スケバン刑事外伝 --

について

 この一連の物語 (以下、“0”/“04”/“00”、もしくは「『零』シリーズ」) は、テレビで放映された「スケバン刑事 II -少女鉄仮面伝説-(以下、“II”)」と「スケバン刑事 III -少女忍法帖伝奇-(以下、“III”)」をベースにしたパスティーシュです。

 このシリーズの出発点は、「俺がそこにいれば!」です。
 テレビをご覧になっていた皆さん、あるいはビデオや LD で繰り返しご覧になっている皆さんはお気づきかと思いますが、この作品には「重要な役どころの若い男性」はほとんど出てきません。若くて二枚目だが敵役であったり、サキ側ではあるがオジさんだったり、味方でハンサムでもあるのだが 1 エピソードにしか登場しなかったり、というのがほとんどです。*1
 男性の方には理解していただけると思うのですが、ちょっと感情移入がしにくいのです。物語の中に今ひとつ入り込めません。
 戦闘シーンなどを見ていても、「あぁそうじゃなくて」「後ろに敵が隠れてるぞ」と歯軋りをします。
 この「俺がそこにいれば」を文章の形で仕立て上げたのが、このシリーズです。
 というわけで、「牧 令 (まき れい)」という大学生を設定しました。
 彼が主人公となって、私の代わりに活躍してくれます。

 原則的に、“II”と“III”の放送内容を尊重します。独自の解釈を加えることはありますが、やむをえない場合を除いては、あったのものを無かったことにしたりしません。
 正直言って、「これは無かったことにしたい」というのもないではないのですが、その誘惑と戦いつつ、あくまでも TV と映画を正史として、その世界観の内側で話を展開します。
 ただ、私が見落とす、ということはあるかもしれません。その場合は、どんどんご指摘ください。*2

 その「やむをえない場合」が、いきなりありますので、報告しておきます。
 詳しい内容はお読みいただくとして、牧 令に関しては、1986 年の正月前後が一つのポイントになります。そのときまでに、サキ達と親しくなってもらう必要がありました。
 が、ご存知の通り、“II”は 11 月の放送開始で、年末までには 8 エピソードしか放送されておらず、しかも、主役の 3 人が結束するまでに 6 エピソードを費やしています。残る 2 エピソードに、新たな人間と出会って一悶着あって…という話を突っ込む余裕はありません。
 したがって、第 6 話「なぜ?の嵐! 鉄仮面の謎」と第 7 話「二代目サキはクリスチャン!?」の間に 2 ヶ月ある、ということにさせていただきます。第 7 話はクリスマス ネタでして、他の時期であったと見なすことができません。
 こうした「やむをえない場合」については、適宜、弁解させていただきますが、まずは導入部について、ご了承いただきたく。*3

 こういう方針ですので、1 エピソードに相当する量の話のほか、エピソード間に位置する小ネタ、既存のエピソードに挿入するシーケンス、既存のエピソードで牧 令が全く絡まないのに一言二言の台詞を言わせたくて作ったシーケンスなどもあります。

 なお、斉藤由貴さん主演の「スケバン刑事 (以下、“I”)」は、映像ソフトがなく、ストーリーを確認することができません。途中から見はじめましたので、覚えているエピソードも多くありません。したがいまして、残念ながら、“I”は対象外となります。*4
 将来、DVD か何かが発売されればなんとかなるかもしれません。その日を夢に見ております。「スケバン DVD BOX」って出ないでしょうか。

 予め申し上げておきますが、牧 令はある人物と色恋沙汰を起こします。妙に人気者だったりもします。ファンの方にはご不快やもしれませんが、私の妄想に過ぎないのだ、ということでご寛恕を賜りたく、よろしくお願いいたします。

 まずは“II”から始めますが、ストーリー自体は、“III”の時代が終わった後も、それまでの登場人物と絡めながら、牧を主人公として展開していきます。
 この話自体もパラレル ワールドなのですが、これに対するパラレル ワールド的エピソードもありまして、読む方が混乱しないように、機会を見て公開できれば、と思っております。
 では、お楽しみくださいませ。

 この文章は、このホームページを Tripod に開設した、2001/4 に書いたものです。

*1 魅力的なオジさんは多いのですが。

*2 細かいことを言うと、LD とビデオを基本にします。画面では表現されていないが、ムックや映画のパンフには書いてある、という設定は、私の勝手な都合で取捨選択します。

*3 商業的なクリスマスは 10 月頃に動き始めたりしますが。

*4 レンタルビデオが 2000 年の暮れから出ているそうです! 私の周囲にはありませんが。田舎はこれだから。

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