トップ目次   高田俊昭(たかだ・としあき)さん
高田俊昭(たかだ・としあき)さん 京都市
 1951年(昭和26年)生まれ。
 子どものころから絵が好きだっ
たが、その道に進む勇気と情熱がなくて、公務員に。

 37歳のとき発病。6年後、人工呼吸器をつける。死に直面したとき、絵に対する情熱が頭をもたげた。

 「描きたい、むしょうに描きたい。だが結果的に私に残された絵画の時間は約一年だった。特に後半は急速に腕の力が衰え、筆もわずか数秒でポロリと落ちてしまうほどであった。それは私の人生にとって最後に残った、線香花火のように、小さいが激しく燃えて、ヤナギの葉をいっぱいに伸ばし、しぼんでいった、私の臆病だった小さな情熱――」

 生まれ育った京都・醍醐の風景、鴨川の四季などを描いた絵とエッセイをまとめた画文集『無限充足』を99年に出版。

* インターネット版「呼吸器をつけたALS患者の三人展」へ
   http://www2u.biglobe.ne.jp/~tahara/


目次へ