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* 遺伝子、神経栄養因子の治療

 さて、ここから治療の話に入っていきたいと思います。いま私たちのところでは、遺伝子治療と神経栄養因子の治療を始めております。世界的にもこれは始まったばかりの研究であります。

 従来、ALSの治療は、リルゾールというグルタミン酸拮抗剤、それからカルシウム拮抗剤、あるいはクレアチンなどというお薬が使われてまいりました。なかなか目に見えて有効性が乏しいということですが、今後の治療としては遺伝子治療、あるいは遺伝子を用いた治療、蛋白的な治療、そういうものが将来的には可能になってくるのではないかと思います。

 これから先は遺伝子治療の基礎的なお話と、蛋白治療でいま私たちが患者さんに行っている治療をご紹介したいと思います。

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