アメリカ生活に役立つ知恵袋 〜日本人だからといって損をしないために〜

アメリカ生活を1年もするといろんな知恵がついてきます。自分で苦労して学び取った知恵から、こちらに長く生活している日本人や同じ留学生としてミシガンに勉強しに来ている友人から得た知恵までいろいろあります。

このページでは、これらの生活の知恵の中でも、他の人から(主にこちらに遊びに来た友人から)よく質問されることに絞って紹介して行きます。日本人(外国人)だからといって損をしないために、日本では「そんなことはあり得ない」ようなことでもアメリカでは頻繁に起こっていることなども含めました。

長々と読むのが面倒な人は、一番の”買い物でのレシートチェックについて”だけでも読んでみて下さい。毎日のスーパーの買い物にきっと役に立つと思います。


買い物でのレシートチェックについて

私が日本にいるときにはスーパーなどで買い物してレシートの金額をチェックすることはあまりしていませんでした。店のことを信頼していたからだと思います。しかし、自己責任の国、アメリカでは、レシートチェックは消費者の責任です。必ず自分の目でチェックしてください。そして、不明な点はどんどん聞いて納得するまで聞いて下さい。英語が少しでも出来れば、「I don't understand what you are saying」といって聞いて下さい。客としてあたりまえの行為ですから、遠慮無く。悪質な店員だとわざと早口で英語を喋ったりしますので、「Speak slowly!! I do not understand.」と言ってもいいと思います。具体的に注意することは下記の2点です。

1点目は、セール品の価格について。アメリカではセール品価格がレジの場所できちんと入力されないことがほんとうによくあります。陳列棚では安い価格が目立つようにタグが貼ってあっても、レジでオリジナルプライスのままで入力されることがあります。こんなときは、すぐにそのレジで指摘して下さい。恥ずかしいことでもなんでもありませんので、どんどん指摘してください。ときには、商品棚まで店員が確認に行って時間がかかりますが、どしどし指摘してきちんとセール品であればセール価格で買いましょう。また、もし広告でセールになっているにもかかわらず、陳列棚のタグの価格が違うときは、それをレジで指摘するとセール価格になります。どんどん聞いてみましょう。ちなみに今日、あるスーパーで買い物したら、広告の価格と陳列価格が違ており、間違ってレジされそうになったところで、私は「待ってました」とばかりに、店員に説明してセール価格でレジを打たせ、セール価格で購入することができました。こんなことはアメリカのスーパーではよくあることなのです。

2点目は、購入数量について。レジの入力ミスと違ってまれですが、店員が間違って、1つしか買ってないので2つ買ったことになっているときがありますので注意して下さい。ひどいときには、明らかに1点しか買っていないのに2点を計上するとんでもないレジもいますので注意してください。

買い物での商品返品について

店にもよりますが、多くのアメリカの店では、購入して2週間ぐらいは商品の返品が可能です。これはスーパーでの話よりもむしろ電化製品店だとか雑貨での話だと思って下さい。お店のカスタマーサービスには、返品を求める多くのアメリカ人が並んでいます。アメリカ人は自分が気に入らないと思ったら、どんどん返品しているのです。ですから、もし買った商品が気に入らない、あるいは、不良品であると思ったら、レシートといっしょにカスターマーサービスに行って下さい。返品商品を簡単にチェックしてから、現金あるいはクレジットで返金してくれます。決して「しまった!!不良品を買ってしまった!!」と後悔せず、返品をしに店に戻って下さい。お金できちんと返してくれると思います。

チップについて(チップとは何%なのか?チップのその払い方は?)

日本にはチップという制度がないせいか、チップについて戸惑う方は多いのではないでしょうか?チップについて知っておくべき重要な事は2つあります。1つはチップとしていくら払うべきなのかということと、料金にチップは含まれているのかどうかということです。

1つ目についてですが、、日本のガイドブックには「料金の10%から20%の間で、15%が基本。」とよく書いてあります。大体あたっていると思います。基本は15%と覚えておけばいいでしょう。しかし、レストランなどでサービスが悪いと感じれば、(例えば、食事が出てくるのが遅かったり、店員の態度が悪ければ)10%にしていいと思います。チップはサービスに対する感謝のものですから、サービスが悪ければ、それなりのチップでもいいと思います。最近、カナダ旅行に行ったときも、食事が出てくるのが遅く、後から来たはずのテーブルの客が先に食事が来たことがあり、チップは7%ぐらいしか払いませんでした。このときは、その店の常連であるカナダ人の友人が同席していましたが、この7%チップには大賛成でしたよ。日本人は人がいいので、かなり悪いサービスでも15%のチップを払いがちですが、アメリカ人に足下を見られないよう、サービスはしっかりと評価してチップを払いましょう。

2つ目については、本当に注意してほしいことですが、レストランの中には既に15%のチップが含まれていることがあります。観光客あるいは渡米直後の留学生に多いのですが、この料金にさらに上乗せしてチップを払ってしまう人がいます。それは間違いです。必ず、レシートをチェックして、チップが料金に含まれているかどうか自分の目で確認して下さい。チップが料金に15%含まれていて、もしも、サービスが最悪であれば、店員に10%しか払わないと言ってもいいと思います。ただ、このときは二度とその店には出入りしないことを覚悟で。実際、私の友人は料金に15%チップが含まれていることにクレームをして、チップなしで店を出たという話を聞きました。

次にチップの払い方ですが、これは状況によります。

レストランの場合は、請求書が来たら、チップが含まれていないことを確認し、クレジットカードを使う場合は、カードを請求の上に置いて、店員を待ちます。このときはチップについて何もせず、店員がカードを持っていき、領収書を持ってくるまで待ちます。店員が領収を持ってきたら、その領収書の中に、チップと合計記入欄がありますので、そこではじめてチップの金額を記入します。クレジットカードを使わない場合は、現金になろうかと思いますが、テーブルの上に、チップ込みの現金をいきなりテーブルの上に置いて店を出ればおしまいです。きっちりした金額が財布にないときには、戻してほしい金額を店員にはっきりと言って、お釣りをもらってください。恥ずかしいからと言って、切り上げた金額を渡す必要は全くありませんので、はっきりとお釣りの金額を伝えてください。

タクシーのチップは、ドライバーがトランクから荷物を下ろした後で、料金を言ってきますので、そのときに料金をまず払ってから、その後でチップを、「This is a tip.」とか言って渡してください。料金とチップをいっしょに払ったら、「Thank you」とは言わないでしょうから、「私があなたのサービスに対してチップを支払って居るんだぞ!!」という態度を示すためにも、料金の後で、チップを別に払うといいと思います。私はいつもこのやり方で10%のチップを払っていますが、問題になったことは一度もありません。

ホテルの部屋の清掃に対するチップは、枕の下に置いてください。1日1ドルでいいです。また、2日以上宿泊するときで捨ててほしくないものはメモを残しておけば、まず間違いなく、そのとおりしてもらえます。
ホテルのポーターへのチェックは、ポーターが部屋へ荷物を運び終わったときに1ドル渡してください。慌てなくいいですから、部屋についてから、ゆっくりと財布を開けて1ドル札を渡してください。1ドル札がないと困りますので、ホテルを利用する旅行の前には1ドル札は何枚か用意して置いて下さい。なお、ホテルで荷物を運んでもらうなどのサービスをしてもらっていないのにむやみにチップを払う必要はありません。チップはあくまで自分にしてもらったサービスに対する感謝を表すものですから、よっぽどのサービスでない限りは必要ありません。

ホテルでのバレットパーキングでのチップも1ドル札をドライバーに渡してください。ポーターと同じ要領ですが、キーを渡すときにチップを渡してください。

ガソリンスタンドのセルフサービスについて

日本のガソリンスタンドはスタンドの人がガソリンを入れてくれますが、アメリカでは自分でガソリンを入れます。はじめに、クレジットカードを入れて、少し待つと液晶画面で次に、ガソリンの種類を選びます。そしてボタンを押し、ノズルを入れ口に挿入し、レバーを引けばOKです。ここで注意してほしいことが1つあります。普通は満タンになれば自動的に給油がストップするのですが、中には自動ストップ機能が壊れていて、給油し続けるものもあります。実際、何度かこんな場面に遭遇しました。こうなったら、洋服は汚れるし、危ないですし、ガソリンも余分に(無駄に)使ってしまうことになります。こんなひどい目に合わないように、きちんと給油中は自分の手で給油してください。

ホテルでの部屋の交換について〜部屋が気に入らないとき〜

ホテルで部屋が気に入らないときはフロント言えば部屋をかえてもらえます。高級なホテルに限って、ときどきとんでもない部屋(薄汚くて、眺めの悪い部屋)を案内されることがあります。そんなときは、すぐにフロントに行って、部屋をかえてもらってください。私はプライスラインなんかで4星の格安の部屋をよく利用しますが、気に入らなければかえてもらっています。チェックインが早ければ、問題なくかえてもらえると思います。

セールスの電話について

アメリカ生活をして電話を開設すると本当にいろんな会社からセールスの電話がかかってきます。ひどいときには1日に5本以上の電話がかかってきます。よくある手口は、全く関係のない人の名前を呼んで、私がその人ではないことを告げると、「You can help me.」といって早口でセールスをはじめます、また、別の手口は「Congratulation!!」といって旅行か何かが当選したといった架空の話をはじめます。もしこんな煩わしいセールス電話を受けたくない人は、「Can you get rid of my name from your list?」と言って名簿からはずしてもらいましょう。アメリカ人の知人はこういって名前をいつもリストからはずしてもらっているそうで、これはミシガン州の法律でリストからはずされるようになっているそうです。また、もしもこんな英会話が面倒であれば、「I don't understand English.」といって電話を切れば、まず間違いなく同じ人からは電話がかかってきません。貴重なアメリカでの時間を有効に生かすためにもセールス電話は早く切ってしまいましょう。

ミシガン大学生で、本当にトラブルにあったら 〜ミシガン大学リーガルサービスへ

訴訟国家アメリカ。もしも本当に困ったら弁護士に相談する必要があると思います。ミシガン大学ではリーガルサービスという学生向けのお得な無料サービスがあります。これは毎期の授業料にサービス料を全員負担しているので、本当は無料ではないのですが、お得で便利なことに違いはありません。昨年、友人がある銀行とお金に関わる大きなトラブルに巻き込まれたときには、このリーガルサービスが大活躍し、問題が解決したそうです。リーガルサービス(法律相談所)のHPはリンク集に掲載してありますのでそちらをご覧下さい。

最後に

ここまで長々と書いてきましたが、すべて読まれた方でお気づきの方もいるかもしれませんが、「アメリカは自己主張しないと損をする」ということが見えてくると思います。日本のように空気を読むとか、相手の気持ちをさっするといった文化はあまりありません。ですので、アメリカで生活するにあたっては、おかしいと思ったらどんどん聞いて、いやな顔をされても別に何も気にせず、自分の主張を相手にぶつけてみて下さい。そうすれば、「日本人であるがために損すること」は少なくなると思いますよ。






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