日野RC321Pの紹介
(平成24年1月4日更新)
 日野RC321P 日野車体工業製 昭和54年式
平成19年2月26日撮影
622号車旧塗装
現役時代のRC622号車(りすばす様より写真提供)
元県内事業者の622号車で、昭和54年1月以来、平成12年11月の廃車まで実に21年間
の長期に渡って奈良ー天理間を主に活躍したバスです。その間には塗装変更、エンジン載せ
換え、などを行い廃車までの走行距離はなんと124万キロに及びます。またバンパーに貼っ
てある青シールは、平成12年に閉鎖された天理営業所所属を示すもので車内にも今は無き
天理営業所の表記が見られます。
修復作業内容
RCの紹介 ER200エンジンの紹介 搭載しているエンジンの解説です。
日野車体製ボデーの紹介 ボデーの解説です。
腐食箇所の特徴 錆びやすい箇所の紹介です。
内装の修理 ステップを塗装する ステップ部分の剥離、下地処理、塗装。
デフロスターホース交換 破損したデフロスターホースの交換です。
車内表示シールの貼り替え
前部の塗装補修(平成23年5月1日新規追加)
インストメントパネルの交換
操作感覚 内輪差、外輪差、 Uターンの記事を追加しました
保安基準 バスの保安基準 各装置、装備の保安基準の紹介です。
冷却水の補充(平成24年1月4日追加)
平成23年6月9日撮影
 「警告灯点燈」
警告灯が点燈しています。左からオイル、エア、ウ
オーター、マキシブレーキの順です。
正常ならエンジンをかけるとマキシブレーキ以外の
警告灯は消えますが、ウオーターの警告灯が消え
ません。
 
 
 
 
平成23年6月9日撮影
 原液の希釈
今回使用したのはエチレングリコール原液タイプ。
ホームセンターで2リットル千円程度で購入しました。
原液に水道水を2リットル加え希釈します。
合計4リットルを作りました。
 
 
 
 
平成23年6月9日撮影
 冷却水の注入
車体後部の注入口より注入しました。
 
 
 
 
平成23年6月9日撮影
「警告灯消灯」
ウオーターの警告灯が消えました。
消灯していない警告灯はマキシブレーキです。
 
 
 
 
日野RCの生い立ち
RCが登場する以前、日野自動車ではBDというバスを作っていました。当時の他メーカーのバスが、
エンジンが車内に突出した構造をしていた事に対して、BDはエンジンを床下に収めてしまうという
先進的な構造をしていました。それを可能にしたのは、『エンジンを90度横に倒して搭載する』とい
ったアイデアによるものでした。BDは、車内にエンジンの突出が無い事や、重心が低いなどの利
点を持ち合わせていましたが車体中央にエンジンがあることで整備性が思わしくなかった為、エン
ジンを横に倒すというアイデアはそのままに、エンジンを車体後部まで移動させたのが RB/RCで
す。RBは主に路線バスに、RCは高出力ゆえに観光バスとして採用するケースが多いようでした。
ところがRBやその後継型のREでは、後の、車体の大型化、冷房化、ワンマン化による各種機器の
増加による重量増しによる出力不足に充分に対応できず、エンジン出力に余裕のあるRCが路線
バスとしても製造されるのでした。
RCの分類
RCには大きく分けて4回のモデルチェンジを行っています。昭和36年RBに出力の高いエンジンを
搭載し観光バスタイプが多く作られたRC10P型。昭和42年、RBの後継型のREの登場に伴い合わ
せて205馬力に出力アップしたDK20エンジンを搭載したRC300/320型、昭和52年さらに出力
アップしたER200エンジン(225馬力)を搭載したRC301/321型、この頃から低床化、直結冷
房化が本格的に始まりました。昭和54年、騒音を減らす為にエンジン下部にカバーを装着、後部
エンジンルーバーをなくす、マフラー(消音器)の改良等を施し「54年排出ガス・騒音規制」に対応
したK−RC301/321に分類されます。
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原則非公開です
過去に、車内に不法侵入された事がたびたびありました。そのような経緯から現在は非公開とさせていた
だきます。また保管場所をご存知の方も口外されないよう協力のほど宜しくお願いします。
ご協力ありがとうございます。おかげさまで保存基地は平静を保っています。