| 家族数が少なく、特に夫婦2人の場合、どうしても他の人が入りにくくなってしまう場合が多いように思います。
患者さんは配偶者が最も自分の満足いくケアを提供してくれると感じ、介護者も自分がしなければ他の人にはできないと一生懸命になってしまうからです。そのため二人の間でケアの方法が確立するまでの早い時期に、ケアを担える専門家(ヘルパーや看護婦など)が加わって、お互いが楽に行えるケアを考える必要があると考えます。そうすればY氏の首の変形は免れたかもしれませんし、その後のケアも、もう少し簡単になったかもしれません。
そして、完全に任せられるだけの安心感を与える専門家が、日中でも、夜間でも、まとまった時間かかわれるシステムがあれば、患者と介護者の共倒れはかなり防げるでしょう。介護者にとって不眠はもっとも辛いことであり、それは患者本人にも強く影響します。週に1回でもぐっすりと眠れる日があれば、それ以外の日はがんばられると話す介護者も少なくありません。
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