ミシガン大学とフォードスクールについて

ミシガン大学について



ミシガン大学セントラルキャンパスの風景(左から、大学図書館、時計台、ミシガンユニオン)

ミシガン大学は1817年創立の伝統のある名門大学です。「State Ivy」とも呼ばれるそうです。日本でこそさほど名を知られていませんが、毎年大学ランキングの最上位グループに名を連ねる、全米屈指の名門大学です。20を超える学部に3万人以上の学生が勉強するマンモス大学でもあります。キャンパスは文化系を学部・学校を中心とするセントラルキャンパスと工学部を中心とするノースキャンパスに分かれており、2つのキャンパス間をブルーバスが走っています。大学の施設はかなり充実していて、キャンパス内の無料のバス、2つの図書館(グラジュエートとウンダーグラジュエート)、パソコンルーム、ライティングアシスタントなどが深夜まで使えるようになっています。

ミシガン大学のいいところは、他の名門大学が都市部にあるのに対して、田舎町アナーバーにあるため、遊びを楽しむような魅力的なところが少なくて、留学中は本当に勉強に集中できます。冬はマイナス10度以下の日が続きますので、学生は自然と図書館で勉強せざるをえなくなります。これも勉強に集中する意味では、良いことではないでしょうか。

また、アナーバーはすごく治安が良く、家族をもった人でも安心して勉強に集中することができると思います。全米の安全な町ランキングでも上位にランクされています。(全米各都市の治安ランキングはコチラ。)


フォードスクールについて



フォードスクールの風景(左から、フォードスクールのあるLorchホール、学校の入り口)

ミシガン大学の中で私が通うのは、セントラルキャンパス内にある公共政策大学院フォードスクールです。学校は(フォードスクールのHPはコチラ)、第38代アメリカ大統領ジェラルド・R・フォード大統領から名前をとってフォードスクールと名付けられ、公共政策修士(MPP)コースと行政学修士(MPA)コースの2つのマスターコースを提供しています。

学校のランキングは、2001年のU.S. News and World Reportの中で、行政学・公共政策総合部門で全米7位、フォードスクールが力を入れているPublic Policy Analysis部門においては全米3位と高い評価(ランキングのHPはコチラ)を受けています。

いつも「公共政策大学って何を勉強するの?」とよく聞かれるのですが、わかりやすく言えば、経済学と政治経済学の2つ分野をあわせたような学問分野で、MBAが民間ビジネスマンのプロフェッショナルを育成するのに対して、MPPやMPAは公共セクターのプロフェッショナルを育てることを目的としています。

入学してくる学生は、連邦・州政府で働いていた人、国会議員事務所のスタッフだった人、コンサルタントで働いていた人、NPOで働いていたりボランティアしていた人などがいます。留学生は各国の政府から来る人が多いようです。1学年70人ぐらいの学生がいて、そのうち1〜2割が留学生(私もその1人)です。卒業後のキャリアは、学校の性格上、公共セクター(中央政府、地方政府、NGO、NPO、国際機関)に就職する人が多いようです。

フォードスクールの特徴を簡単にまとめてみました。

特徴 内容
場所 Lorchホールという経済学部と同じ建物
図書館 Foster図書館を経済学部と共有。経済学のテキストがかなり充実。雰囲気もよく快適に勉強できる。
人数 1学年が約80人(留学生は1〜2割)
教授 30〜40代の若い教授・助教授がメインコースを教えており、やる気に満ちた先生が多い。教授陣は学生との交流を好み、オフィスアワーの時間もきっちりと対応してくれる。経済学派と政治経済学派の2つに分かれる。
学生 学生数が少なくアットホームなのでクラスメートはとても親切。ホワイトハウスや議員事務所、州政府で経験のあるアメリカ人もいて、日本との違いに興味をもっている人が何人かいる。
単位(MPP) 各ターム平均4コマ(2年で48単位必要)。フォードスクール提供のクラス以外にも、ビジネス、都市計画、経済、政治学などの他学校のクラスも柔軟にとれる。
環境 大学構内には自然も多く、リスや野ウサギなど動物もよく見か、とても美しい。冬以外は比較的過ごしやすい。冬はマイナス10度まで気温が下がり、とても寒い。そのおかげで勉強には集中できる。周辺に大都市がなく遊びに行く誘惑もなく、勉強するにはプラス。ちなみに、周辺の大都市としては、治安のとても悪いデトロイト(車で50分)、NY、LAにつぐ大都市シカゴ(車で4時間弱、列車で5時間)の2つがある。







ホームへ