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 気象予報士とは、業務として気象(天気、天候)の予報を行なうもので国家資格の一つです。逆にいうと、業務でなければ天気を予想するのは資格も何も必要ではありません。
  芸能人では石原良純さんが取得しているのが有名ですね。お天気キャスターやアナウンサーなどにも資格取得者は多くいますが、天気予報を読み上げるのに気象予報士の資格が必要なわけではありません。気象予報士の資格が必要なのは「予報業務許可事業者(気象庁の許可をとって予報業務を行なう会社等)」において現象(天気、天候)の予想をすることです。ちょっとまだるっこくして判り難いですね。要するに、天気予報をする会社などで実際に天気の予測をすることに気象予報士の資格が必要と考えればそう間違ってはいません。気象予報士試験の合格者は現在約7千人弱ですが、実際に資格を必要とする業務を行なっているのはその内の1割にも満たない人数で、500人程度と言われています。むしろアナウンサーやお天気キャスターを目指す人たちがはくをつけるために資格を取得したり、天候の影響を大きく受ける事業(農業、漁業、レジャー産業等)やそれらに投資する事業において予測をする業務に就いていたりします。ここ数年の試験の合格率は5%前後と資格試験としては難関ですが、資格取得イコール就職に有利、というほどではないようです。むしろ、気象関連の業種への就職を考えているならば取得していて当たり前、という程度ではないでしょうか。

気象予報士試験の概要

気象予報士の試験には受験資格の制限が一切ありません。年齢、学歴、実務経験等、一切が不問です(実際、過去の試験では中学生が合格したことで話題になったことがあります)。
試験の時期は例年1月下旬と8月下旬、年2回行なわれています。試験会場は北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県と少なく、やや受験者の負担になっています。試験料は11,400円とやや高額です。試験の形式は、選択式の学科試験が120分(予報業務に関する一般知識と専門知識が各60分)と、記述式の実技試験が150分(気象概況及びその変動の把握、局地的な気象の予想、台風等緊急時における対応、3項目のうち2項目各75分)となっています。学科試験の一部または学科試験の全部に合格して他の学科試験や実技試験が不合格だった場合、合格した試験に関しては1年間(受験後2回分)は試験が免除される。従って、一発勝負ではないのである程度学習が進んだ時点で腕試しの感覚で受験しても無駄にはならないので、2年計画で合格を目指すことも可能です。上にも書きましたが、1994年の第一回試験こそ合格率は18%でしたが、ここ10年間は一度も10%を越えることはなく、5%前後を推移していますので資格試験としては難関といえます。
 試験に関することは、財団法人気象業務支援センターが管轄しているので、一度は公式ウェブサイトの気象予報士試験のページ(http://www.jmbsc.or.jp/hp/cwfe/init.html)を参照し、試験案内書の入手などに役立ててください。

気象予報士の試験対策は過去問題集を中心に

 気象予報士の試験に最適な勉強は何でしょう?もちろん、勉強の仕方は人それぞれなので一概には言えません。しかし、気象予報士試験は既に10年以上、約30回実施されているので、試験問題の内容はかなり安定していると言って良いでしょう。要するに気象予報士の試験はマンネリ化している訳です。マンネリ化した試験に楽に合格するには過去問を徹底して潰していくことが有効です。資格試験において問題を作成するという作業はかなりの難題で、気象予報士試験もそれは例外ではありません。大学受験などで試験が終わった後に「正解が複数存在する」とかいう新聞報道がでるのは珍しくないですよね?新しい問題は検証作業も膨大なものになる訳で、それよりも過去の試験問題をアレンジしたりそのまま出したりしたほうがはるかに楽なわけです。はっきりとした数値はありませんが、過去問題を全て暗記しておけば試験問題の8割は確実に正解することが出来るのではないでしょうか。気象予報士試験の勉強法としてお勧めなのは、やや薄めの参考書と回答のページに設問の詳しい解説が乗っている問題集を用意することです。参考書は最低でも3回は通して読みましょう。電車に乗っている時や待っているとき、夜眠る前、タバコを吸いながら、コーヒーを飲みながらなど、ちょっとした隙間時間を見つけてはとにかく読みましょう。3回も通しで読むと頭に内容が入ってきます。一方で、ある程度まとまった時間があるときは、試験と同じ形式で問題集にとりかかります問題を解き終わって答え合わせをしたら、もう一度同じ問題をやってみます。「問題を解いて答え合わせ」これを全問正解するまで何度でも繰り返します。馬鹿みたいに簡単な勉強方法ですが、選択式の資格試験には非常に有効な勉強法です。