在宅人工呼吸療法を行なうALS患者が年々増加してきている。当院では、この10年間で呼吸不全に至ったALS患者が22名あり、全員が呼吸器装着を選択、うち18名が在宅人工呼吸療法を希望した。医師、看護婦、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、薬剤師、歯科衛生士、臨床工学技士、医療ソーシャルワーカー、訪問看護婦による「ALSケアチーム」がサポートし、退院指導と退院後の訪問を通じて療養を支援している。
保健所を中心とした地域関連機関のネットワークが次第に強化され、介護者への支援は増大してきている。間歇的なレスパイトケア(介護者の方の休息を目的とした一時的な入所・入院)をくり返すことで在宅療養が可能となっており、長期入院を必要とするALS患者は2割以下である。
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