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 数々のダイエット方法には致命的な欠点がある。それは継続することが出来ない(又はきわめて難しい)ということだ。ダイエットというのはすでに産業の一部門になっているのではなかろうか。マイクロダイエットとか低炭水化物ダイエットとかキャベツダイエット、サーキット(トレーニング)ダイエット、寒天ダイエット等々、色々なダイエットがある。でも、どんな画期的なダイエットが出てきても「これで決定」というようなダイエット方法はまだ無い。私自身いろいろとダイエットを試みてみた結果としては、短期的な効果としては低炭水化物ダイエットが一番有効だと思う。有効ではあるが「短期的」である。体力的にも精神的にもかなりストレスが溜まるダイエットなので、驚異的な効果の引き換えに継続することが難しく、食生活も偏りリバウンドも発生しやすいなどの欠点がある。特に出産後などの特殊な状況では失敗することが多い。なぜダイエットは失敗するのか、それは太るのは人間の本能で、意志の力ではどうにも成らないからだ。したがって、次々と新たなダイエット方法が発表されるが、痩せることでできない人はいつまでたっても痩せられない。どんなダイエット方法でもその理論はある程度正しい。それでも痩せることが出来ないのはダイエットを継続することがきわめて難しいということを物語っている。ダイエットの効果が大きいのは最初のうちがピークであって、長期間になればなるほど効果は出にくくなる(体重が減りにくくなる)。水浸しの雑巾を絞ることを考えてみればよく判る。最初のうちは軽く力を入れただけでジャバジャバと水がでるが、ある程度絞るとどんなに力を入れても水は出てこない。そんな状態で過酷なダイエットを続けるのはストレスが溜まるだけだ。

ダイエットを日常生活に溶け込ませる

 それでは、どうやったらダイエットを続けることが出来るだろうか。矛盾するようだが、まず最初に、低炭水化物ダイエットを行なう。炭水化物である米、パン、麺類は極力取らず、糖質もなるべくカットする。食生活が一変するのでストレスが溜まりやすいダイエット法だが、まずはズブズブに濡れた雑巾を「ギュッ」と絞ってみよう。最初のうちはダイエットをする意欲にあふれているのである程度は続けることができるし、低炭水化物ダイエットは効果が現れやすいので意欲を高めることが出来る。しかし、それだけでは早晩リバウンドしてしまうので、低炭水化物ダイエットとともにもう一つの計画を進行させる。それは、「日常生活にダイエットを紛れ込ませる」のだ。ここで紛れ込ませるダイエット方法は、なるべくストレスがかからないものが良い。お勧めは、中国茶ダイエットだ。ウーロン茶などの温かいお茶を、一日2リットル程度摂取するのだ。水分を取ることによって新陳代謝を高めると共に、ウーロン茶には脂肪の分解作用があるので、低炭水化物ダイエットで肉や魚が増えてもある程度吸収を阻害することができます。冬場には身体が温まるので暖房を節約し、夏場も身体が温まるので体感的には涼しくなります。一度に沢山のお茶は飲めないので、一時間おきにタイマーを掛けると良いです。もしあなたのパソコンにワードとエクセルが入っているならば、もう一つのマイクロソフトのソフト「アウトルック」を使いましょう。これにはスケジュール機能が付いていて、家賃の振込みとか家族の誕生日など、日常のイベントにアラームを掛けることができます。これで、一時間毎に「お茶を飲め」と出るようにすれば忘れても大丈夫です。あなたのパソコンが教えてくれます。

「ダイエット」と意識しないダイエット

 さて、上では「二つ目のダイエット方法」にお茶を取り上げましたが、実はこの二つ目のダイエット、簡単なものなら何でも良いです。その代り、「確実に毎日続けられ、短時間でできる」という条件があります。特に出産後にダイエットをする場合は赤ん坊がいるので隙間時間を活用せざるをえません。散歩やジョギングのように強い意志が必要なものは駄目です。運動なら軽いもの、「その場で足踏みダイエット」とか「ヨガ」などは良いと思います。「サーキットトレーニングダイエット」は短時間(1日3分)で出来ますですが、「生活に紛れ込ます」にはちょっと難しいのでお勧めしません。そして、どんな軽いダイエットであっても、タイマーを掛けて毎日確実に実行することと、体重を毎日(できれば朝夕)記録することが大切です。
 さて、二つのダイエットを始めてある程度体重が落ちた、あるいは、体力的に厳しくなってきたら、低炭水化物ダイエットは終了します。いきなり以前の食生活に戻すとリバウンドしてしまうので、徐々に炭水化物の量を増やしていきます。もちろん、無理の無い程度で低炭水化物の食事を続けていくのも良いと思います。体重を記録しているとやはり増えるのが気になるので、自然とそういう食生活になることが多いです。こうなるとすでに「ダイエットをしている」という意識は薄れていることと思います。ダイエットの面白いところ(怖いところでもありますが)は、段々と体重が減っていくと「もっと減らしたい」と思ってしまうところです。ダイエットの成果がさらにダイエットの意欲を生むわけです。標準体重まで体重を減らすのは良いのですが、やりすぎると拒食症になってしまったりするので注意しましょう。標準体重まで到達して更に体重を落としたいと思ったのならば、運動です。運動しながらであれば健康的にダイエットができます。