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*お互い、よい関係をつくる努力
 ここまでは療養所に入って良かった点ですが、当然すべてにおいて良いこと尽くめでないのが現実です。病院のシステム上、看護婦の入れ替わりはつきものであり、常にうまく体位の調整をしてくれる看護婦ばかりが勤務しているわけではありません。

 夜勤帯に慣れた看護婦を呼び出して欲しいと訴えたり、うまくできない看護婦にきつい言葉をぶつけることもあるようですが、それでも気持ちが落ち着いたときにはそのことを謝ったり、励ましたりしています。看護婦も、できるだけY氏にとって楽なケアができるように考えて話し合いをもつようにしているそうです。

 在宅とは異なり、複数のケア提供者がかかわることでの問題はありますが、お互いに良い関係を作ろうとする努力でそれをカバーされています。

 奥さんは、面会中は介護のほとんどを行いますが付きっきりではなく、友人と会ったり、趣味を楽しんだりする時間もとっており、その様子をY氏自身も喜んで聞いているようです。息抜きができる分、面会中は穏やかにY氏に対応でき、お互いにとって今の生活は満足のいくものになっています。B

 経済的なことに関しては、自宅は持ち家で家賃がかからず、治療費も現在の自己負担はおむつ代だけで、個室料金はないそうです。関西で生活していた頃に比較して、ずいぶんと楽になり、何とか蓄えと年金で生活できるので、毎日、面会に来られると奥さんは話しています。

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