トップ目次次のページへトピックス>吸引問題>近畿ブロック緊急調査報告
++ 在宅/人工呼吸器装着/経管栄養 いずれも増加
1-3 過去の調査結果との比較

 今回調査について、1992年、1996年、2000年に近畿ブロックが行った調査結果を比較すると(表1)、入院者は1992年30.6%から、2002年には18.1%に減少し、在宅が69.4%から81.9%に増加し続けています。

 経管栄養は徐々に増加し、経鼻管と胃ろうは合わせて61.0%。人工呼吸器装着者も増加し続けており、2002年にはバイパップ、陽圧式人工呼吸器を合わせて65.4%、在宅の人工呼吸器装着者は48.9%。人工呼吸器装着者の平均装着期間は4年1か月でした。

表1  両用状況の推移

回答者
1992年11月
72名
1996年12月
159名
2000年10月
176名
2002年10月
182名
平均年齢
57.4歳
58.7歳
60.2歳
61.4歳
平均闘病期間
6年10ヶ月
6年7ヶ月
6年9ヶ月
6年9ヶ月
10年以上の闘病者
14(19%)
36(22.6%)
39(22.2%)
37(20.3%)
長期入院者1)
22(30.6%)
41(25.8%)
35(19.8%)
33(18.1%)
在宅療養者2)
50(69.4%)
118(74.2%)
135(76.7%)
149(81.9%)
経管栄養
28(38.9%)
70(44.0%)
106(60.2%)
111(61.0%)
内訳
経鼻管
23(31.9%)
43(27.0%)
30(17.0%)
23(12.6%)
胃ろう
5(6.9%)
27(17.0%)
76(43.2%)
88(48.4%)
人工呼吸器装着
29(40.0%)
80(50.3%)
109(61.9%)
119(65.4%)
在宅人工呼吸器
13(18.0%)
50(31.4%)
80(45.6%)
89(48.9%)

1) 3ヶ月以上を長期入院とした
2) 3ヶ月未満の短気入院を含む

1-4 入院の現況

長期入院者
33人
入院期間が3-6か月
9人(27.3%)
入院期間が1年以上
18人(54.5%)
入院期間が7か月-1年未満
3人(9.1%)
無回答
3人(9.1%)

1年以上入院している患者の入院先は兵庫県8人、京都2人、奈良、大阪1人、近畿以外6人。
  長期入院を決めた最も大きな要因は介護力の問題(69.7%)。その他に住環境の問題、家族関係、経済的な問題などがありました(表2)。

表2 入院を決めた最も大きな要因

人数
パーセント
介護力の問題
23
69.7
住環境の問題
3
9.1
家族関係
1
3
経済的な問題
1
3
その他の問題
3
9.1
無回答
2
6.1
合計
33
100

 在宅者149人のうち「主な療養場所として長期入院できる病院がある」と回答した人は4人(2.7%)。1年間に入院した患者は77人(51.7%)です
が、介護者の都合で入院した患者が14人(9.4%)います。
 
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