日野RC321Pの紹介
(平成29年6月12日更新)
 日野RC321P 日野車体工業製 昭和54年式
  The 1979 Hino rear under-floor engine bus.
平成19年2月26日撮影 2007.Feb.
622号車旧塗装
現役時代のRC622号車(りすばす様より写真提供)
元N県事業社の622号車で、昭和54年1月以来、平成12年11月の廃車まで実に21年間
の長期に渡って奈良ー天理間を主に活躍したバスです。その間には塗装変更、エンジン載せ
換え、などを行い廃車までの走行距離はなんと124万キロに及びます。またバンパーに貼っ
てある青シールは、平成12年に閉鎖された天理営業所所属を示すもので車内にも今は無き
天理営業所の表記が見られます。
 
Hino RC321P was one of the Japanese representative route bus models of the
early 1980s. The vehicle had been operated in the religious city Tenri of Nara
prefecture. The accumulated operating distance for the 21 years was approximately
1,240,000km. It is now in retired condition.
修復作業内容
RC321Pの紹介  ER200エンジンの紹介 搭載しているエンジンの解説です。
 日野車体製ボデーの紹介 ボデーの解説です。
 腐食箇所の特徴 錆びやすい箇所の紹介です。
修  理  27年6月、ミッションオイルの交換
 27年5月、燃料漏れの修理
 27年3月、燃料フィルターの交換
  20年、前部の塗装補修
操作感覚  内輪差、外輪差 Uターンの記事を追加しました
保安基準  バスの保安基準 各装置、装備の保安基準の紹介です。
部品の紹介  日野RC部品情報 (平成29年6月12日更新)
シフトレバー サイドブレーキレバーの塗装(平成29年6月12日追加)
 In May of 2017, I painted the gear shift and parking brake lever.
平成29年5月撮影 May.2017.
現状
以前から気になっていたシフトレバーとサイドブレー
キレバーの『塗装のはがれ』。
塗装が剥げた部分から錆が広がりはじめています。
そこで、塗装することにしました。
 
 
 
平成29年5月撮影 May.2017.
 耐水ペーパーで研磨
320番の耐水ペーパーでサビを取り、塗装の下地を
つくります。
 
 
平成29年5月撮影 May.2017.
 
シャーシーブラックで塗装
フェーサーを吹いて防錆と下地作り。
じっくり乾燥させるのが好ましいですが、時間が無
いので少し待ってから、すぐ上塗りです。
上塗りにはシャーシーブラックを使用しました。
平成29年5月撮影 May.2017.
塗装完了
なんとか日没までに間に合いました。
シャーシーブラックは塗幕に適度のツヤがあり、
見栄えがします。
 
 
日野RCの生い立ち
RCが登場する以前、日野自動車ではBDというバスを作っていました。当時の他メーカーのバスが、
エンジンが車内に突出した構造をしていた事に対して、BDはエンジンを床下に収めてしまうという
先進的な構造をしていました。それを可能にしたのは、『エンジンを90度横に倒して搭載する』とい
ったアイデアによるものでした。BDは、車内にエンジンの突出が無い事や、重心が低いなどの利
点を持ち合わせていましたが車体中央にエンジンがあることで整備性が思わしくなかった為、エン
ジンを横に倒すというアイデアはそのままに、エンジンを車体後部まで移動させたのが RB/RCで
す。RBは主に路線バスに、RCは高出力ゆえに観光バスとして採用するケースが多いようでした。
ところがRBやその後継型のREでは、後の、車体の大型化、冷房化、ワンマン化による各種機器の
増加による重量増しによる出力不足に充分に対応できず、エンジン出力に余裕のあるRCが路線
バスとしても製造されるのでした。
RCの分類
RCには大きく分けて4回のモデルチェンジを行っています。昭和36年RBに出力の高いエンジンを
搭載し観光バスタイプが多く作られたRC10P型。昭和42年、RBの後継型のREの発売に先立ち、
新しいボデーで登場したRC300/320型。搭載のDK20エンジンは205馬力に出力アップされまし
た。昭和53年さらに出力アップしたER200エンジン(225馬力)を搭載したRC301/321型へモデ
ルチェンジ。この頃から低床化、直結冷房化が本格的に始まりました。昭和54年、騒音を減らす為
にエンジン下部にカバーを装着、後部エンジンルーバーをなくす、マフラー(消音器)の改良等を施
し「54年排出ガス・騒音規制」に対応したK−RC301/321に分類されます。
Hino RC series history
Hino RC is the domestic full-size route buses produced by Hino Motors since 1961
and continued until 1984. RC series was first introduced in 1961 as RC10, which was
powered by the DK20 lateral 195ps engine. This series was born utilizing sightseeing
bus. In 1962, Hino Motors has added RC120 with the wheelbase of 4.815m. At the
same time, the model code of RC10 turned into RC100.
RC300/RC320; In 1967, Hino RC series received a complete model change.  The
new model is RC300/RC320 with the wheelbase of 5.2/5.67m. Its output of the DK20
engine was 10ps higher than previous models.
RC301/RC321; In 1978, Hino RC series received a model change.  The RC301/321
is powered by direct injection ER200 225ps engine instead of DK20 pre-combustion
chamber type diesel engine on previous model. In 1979, The RC381 with the wheelbase
of 4.8m was added to the RC line-up. As a result, 3 wheelbase variations (4.8/5.2/5.67m)
were offered.
K-RC381/K-RC301/K-RC321; In 1980, to comply with the 1979 noise and emission
regulations, RC evolved into K-RC series. As for the model cord of the large-size buses
that passed 1979 emission regulation, first one character was "K-". In October of 1982
completely new route buses K-RT22 and K-RU22 series were introduced which had a
smooth body without rivets. Furthermore, the HT/HU series were introduced which had
a smooth body in 1984. RC series has been discontinued at the same time.
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原則非公開です
過去に、車内に不法侵入された事がたびたびありました。そのような経緯から現在は非公開とさせていた
だきます。また保管場所をご存知の方も口外されないよう御協力を宜しくお願いします。
ご協力ありがとうございます。おかげさまで保存基地は平静を保っています。
 
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