最後に聖書の言葉を引いて終わりたいと思います。
聖書の有名なマタイ伝第5章の後ろにこんな文章があるのです。
「イエス舟に乗り、渡りて己が町に来たりたもう。中風にて床に臥しおる者を人々御許に連れきたれり。イエスここに中風の者に言いたもう。『起きよ。床をとりて汝の家に帰れ』。彼起きてその家に帰る。群集これを見ておそれ、かかる力を人に与えたまえる神をあがめたり」
これはイエス・キリストの前に、脳卒中で寝たきりになった患者さんが運び込まれてきまして、それをイエス・キリストが治したというお話です。ちょうど2000年前のことですね。
私たちは神さまじゃないですから、まだ脳卒中をそんなふうには治せないわけです。ALSという病気も、昔の脳卒中のように治らない病気と考えられています。しかし、私たちは神さまではありませんけれども、悪戦苦闘しながらこの病気と格闘してきまして、いまは、少しでも神さまのような治療ができるような将来的な見通しが出てきたのではないかと思っているところです。
一番初めに申しましたように、こういう難病は私たちだけでは治せません。ぜひ皆さま方のご協力を得て一緒に治せればと思っていますので、今日この会に来ていただいた方々にも、もし地元の先生方から何か要請がありましたら、積極的に応援いただいて、みんなで治していければと思っております。どうもありがとうございました。(拍手)
山陽地区神経難病ネットワーク・ホームページ
http://www.okayama-u.ac.jp/user/med/shinkeinaika/nanbyo.html
ネットワーク事務局連絡先
岡山大学医学部神経内科内
п@086-235-7365(神経難病ホットライン)
e-mail:shinnai@cc.okayama-u.ac.jp
2001年5月20日 日本ALS協会近畿ブロック総会&交流会にて
(会報38号 2001年11月8日発行)
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