トップ目次トピックス>吸引問題>これまでの経過>看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会(第1回)>朝晩の大掃除と昼間の吸引との本質的差は?
++ 朝晩の大掃除と昼間の吸引との本質的差は?

+ 星委員
 川村委員のプレゼンテーションを見ていて思ったのですが、朝と晩ですか「大掃除」という発言をされました。あそこでは、さまざまな喀痰をかき出すといいますか、吸い取れる位置まで出すという作業です。これは、確かにいろいろ大変なことがある、というのは印象として持ちました。
 最後のところでチョロッとおっしゃったのですが、それをきちんとやっておけば、その吸引操作そのものは比較的容易にできる、というご発言もあったと思います。つまり、そういう大掃除というものと、一般的に昼間何度かやるものとの本質的な違いはどういうものなのか、もしあるならば教えていただきたいと思います。

+ 川村委員
 簡単に言えば、自然に痰が気管まで、正常な人と同じように流出してくるということであれば、カニューレの空の中だけにカテーテルを入れて吸引すれば排出できるわけです。あえていえば、吸引できるところまで、流出させてくる行為の有無でしょうか。

+ 星委員
 患者によって、非常に多様であるということ。先ほどの操作を見ていると、肋骨の骨折を起こすのではないかと不安になったりもしました。人によって、その方の年齢だとか、非常に個別性があるのだということは、是非とも認識をしておく必要があると思います。一般論として、ALSの患者はあまねくこうなのだ、というようなことは言えないのだろうし、大掃除といった表現が必要なステージと、そうではなく比較的容易に取りやすい時期とある。それは、もしかしたら変わっていく可能性がある。

 つまり、同じ人でも、いつでも同じだというのではなくて、変わり得るのだ、あるいは感染を起こしかけているときには、極端に悪くなったりすることもあるのだと。そういうふうに本日のプレゼンテーションを捉えないと、ああいうものが必ず必要なのだ、というふうにするのも誤解だろうし、それさえすれば非常に簡単に取れるもので、比較的わかりやすいのだ、というのも誤解を招く可能性があると思うのです。その辺りは、現場でご苦労されている先生方からお伺いしたほうがいいのではないかと思うのです。

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