1.担担麺とは
(担担麺、担々麺、坦坦麺、坦々麺、たんたん麺、タンタン麺、たんたんめん)
担担麺は もともと四川地方の麺料理として清の時代に 簡易的に楽しむように作られたと考えら
れています。。店という形態だけでなく 麺や具を入れた桶を担いで売りまわっていたことから 転じて担担麺と言われるようになりました。。小吃(軽食)として発展してきた担担麺は気軽に作って、気軽に食べられるよう、茹でた麺に薬味やタレをかけて、汁無しで食べるスタイルとして続いてきました。

 (現在でも四川省の重慶や成都等の観光地では担ぎ屋さんは存在する)

また 四川地域はトウガラシが入ってきた15〜16世紀以降 辛さを好む食文化が発達していたので、中華麺と辛さの組み合わせは自然にマッチングしていったのでしょう。

長い年月の間に担担麺も時代とともに広がりをみせ、四川発の伝統的スタイルから、さまざまバリエ
ーションがでてきています。。
従って 一概に担担麺といっても 多岐に渡ってしまうため、当ページでは担担麺を下記のように
定義しました。

「担担麺とは **中国麺をベースにスパイスを駆使し、辛味もしくは胡麻やピーナツの
 甘みを重要視して調理された麺料理をいう。」

**中国麺:中国(香港含む)で作られる麺全般とする。通常の細い麺から、刀削麺まで含む。


というのも辛さや甘みがあまりない台湾風担担麺と区別する意味でも、香港で食べられる担坦麺を
背景に上記定義で位置づけてみました。

2 担担麺の魅力とは 〜「 担担麺はスパイス料理?!」〜

自分も含め、特にこのページもみている方は、担担麺の魅力にハマッてしまっている場合が多いでしょう。
現在 ラーメンブームと言われている通り、日本人は大変 麺が好きな国民です。
一般的な中華麺に対し、濃い味の担担麺はより個性的な違う味を求める層からはきっと支持されているのでしょう。

それでは担担麺の魅力とは何なのでしょうか?
味が濃いというだけでなく、そこにはおいしい秘密があるはずです。

1)刺激的な辛さ
トウガラシやラー油によるカプサイシン(トウガラシの辛味成分)による辛さが、強い刺激性を
演出している。
また、にんにく や 生姜による刺激も大切な要素である。

2)食欲をそそる魅力的な色
また、トウガラシによる「赤色」や 胡麻&ピーナツソースによるドロ〜とした濃紺な茶色が単体もしくは複合化し、混ざり合い 魅力的な見栄えを実現している。

3)複合的なスパイス、調味料のハーモニー
また担担麺はトウガラシ以外にも(店や調理法によって異なってくるのだが、それがまた面白い点でもある)
 にんにく、しょうが、ザーサイ、胡椒、花椒、芝麻醤、胡麻、味噌、酢、ナッツ、葱類、干えび等の
 調味料や各種スパイスが混ざり合う。
 これらが、鶏ガラスープ等のコクのあるスープと一体となり、独特の旨みによる味のハーモニーを
 生み出しているパターンが多い。

このように各種調味料やスパイスがミックスし、担担麺独特の「おいしさ」を作りあげているのである。
 
まさに坦坦麺は中華的アプローチによるスパイス料理といっても
 過言ではないのである。。


 実際 四川料理は 七味の料理として知られている。
 @麻味(痺れる 花椒の味) A甜味( 甘み )B咸味( 塩  )C辣味( 辛味 )D酸味
 E苦味F香味 の七つの味を持っている。

 

 一般的に四川以外の料理は 5味(上記の@麻味とF香味を除く)といわれ
 広東料理や上海料理といった比較的素材の味を生かした料理とはアプローチが異なっている。
 香味を中心とした七味の四川料理は、中国料理の中でも独自の世界を築いているのである。

 
*ここでは 四川独特のスパイス類の詳細には触れませんので、興味のある方は「スパイス入門」へどうぞ。


     それでは 香港ではどのようなお店で担担麺を楽しめるのでしょうか?
 
 


                                       






















香港坦坦麺王 はじめに