++厚生労働省にもっと在宅療養の現場を見て欲しい
和中勝三さん(和歌山市、在宅人工呼吸療養者)
ヘルパーさんの吸引問題は、呼吸器装着者には大問題です。なぜかと言うと介護保険制度が始まったのに、吸引が必要な患者にはヘルパーさんに来てもらっても吸引できないのでは仕方がない。
呼吸器装着者は介護保険制度の(要介護度5)358,000円を1割負担で利用できます。ほとんどの在宅療養者は家族の介護負担を減らすためにヘルパーさんを利用したいのです。吸引ができないヘルパーさんに来てもらっても、家族がついていないといけないので、介護保険の1割負担がもったいないからヘルパーさんを利用しない方が多いと思います。
そのために家族の介護者が縛られストレスがたまり、感情がぶつかり喧嘩になる。縛られた介護者の方にストレスがたまりやすいから、疲れを取るために介護保険を使ってヘルパーさんを利用したいのです。だから、今回の署名活動が実って法的に認められ、ヘルパーさんが吸引できるようになれば、呼吸器を着ける人が多くなると思うし、難病患者以外にも吸引が必要な高齢者・障害者がたくさんいるから助かります。
介護保険を有効に使えるような社会にならないと、吸引が必要な者には、今の介護保険制度では決して有難いとは言えないのです。安心して在宅療養ができる日を一日も早く実現するまで闘います。
署名活動について、在宅の状況をよく知っている訪問看護師・ヘルパーさんは吸引行為に対して理解していただいたように思います。署名してくださったヘルパーさんは理解しているけれど、吸引するのは不安と言います。少し訓練すれば誰でも簡単にできるようになります。吸引行為は技術じゃなくて慣れです。
厚生労働省の方達にもっと在宅療養の現場をよく見て判断して欲しいです。私達に明るい未来を――。
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