トップ目次トピックス>吸引問題>これまでの経過>看護師等によるALS患者の在宅療養支援に関する分科会(第1回)>行政当局は非常に怠慢だったのではないか
++ 行政当局は非常に怠慢だったのではないか

 冒頭から質疑応答みたいなことになってしまいましたので、まとまった意見を述べる機会がなかったのでここで述べたいと思います。私どもは訪問看護の制度を平成4年にステーションという制度ができました。そのときも、訪問看護師が、訪問看護の中でできること、現行では医師の指示下ということになっているわけですが、どこまでできるのかということ。これからは、在宅で24時間ケアを受ける療養の方がどんどん増えてくるだろうということで、これまでも平成4年からずっとこの10年間、私どもは在宅医療の推進ということでいくつかのことを、旧厚生省から現行の厚生労働省に申し上げてきました。

 この間、はっきり申しまして行政当局は非常に怠慢だったのではないか、という感じがしています。それは、一向に在宅医療の現場が進んできていない。進んできた、という言い方もできますが、特段この診療報酬改定の度に、在院日数が短くなったり、高機能の現場で救命救急で大変高い医療ニーズを持つ。本日もお見えですけれども、人工呼吸器を付けて在宅療養をしている。そのほうが、長期入院よりはQOLが高い。そういう人たちが、10年前と現在とでは、おびただしく数も違い、質も違う中で退院し、また、伊藤委員からも出ましたようにいろいろな施設にもお入りになっている。

 それでは、そこで本当に医療をきっちり担えるだけの整備をしてきたか、マンパワーもちゃんと確保してきたのか。私どもは、全国からやはり予算がある県は、先ほど福永委員は、地方はなかなかこうはいかないとおっしゃいましたが、私どもが秋田から頂戴したのは、秋田の訪問看護ステーションでは、ALSの方の所には毎日行っている。1回に4時間も滞在することがある。その4時間の間、家族は本当に休息が取れます、という方もいるわけですが、これは診療報酬上支払いが充当されておりません。

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