トップ目次トピックス>吸引問題>これまでの経過>看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会(第1回)>ALSだけに特定するのかどうか
++ ALSだけに特定するのかどうか

+ 前田座長
 よろしいでしょうか。ご質問の趣旨は、「ALSに特定するのは問題だ」という強いご意見ということではなくて、質問ということですか。

+ 伊藤委員
 いや、私は福永先生や川村先生とともに特定疾患のQOLの研究班に所属していますが、通常、「ALS等」という扱いをしている関係でお尋ね申し上げたという経緯もあります。

+ 福永委員
 やはり、これは非常に重要な点だと思います。議論としては、確かにALSがいちばん問題になりますし、ALSでかまわないのかもしれません。もし、その行為がいろいろな形で認められるということになったとしたら、例えば現場では最近ではパーキンソンの患者、筋ジストロフィーの患者、脊髄症の変性症の患者、いろいろな患者が気管切開をして吸引行為をやっているわけです。
 例えば、ALSだけにしかできない業務なのか、あるいは認めるとしたら、議論としてはここでALSを対象とするにしても、実際の行為としてはほかの疾患でも可能と考えていくのかどうかというのは非常に大事だと思います。

+ 前田座長
 要するに、ここでどこまで絞って議論するのがまとめやすいかという問題は別にして、そこで出てきた原則というのはやはり一般化して動いていく面はもちろんあろうかと思います。それに関して、医事課のほうでのご判断というか、見通し、動かし方について何かご意見があれば、いまの段階でお聞かせいただければと思います。

+ 三浦補佐
 最初からそのような方向性というよりは、むしろいま積み上げているファクトの延長線上、それが応用可能かどうかというのは結論が出たタイミングで判断すべきことかと思います。いまの段階でそこも含めた射程に入れた議論をしていくという形にしてしまうと、なかなか議論しづらいかなと事務局としては考えています。いかがでしょうか。

+ 前田座長
 いまのご説明に関してはいかがでしょうか。

+ 福永委員
 議論をずっと展開した段階で、またほかの疾患をどうするかということになるのでしょうか。現実には、先ほど言ったように筋ジスなどもやっているのですが、結構在宅で実際に気管を切開しながらやっている人もいるものですから。

+ 前田座長
 おそらく、そこのつながりを完全に断ち切った議論というのは不可能なのだろうと思います。議論の運び方として、ALSを具体例として考えて、それにどこまで対応が可能かというように持っていくこと自体は先生もよろしいわけですか。

+ 福永委員
 はい。

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