| ALS患者さんがみずからつくった公益信託基金 | |
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公益信託「生命の彩」ALS研究助成基金 〜いのちのいろ基金のお願い〜 |
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「生命の彩」ALS研究助成基金の設立に際しましては、あたたかいお力添えをいただきましてありがとうございました。残念ながら未だALSの原因究明には至っておりませんが、いのちのいろ基金の研究助成も今年で17回を数えます。 当基金の助成を受けられた先生全員が、現在もALSの研究を続けているわけではありません。しかし、当時は若手研究者であった先生が12名も、大学の教授として後進の指導に当たっておられます。日本のALS 研究は確実に進化を遂げ、神経医学界の活性化にもつながっていると思います。 利息5パーセントとして1億円の基金を設立すれば、元本を減らすことなく毎年500万円の研究助成が続けられると考えました。しかし、バブル崩壊後の超低金利が続いたために、基金元本が大幅に目減りしています。「一日も早くALSの原因を解明したい」という想いから、毎年5件(第17回は4件)のALS研究に各100万円の助成を続けています。 「ALSの原因究明と治療方法の確立」を目的とする当基金の趣旨をご理解いただきまして、お力添えいただきますようお願い申しげます。 また、当基金へのご寄付については、個人は寄付金控除が、法人は損金算入の税制上の優遇措置が受けられます。 よろしくお願いいたします。 |
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ご寄付は下記口座へお振り込みください 口座名 いのちのいろ基金 普通預金 1136796 中央三井信託銀行(株) 本店営業部 〒105-8574 東京都港区芝3-33-1 ℡ 03-5232-8910 |
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| ALSの病因に迫る確実な歩み | |
| 公益信託「生命の彩」ALS研究助成基金 運営委員長 三井記念病院病院長 萬年 徹先生 |
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| このたび、日本ALS協会近畿ブロックの機関誌に、理研の高橋良輔先生と東大の郭伸先生の最新のお仕事を掲載したいから、お二人のお仕事の意義について何か書くようにとの御依頼を受けました。 お二人の業績の内容はそれぞれの論文を読んでいただければよいと思いますが、何しろ最先端の分子生物学的研究なので、理解なさるのは大変だと思いますので、私なりの感想を記すことといたします。 高橋先生は、中林基金の第1回受賞者であることをまず強調しておきたいと存じます。彼はそれ以来、時に触れ折に触れ、ALSの基礎研究を続けておられるのです。さらに大事なことは、基礎そのものの研究というよりは、何とかしてALSの病因に迫りたい、そしてALSの患者さんを救う手段に結び付けたいと考えておられることがすばらしいことなのです。 中林基金を受けた方の中には、何となくALSの研究から離れた方々がおられます。しかし、研究の自由という観点からすれば止むを得ないことです。その中にあって高橋先生のALSと向き合うという一貫した姿勢に、私は心からの賛辞を捧げたいと思います。 郭先生のお仕事は、高橋先生のアプローチとは別な方法でALSの病因を明らかにしようとするものですが、最も特色があるのは、ヒトの剖検材料を使って得た結果であることです。ALSが難病とされているのは、実験動物がなかなか出来ないということが一因になっているのですが、今回の彼の論文は、ヒトの脊髄の運動神経細胞がどのようにして変性するのかを明らかにした点が今までにないことなのです。 このお二人の研究は残念ながらすぐ治療に結び付くとは申せません。けれども、ALSの病因に迫る確実な一歩であることは間違いありません。 一日でも早く、一時間でも早く治療法をと望まれる患者さんの方々には「まだるっこい」とお考えになるのは当然とは存じますが、中林基金によって立派な仕事が着実な歩みを進めていることを、お心に留めていただきたいというのが小生のお願いであります。 2004年7月30日 | |
| 公益信託「生命の彩」ALS研究助成基金の助成状況 | |
| 1992年度(平成4年)から2004年度(平成16年)まで、通算13回、35研究機関延べ65名の研究者に総額6500万円の研究助成をしています。 | |
| 【助成した研究機開】 | |
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東北大学(2) 釧路労災病院 和歌山医科大学(2) 山形大学(2) 大阪大学(5) 国立精神神経研究センター(2) 熊本大学(3) 東京医科歯科大学(3) 東京大学(4) 大阪医科大学(2) 独協大学 東京都立神経病院 岡山大学(2) 三重大学(3) 理化学研究所(7) 鹿児島大学 慶応義塾大学(3) 防衛医科大学 ☆( )の数字は別の研究テーマで、違う先生が助成されたものです。 |
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| 助 成 に よ る 研 究 分 野 | |
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☆ 1回の助成で複数分野の研究も含む 疫 学 3件 臨床学 6件病理学 16件 生理学 6件 生化学 14件 分子生物学 39件 その他 2件 |
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| 助 成 者 の 年 齢 | |
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☆ 第8回より40歳までとする。 30歳未満 4名 31歳→35歳 23名36歳→40歳 43名 41歳以上 14名 |
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