++ 高い税金
中口さんによると、デンマークの国民は高い税金のことは容認していて、この税金で「顔も名前も知らないもう一人の人、それは高齢者かも、学生かも、そのような人を養っている」という考え方をしていると言っていました。
++ ベルギーのALS患者
橋本・熊谷の発表の後、人工呼吸器を着けていないベルギーの患者が「呼吸器を着けて生きることの意味を見つけることができた!」と感想を言っていただいた。その日までのいろいろな苦労を忘れさせる嬉しい感想でした。
その後の会食のときに聞いたところによると、医師から「人工呼吸器を着けて生きてどうなるの?」と言われているとのことでした。
++ 台湾の女性患者
発表の後、台湾からテレビ関係者(ディレクター、カメラマンなど)と共に参加していた30歳前後の女性が、目を真っ赤にして寿美のところに来て、「私も幼い子どもの結婚式に出るまでがんばる希望が持てた」と喜んでいただきました。たとえ1人でも、希望を与えられて良かった!
++ 米国ノリス博士未亡人
同じく発表の後、神経内科の権威であり、人工呼吸器装着に積極であったノリス博士未亡人(ノリス財団代表)から、「あなたたちは主人の思いを立証している。すばらしい!」と賞賛していただいた。参加してよかった!
++ オーフス市ALS協会代表の患者はジャズ歌手
シンポジューム初日の夜、800人近くの人が会した夕食会での後半、オーフス市MND協会代表の患者が音楽仲間の演奏をバックにジャズを歌い、各国からの参加者はおもいおもいにダンスを楽しむ。パーティーの楽しみ方は日本と違いますね。
++ 電動車椅子
大多数の患者が電動車椅子を使用していた。日本のALS患者のほとんどが手動車椅子なのとは対照的です。電動車椅子が普及している原因として、住居が電動車椅子のスピードと重量に適した広さと床強度を有していること。また、自動車1台ほどの金額で、電動車椅子の購入が公費で可能であることによると思われる。
++ ハイテクの車椅子
そして、その構造・機能は患者ごとに違います。車椅子を希望する患者はパーツセンターで、自分の希望する部品を選んで、自分に合った車椅子を作る(組み立てる)とのことです。
数人の車椅子はハイテクです。ひじ当ての前方にあるディスプレーを見ながら、頬の近くのスイッチを、頭を傾けてON/OFFして、車椅子を自由に前進後退させていました。ベルギーの患者の車椅子は、あごの近くにテニスボールほどの大きさの黄色いボールがあり、それをあごで動かして車椅子を自由に操作していました。
++ 体が二つあっても足りない
移動日を除いた正味滞在日の6日間はあっという間に終わり、帰国してから聞き漏らしたこと、見忘れたことがたくさん思いだされ、悔やんでいる。シンポジュームは、テーマによって2会場に分かれて行われ、どちらか1会場を選択せざるをえない。私たちはQOLや意思伝達などの生活面が主体のシンポジュームを選びました。
++ 行って良かった!
多くの方にお世話をかけ、妻・寿美自身も危険と苦痛を受け、私も、娘夫婦も、仕事上難しい休暇を取り、私たちの参加に疑問を持たれたり、いろいろなことがありましたが、「行って良かった」の思いで一杯です。
いろいろな面で、ご協力いただいた皆さん! ありがとう!!
(会報36号 2001年3月21日発行)
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