トップ目次トピックス>吸引問題>これまでの経過>看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会(第1回)>医療なのか介護なのか
++ 医療なのか介護なのか

+ 前田座長

 (資料説明に対して)ありがとうございました。ご質問があればお願いします。

+ 伊藤委員

 この分科会のタイトルのことですが、「看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会」ということに関し、制度上の問題からいろいろかかわりを持たせていただく機会があるかと思います。ただいまのご説明によると、これはALSという疾患を特定しているという理解ですが、それでよろしいのかどうか。もう1つ、このALS等は特定疾病として介護保険の対象となっている疾患ですが、訪問看護等に関しては医療で行うということです。制度的な疑問としては医療なのか、それとも介護なのかということについて、どのようにこの会を進めていったらいいのかと感じています。いかがでしょうか。

+ 前田座長

 かなり重要というか、根本的なお話ですが、事務局のほうで何かありますか。

+ 三浦補佐

 まず、ALSに特定した話なのかどうかという点についてご説明いたします。実は私どものほうに類似した話というか、一般のヘルパーが行う行為、爪切りといった話もたくさんいただいています。それ以外の行為というのもたくさんお話をいただいています。

 ただ、私どもの解釈としては患者の状態、あるいは個々の行為が患者に与える影響というのは、1人の患者でも体調の善し悪しはあるでしょうし、人が違えばもっとシチュエーションは変わるでしょう。医行為に該当するかどうか、一概に決めるのは難しいという形でご説明をしています。

 その考え方に立つと、風呂敷を広げてしまうといろいろなシチュエーションというか、いろいろな状態を一遍に俎上に乗せた上で議論を進める必要性が出てくるのではないかと思っています。ですから、とりわけ強いご要望を賜っている、ALS患者についての議論をこの場でお願いできればと思っているところです。

 2点目、医療なのか介護なのかという点であります。これは保険制度上の話、どちらでファイナンシングをしていくかというお話かと思います。少なくとも、私どもが所管しています医事法制の観点で申し上げれば、これまで「医行為ではない」といった解釈を示したことはありません。基本的に、先ほど申し上げた「医行為について」という資料に記載していましたが、医師の知識あるいは技能をもってしなければ患者の生命・身体に危害を及ぼす恐れがあるかどうかという切り口でご検討いただければと思っています。以上です。

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