Picture 728_728 心象スケッチ 53
 
 
トラブルなくと願いますが 思いとうらはらに……
 
           奈良市 杉本孝子
 
     まるで私は無銭飲食者?
現在、私は難病医療枠で受診しています。平成 27 年?からの指定難病医療費助成制度にて、他に訪問看護や往診も利用しています。制度が変わってから、毎月一定額の自己負担が発生します。利用されている方は多いと思いますが、自己負担の支払い方法は指定難病特定医療受給者証の確認と自己負担上限額管理手帳の上限額を順次支払っていくことになっています。
日々の生活の中、トラブルなどなくと願いますが、思いと裏腹に世の中は逆方向にいってしまいます。
いつも定期的に通院している受診先でのことです。今回の受診の際は、先に訪問看護や往診を利用していましたので、訪問看護の事業所に上限管理手帳を預けており、その旨、受診先に電話連絡をして、次に確認してもらうことで了解を得ておりました。が、受診後、受付で予期せぬ事態となり、足止めされて、押し問答です。
医事課の方が受付から出てきて、私の車椅子のアームを両手で押さえ、上から「電話に出たのは誰か?」と強い口調で私に問い、はっきりしないと帰さないといった雰囲気です。
かつて経験などないのですが、まるで私は無銭飲食者のようでした。付き添いの同行者も介護タクシーも待ってもらっていましたので、いったん帰宅してまた改めて持参するようにしますと(代弁にて)言っても、その受付の方にはわかってもらえなくて、その方は管理手帳のことしか頭にないようでした。
それが仕事なのかもしれませんが、まさか医療費を無視するとでも思ったのでしょうか。こんなことになるなんて……。こちらがそのときに持参できなかったことの反省もありますが、特別なことなどでなく、普通に他に対応の仕方もあるのではないかと思ったことです。
 
  頭のよいお偉いさん 簡素化も考えてくだされば
また、事務はきっちりされるのは大事なことと思います。だとすれば事前に電話で確認した折に、コピーでよいとか、ファクスとか何とか言ってもらえれば、こちらも方法を考えて受診したと思います。今回は、上限管理手帳を預かってもらっていました事業所からコピーを受診先に Fax してもらって、ことは収まり助かりました。(このようなトラブル、私くらいでしょうか?)
以前から、この上限管理手帳なるものはとてもややこしいと思っています。今年で経過措置はなくなり、自己負担は倍になります。頭のよいお偉いさんが考えられたのでしょうから、簡素化も考えられたいと思う昨今です。
 
季節は行きつ戻りつですが、少しずつ秋へと衣替えしているようです。さわやかな秋でありますように……。秋の星が見えなくなった夜空を眺めつつ、次はきっといいことありますように……。