| 君の慈愛につつまれ生きる 大阪・河内長野市 森本 和代(在宅人工呼吸療養中) |
| 悲願花 幾とせ出会い 咲きみだる 紅く燃えては 恨み消え去る 時を経て わが思い出は 多けれど 春夏秋冬 春のみ遠く 物言えぬ 心の重み消し去るは 聞く耳持ちし カモミールかな 病む人を 導く星に君はなり 身を削るは 我ためならず 弟妹(きょうだい)の契あらなむ身なれども 君の慈愛につつまれ生きる (すべての私に関わってくれる人に) 嵐吹く 我が家でじっと身を潜め 涙ためにらむ姿忘れぬ 死を見つめ 句を詠むほど強くなく 血を吐き歌う子規は遠くに 夕暮れは 橙と紺に分けられて 家路を急ぐ足をも止める |
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