をつけるのも大変等々……。本音の部分だと思いますが、本人を前にして言うことはどうかと思うことばかり。看護師が元気をなくして困るとも。

患者本人の悪口文句を言った看護師さんを前にして本人に言うという、信じられない光景。これからこの看護師さんたち、どうやってケアをするのかと、気持ちが全くわからなかった。

昼、夜に看護師をつけたのは施設の方で、私たちがどうぞお願いしますと言ったわけでもなく、施設の管理体制の不備のために看護師が休めないのを私たちのせいにしてもらっても私たちも困る。要するに、お前たちはケアが大変だから来るな、と言うための会議だった。町の福祉課もケアマネジャーももちろん私たちをフォローしてくれたが、あまりにも私たちはショックを受け、それ以降、ショートスティにはもちろん行けない。施設は後日、形だけあやまりに来たが、本心はわからない。こんなケア会議が普通に行われているようでは、ALS患者は浮かばれないだろう。施設の人権感覚を疑ってしまった。

ショートスティの話をするだけでも、私も夫も息苦しくなり、ものすごいトラウマになっている。悪いのはもとは私たちということは分かっているのですが、あんまりでした。施設との話し合いが足りなかったのが原因だと思いました。

 介護者は私ひとりなので、時々しんどくてたまらなくなる。訪看さんが頑張ってくれているし、本人もあまりケアがなくてもよい方なので(きちんとやっていれば大丈夫。いい加減だと手が離れなくて困る。夜もケアをしっかりしておけばほとんど起きないので助かる)、何とか頑張れています。うちはまだ子どもがいるので気が紛れるし、話もでき、にぎやかで楽しいので、本人も、私も、息苦しくなくて済むが、夫婦2人だけという毎日は息がつまる。「自分は夫に殺されてしまう」など、介護者の方が病気になってしまうということをよく聞きます。○○県で吸引をしている事業所があるかどうか分からないが、私はもっとヘルパーに入って来て欲しいと思っている。誰かが積極的かつ強引に進めて行かなければ、介護は変わらない。私もついついがんばりすぎて、気がつけばもうお手上げ状態になるかもしれない。だからがんばらないようにしている(自分を追い詰めないように)。
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