トップ目次地域交流会>但馬交流会>病人である前にひとりの人間です
<ミニ公演>
病人である前にひとりの人間です
西村 隆さん(兵庫県芦屋市)
きょう、新しい体験をしました

 こんにちは。どこか外へ遊びにいったほうがおもしろいというぐらい良いお天気に恵まれました。

 僕は今日、新しい経験をしました。僕はいつもトイレは一人で入ります。でも、今日はとても大事にしていただいて、初めて若い美人の看護学生さんと一緒にトイレに入りました。これだけでも交流会に来たかいがありました。(笑い)

 いつもは家で、一人でパソコンを使って文章を書いています。僕には子どもが3人います。僕は家の掃除をしたり、いろんなことをしています。病人ではない。「西村隆」という名前の一人の人間である。病人とか、障害者というのはあまり意識しない。自分自身でも、病人とか障害者という意識はできるだけ持たないようにしています。そこがとても大切なことだと思います。

 ときどき、難病者の集まりに行くと、病人のほうが多い。でもそういうところに行っても、あんまりおもしろくない。でもALSの交流会はとても明るい。みんなニコニコする。これはとても大事なことです。前向きに明るく、難病の患者である前に、一人の人間であることを意識できるかどうかが、とても大事なことです。


できることはたくさんあると患者さんが教えてくれた

 周りの人が「かわいそうな人」と意識してしまうと、本人も「自分はかわいそうな人間だなぁ」と落ち込んでしまう。周りがそういうふうに扱うと、本人はどんどん暗くなって、病気に巻き込まれてしまう。周りの人が、病人として扱うのではなく、もっともっといろんな役割を、どんどんどんどん押しつけていく、これがとても大事だと思います。

 病人になるのは、本人と周りが、「病人だ、病人だ」というから、自分は病人だと思ってしまう。周りの人をどれだけ自分の味方につけられるか。

 僕が一番最初にかかったお医者さんは、「こういう病気になったら、何もできません」と言いました。でも、できることはたくさんある。それを教えてくれたのは患者さんです。どんどん積極的に周りからおだてて、「おまえはもっともっと、こんなこともできる」というふうに言ってください。
今日はどうもありがとうございました。
*大川 達さんからのメッセージ

<最新トピックス>
*ALSに対して何ができるかを考えること
近藤清彦先生(八鹿病院・神経内科医)

<参加者の声>
*地元の患者さんとの交流

*新しい意志伝達装置の紹介
田原邦明さん(八鹿病院の理学療法士)
ページのトップへ
但馬交流会へ
目次へ