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 洋服は一回着たら洗濯するけど、布団は干すだけ。よく考えなくても布団って結構汚れるんですよ。それに布団はダニの宝庫(?)です。専門の業者に布団を洗うのを頼むと一枚3,000円以上取られますが、自宅でやれば洗剤と労力と時間だけ。薄い掛け布団で一度試してみましょう。思ったよりも簡単です。  「布団を洗う」というと私の頭の中にはあの船越栄一郎と結婚された松居一代さんがお風呂の浴槽で布団を足で踏んでいる姿が浮んでくる。このイメージは間違いではなくて、自宅に大型の洗濯機があるのであれば折り畳んだ布団も入らないことはないが、「汚れを落とす」ことに関しては浴槽で洗ったほうが確実です。(業務用の洗濯機やコインランドリーの大型のものならば遜色は無いでしょうが)たしか、松居一代さんは「布団は二ヶ月に一度洗う」と言っていたと思うのですが、一般家庭でそこまで頻繁に洗う必要も無いでしょう。お子さんがアトピー性皮膚炎を患われたこともあってそのようにしたのかもしれません。布団を洗うのは年に二回、梅雨明けした7月頃と、残暑が終わる9月の終わり頃が良いと思っています。何故なら一番汗をかくのは夏の暑い時期なので、その前後というのが理由の一つと、なんといっても布団を洗うというのは大変な作業であるのと、普通の洗濯物と比べて布団ははるかに乾きにくいからです。日照時間が長く、強い夏の日差しが洗濯した布団を干すのには適しています。寒い冬に大量の水を使った作業はあまりしたくないですね。

布団を丸洗いする

さて、それでは早速布団を洗ってみましょう。最初に洗うのは上にも書きましたがなるべく薄い布団にしましょう。間違っても敷布団から、というのはやめておいた方がいいでしょう。風呂の浴槽に半分くらい水かぬるま湯をはり(汚れの原因であるたんぱく質は温度が高いと凝固します)、あらかじめ水で溶かしておいた粉末洗剤か液体洗剤を入れます。洗剤は中性洗剤が良いでしょう。漂白剤が入っていると布団がまだらに色落ちすることがあるので避けたほうが良いです。後ははだしになって自分も浴槽に入って足で布団を踏みます。すると、面白いように水がどんどん黒く汚れが浮いてきます。「こんな汚れた布団を使っていたのか」と思うとちょっと複雑な気分になること請け合いです。しかし、この際徹底的にキレイにしてやろうなどと力を入れすぎてはいけません。いくら丸洗い可能な布団とはいえ基本は「手洗い」であって「足踏み洗い」ではありません。体重を掛けすぎて布団が破れた…では元も子もありません。易しく、満遍なく全体を踏んでいきます。ひととおり洗い終えたら(踏み終えたら)風呂の栓を抜いて水を捨てます。たっぷりと水を含んだ布団に軽く体重を掛けて、こちらの水分も押し出してから今度はすすぎに入ります。後は洗剤を入れないだけで洗う作業と同様に3回から5回ほど繰り返します。結構体力は使うのですが「汚れを落とした」という気分になるのでやり始めると何とか乗り切れると思います。すすぎの水の色を見て洗いの工程は終了です。

丸洗いした布団を干す

 布団を洗い終えただけでは作業は終わりません。最後に厄介な仕事が残っています。洗い終えた布団を干さなければ成りません。その前に布団を洗い終えた後、浴槽の水を排水しおえたら少し強めに布団の水分を出すようにしましょう。普通の洗濯の脱水の工程にあたります。もちろん力の入れすぎには十分注意してください。もし洗濯機の位置が布団を干す場所に近接していれば問題は無いのですが、大抵は洗濯機は風呂場の近く、物干しは窓際の部屋の外と離れていることが多いはずです。部屋の中を水浸しにしないように、新聞紙やタオルを敷いておくことをお勧めします。無事に物干しまで布団を運べたら、最後に力仕事が待っています。水を含んだ布団はかなり重いので、高い位置に持ち上げようとすると肩の筋をおかしくしてしまうことがあります。家族がいれば助けを借りるのが得策です。直射日光があたる場所はなるべく避けて風通しが良い場所がベストなのですが、なかなかそういう用途にピッタリの場所も少ないでしょう。我が家では、布団カバーも同時に洗濯し外側の物干し竿を高い位置にして布団カバーを干し、内側の竿を低い位置にして洗った布団を干すことにしています。こうすることで布団へあたる直射日光は最低限になり、陰干しに近くすることが出来ます。布団の厚みにもよりますが、半日で乾いてしまうものもあれば二日干しても乾かないものもあります。天候が崩れたりして乾かなかった場合は潔くコインランドリーの乾燥機を使ったほうが良いでしょう。