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家族の対応について
過食症は本人の意志に関係なく食べることをコントロールできない病気です。
アルコールや薬物、ニコチン等への依存なら全く摂取しないことは可能ですが、食物を摂らずに生きていくことはできません。
過食症は食べることを我慢したり、制限させられるとかえって悪化することがよくあります。
患者さんは今まで何度も過食・嘔吐、下剤乱用を止めようとしてきました。
それでも止められず、死にたくなるほどの挫折感を味わい尽くしてきました。
それに追い討ちをかける様に食事を監視したり、しかったり、説教をして過食・嘔吐・下剤を強制的にやめさせようとすれば過食はますます悪化します。
家族に心を閉ざし、隠れて過食するようになるだけです。
「だらしない」「しっかりしなさい」「甘えている」「情けない」
「呆れた」「怠けている。働けば治る」「病気と思うから病気」
このような患者さんを責めるような言葉は厳禁です。
過食症の患者さんは、摂食障害という「死んだ方がまし」と考えてしまうくらいの、心も体も辛い病気にかかってしまっただけです。
病気を理解してあげることが患者さんの早期回復にとって何より大切です。