スケバン刑事 -少女新生初伝編-

土足――僕たちの学校は利用させない!



「うーん」
 そのフリースクールの責任者である渡辺は、眉間に皺を寄せて腕を組んだ。
「本当なのかなぁ、それは」
「本当ですよ。
 僕だって人身事故の濡れ衣を着せられたんですから」
 和仁が半ば腰を浮かせて言った。
「しかしねぇ」
 既存の、学校というシステムになじめず、しかし、引きこもるわけではない、あるいは、引きこもりをやめよう、という子供たちのための組織、あるいは施設が「フリースクール」である。
 太田 和実の兄、和仁は、事業家の夢をとりあえず脇において、ここ「若野エチュード」で数学の講師をしている。高校中退で講師だってよ、と和実は言ったが、和仁はどうやら勉強はできる方らしい。人当たりはいいし、中退であるということも子供たちが警戒を解く要因になっているらしく、なかなか評判のいい講師だった。
 ところがそこに、連合生徒会から勧誘があったのである。
 正確には、フリースクールの相互交流組織である「フリースクール・フラット・フィールド」に対して、連合生徒会への加入を提案する手紙が郵送されてきた。fff(Free-school Flat Field) は、フリースクールはそもそも高校や中学ではないし、生徒会という考え方とはなじまない、として一旦は無視したが、高見沢 幸 (みゆき) が fff 事務局を訪問、詳細な説明をしたことで、検討する、という返事をした。それを踏まえて、加盟しているフリースクールにアンケートが回ってきていた。
「高見沢 幸が来たときの様子は聞いてませんか」
 サキが言った。
「いや、そこまでは」
「やつらは催眠術を使うんだ」
 と和実。若野エチュードの狭い事務室は、渡辺をサキ、和実、和仁が囲む、という奇妙な図式になっていた。
「催眠術?」
 渡辺は目を丸くした。頭髪が心もとなくなっているが、それが逆に渡辺の善人性を強調している。
「あらかじめ香水みたいにして薬をまいとくんだよ。
 そうやって幻惑しておいて説得にかかる」
「そんなバカな」
「あたし達の学校で実際にあったんだ!」
 和実はテーブルを叩いた。
「本当なのかねぇ」
「なんだったら、そのときの生徒会長、連れてこようか。
 その人もあたしも、奴らの言うことを聞かなかったからって襲われてるんだ」
 渡辺は、今度は無言で唸った。和実の剣幕に押されたのか。
「渡辺さん、これは本当なんですよ。奴らが考えてるのは、高校生の交流なんて大人しいものじゃない。
 加入した学校は偏差値が上がるとか、生徒がいい子になったとか、色々聞こえてると思うけど、それは奴らが生徒や学校を締め付けてるからなんだ」
「暴力で?」
 頷く 3 人。
「奴らんところに加入するために、『悪い』生徒を退学にする、なんて妙なことも起きてる」
「それは聞いたことがあるな。
 いや、なんかの加入とかいうんじゃなくて、退学者が妙に増えてるって話なんだけどな。
 そうか…その影響だったんだ」
「渡辺さん、辞めといた方がいいですよ。fff にもそう言った方が」
「いや、どの道、そのつもりではあったんだよ」
 渡辺は姿勢を入れ替えた。
「彼らの考えてることは、やっぱりフリースクールの姿勢とは合わない。
 fff だって、その名前の通り、連絡のため、情報交換のための組織で、fff が統率を取って何かする、っていうものじゃない」
「確かにね」
 サキは、そのアンケート用紙を手に取った。
 連合生徒会は、各フリースクールで生徒会のようなものを作る、ということを提案していた。これによって生徒たちの自立を促すこともできる、などと書かれていたが、それが連合生徒会による支配の基盤になることは間違いがない。
「生徒会の結成、って可能ですか?」
「無理だろうね」
 サキの問いに渡辺は即答した。
「フリースクールっていうのは、既存の、固定した構造を拒否した子供たちがいるところだ。
 そこに新しく構造を作るなんて発想は…水と油だよな」
 連合生徒会側もそれは認識しているのか、注釈として、教師主導による、生徒たちの相互協力組織ということも書き添えていた。本当の狙いはこっちだろうが、それも難しいことだろう、とサキには思われた。

 和仁は授業がある。サキと和実は、若野エチュードを出た。
「和実、危ないことはするなよ」
 別れ際、和仁は言った。本当に、優しそうな兄だった。生徒の支持を受けるのもわかる。
「問題は、単位互換だな」
 と和実。
 連合生徒会は、fff の加入しているフリースクールが連合に加盟すれば、ここのところ広がっている、フリースクールにいた期間を、高校生なら高校、中学生なら中学校での出席日数に合算するという動きを後押しする、など、フリースクール側、特に親が飛びつきそうな条件を挙げていた。これが実現するかどうかはともかく、これによって連合生徒会側に傾いてしまうところは少なくないのではないか。
「あたしはちょっと fff に行って見るよ」
「あたしも行くよ」
「関わるなって言ったろ。
 こっから先はあたしがやる」
「麻宮、お前」
「兄さんにも言われたばっかりじゃないか、危ないことはするなって。優しい兄貴に泣かれたくないだろ」
「何、ババァみてぇなこと言ってるんだよ」
「fff でなくたって、生徒会とか、若野エチュードとか、色々とあるだろ」
「若野エチュード?
 なんで」
「あたしたちが尾けられてなかって保証はない」
 和実は、その言葉に立ち止まって周囲を見回した。ごく普通の土曜の午後だった。
「お前って、時々、おっかなくなるよな。一体、何者だって思うことがあるよ」
 サキは背を向けたまま笑った。
「凰鳴学園 2 年 B 組、麻宮サキ。
 それだけだよ」

 fff は、さばけた団体のようだった。最悪の場合は後で京からプッシュしてもらえばいい、ということも考えていたが、「受付」とは言いながら、そこから内部が丸見えになってしまう小さなオフィスで名乗ったところ、奥にいた責任者らしい男がやってきて、サキを応接スペースに通した。
 男は、fff の代表で、矢野と言った。渡辺よりは若い男だった。
「凰鳴学園の方だ、ということですが」
 そうか、と納得するサキ。矢野は連合生徒会のことに関心を持っている。なにかと敵対していると噂のある凰鳴学園の生徒だから、サキを通したのだ。サキは、自分の質問を後回しにして、高見沢 幸が来たときのことを話した。
「なるほど、催眠術…」
 矢野は、渡辺と違って、こちらの言ったことを頭ごなしに否定したりはしなかった。
「こちらでも、何かやってましたか」
「いや、特に、そういう、香水とか、催眠術とかいうことはなかったんですが。
 とても、弁舌さわやか、という方でしたね。私ともう一人が話を聞いたんですが、そいつは割と納得してしまいましてね。説得された、というところまではいかないにしても。
 私の方は、根がひねくれてるもんだから、そういう風に滑らかに話をされると、むしろ警戒してしまうんですが」
 笑う。頭のいいタイプに思えた。続けて質問される。
「襲われた、というのは事実なんですね?」
「一人や二人ではありません。当時の生徒会役員と事務局員が全員」
「なるほど…。
 失礼ですが、証拠はないんですね? 事件が報道されていないところを見ると」
「はい。
 奴らが直接やったのではなくて、その辺のチンピラをけしかけてやったことですから。生徒同士のケンカ、ということになっています」
「となると、説得力には欠ける――」
「でも」
 サキの勢いに、矢野は手を上げて制した。
「いや、あなたを疑ってるんじゃないんです。
 なんとなくいかがわしい、という印象は私も持っています。単位互換の話もとってつけたような感じだし」
「あたしには、『エサ』に見えます」
「その可能性はあるでしょうね。
 いい評判は聞こえてきていますが、公的存在でもない、言わば高校生の集団に過ぎない彼らに、それを推進するなんてことができるとは思えない。
 ですが、既に、加入しているフリースクールにアンケートを出してしまいましたから、それを撤回するにはそれなりの根拠を示さなければなりません」
 サキはしばらく考えていた。証拠…。
「これではいけませんか」
 ヨーヨーを出し、蓋を開く。
「桜の…代紋?」
「失礼ですが、あなたのことは調べさせてもらいました。
 城南警察署の署長とお知り合いだとか」
「昔の同僚ですが…それが」
「では、後で結構ですから、その人に確認してください。
『スケバン刑事』とは何だ、と」
 矢野はしばらく、ヨーヨーとサキを見つめていた。
「ちょっと待っててもらえますか」
 と言って立ち上がった。自分の席で電話をかけている。その署長を呼び出しているようだ。
《矢野、それをどこで》
「ちょっといきさつがあってな。
 それで?」
《それは…電話で、軽々しく話せるようなことでは、ない》
 黙る。
「では、一言でいい。
 それは、俺が知らないにしろ、警察機構に属するもので、信頼していい存在か」
《…。
 yes…と言っていい…と思う》
 歯切れが悪い答えだった。だが、それ自体が答えになっていた。
 矢野は電話を切った。
 様子を見ていたサキと目が合う。そしてはっきりと頷いた。

 数日後、fff は、そのアンケートを全面撤回する通知を出した。詳細に検討したところ、単位互換をはじめ、提示されている条件が実現性に乏しい、というのが根拠となっていた。「検討を当面、延期する」という間接的な表現ではあったが、連合生徒会の申し出を拒否したに等しい内容であった。
「問題はこの後だ」
 サキは和実に言った。
「連合生徒会がどう出るか。
 あたしたちを襲ったように何かしかけてくるかもしれない」
 凰鳴の裏。二人はまた、教室ではなく、ここに集まる事が多くなってきている。
「fff が危ないよ」
「いや」
「なんで」
「あの代表、元警官だった。
 城南警察署の署長と知り合いだったよ」
「へぇ。じゃ、連合生徒会のこと、なんか知ってたかもしれないな。署長さんにも相談できる」
「そう言っておいた。
 心配なのは、フリースクールの方だよ」
「見せしめか」
「あの生徒たち…」
 若野エチュードについては和仁にも話を聞かされたし、自分が行った時に、何人かとすれ違った。こじんまりとした授業風景も覗いた。授業というよりは、世間話のような雰囲気だったが。
 見知らぬ人間に対する警戒――というより、拒否の眼差しは、サキにも覚えがある。少年院でいくらも見たし、自分もその傾向はあった。他人と接触したくない、という気持ちも、組織というものに対する不信感も、痛いほどわかる。
 だが、忘れてはならない点がある。彼らは、自発的に――いや、きっかけは親に連れられて、ということかもしれないが――そこへやってきて勉強しているのだ。彼らは前に進もうとしている。その足場が欲しい、と考えているのだ。
「それを利用しようなんて」
「許せねぇな。
 あのフリースクール、絶対に守ってやる」
 和実の言葉を聞いて、あるいは早まったかもしれない、とサキは思った。
 もし、見せしめなり切り崩しなりで個々のフリースクールが襲われるとすれば、その対象は首都圏を中心に相当の数に上る。勿論、サキと和実でどうにかなるものではないし、京には報告してあるものの、暗闇機関であってもその全てを警護することは不可能だ。
 だが、早いうちに拒否の姿勢を示さなければ、連合生徒会側はコンタクトを繰り返し、最後には例の催眠術や、明白な脅迫という手段に訴えるに違いない。少なくとも、矢野にその実態を伝えて、警察に相談するよう言ったのは間違いではない。
「兄さんはどうしてる」
「あいつはノーテンキだからな。いつもと同じだよ」
「注意するように言った方がいいな。
 あたしたちはもう連合生徒会にマークされてるから、若野エチュードも目をつけられてるかもしれない」
 サキは真剣な顔つきで前を睨んでいたが、和実がニヤニヤしているのに気づいた。
「なんだよ」
「最近、お前と意見が合うようになってきたと思ってさ」
「気楽だな」
 サキは和実を睨んだ。
「そういうつもりもないけどさ。
 なんせあたしは、『徒党を組む』っての、嫌いじゃないから」
「だったら教室でおしゃべりしてな」
「またまた。
 若野エチュードの授業を見てたお前の目は、一人が好き、ってんじゃなかったぜ」
「あんたの読み違いだ」
 予鈴が鳴る。サキは和実を置いて教室に戻った。

 ヨーヨーが唸る。学生服の少年が吹っ飛んだ。
 連合生徒会は、サキ達が登校している昼間の時間帯を選んで、若野エチュードを襲わせた。教師や職員たちは突然のことに対処ができず、されるがままだった。連合生徒会がどういうものかを知っているのは和仁だけで、彼は初めから棒――天井にあるスクリーンを上げ下ろしする――を持って抵抗したが、やがて打ち据えられた。
 サキは、京に通報があったのが休み時間の直前だったため、エージェントの車で到着した。サキが飛び出したのを見た和実は友人の自転車を奪って向かったが、到着にはまだ時間がかかる。
 教師たちはほぼ全員が打ち据えられ、生徒たちは一人で、あるいは数人が固まって怯えていた。
(よくも)
 サキの怒りが燃え上がった。ヨーヨーが炸裂する。命中するたびに、気味の悪い音がした。自分の状態に気づいているサキは、腹を狙うのはやめている。内臓破裂は避けなければならない。頭部は問題外。鳴っているのは足や腕の骨だ。
 残念ながら施設は考慮外だった。襲撃してきた少年たちが吹っ飛び、ガラスを割ったり、ドアを破ったりしている。彼らを倒すのが優先。そこに気を使う気は全く無かった。
(何人いるんだ)
 若野エチュードは、営業を停止した塾の建物をそのまま使っている。人数の割にやけに広かった。教職員の中に、自分たちが襲われた後、襲撃者がどこにどうなったかを見ているものは一人もいないようだった。
 教室のドアを開けた。用心深く中に入って見回す。ここには誰もいない。サキは廊下に出ようとした。
「待て!」
 和実の声だった。サキはドアを開けようとした手を止めた。その直後、ドアの向こうで鈍い音。
 ドアが開く。和実だった。
 サキが廊下に出ると、少年が倒れている。そばに転がっているのはソフトボールだった。
「どこから持ってきたんだよ」
「グラウンドに落ちてた」
「凰鳴の備品じゃねぇか」
「うるさいな。
 お前こそ勝手に出て行きやがって」
「あたしに任せろ、って言ったろ」
「助けてやったんだぜ」
「…。
 その話は後だ」
「OK」
 二人で周囲を観察しながら進む。突き当たり、階段のある場所から 3 人。
 サキは何も言わずにヨーヨーを放った。足に絡めると強く引く。少年はしりもちを突いて、サキの足元まで引きずられてきた。そこに肘を入れる。
 和実はさっきのボールを、風を切る音が聞こえそうなスイングで投げた。少年は、和実が何をしようとしているのか、一瞬、把握できなかったらしい。ボールはうなりを上げて、無防備な腹に吸い込まれていった。
 あと一人。
「後ろ!」
 二人の背後で声。振り返ると同時に、和実は頬を殴られた。
「太田」
 また 3 人。残った一人とあわせて、サキ達は囲まれてしまった。和実を助け起こして背中合わせになる。
 じりじりと輪が狭まる。和実は焦りを感じ始めた。
「全く、エリートさんの考えることはわからないね」
 とサキ。
「か弱い女に 4 人がかりかい。効率の悪いことだ。せっかく頭がいいんだ。手際よく一人で何人も片付ける方法を考えてみるってのはどうだい」
 早口だった。和実はいぶかしんだ。サキは何か考えているのか?
「なぁ太田。
 あんたもできる人間だ。小指でチョイと敵を片付ける方法を教えてやったらどうだ」
 おかしい。だが、和実はそれにのることにした。
「そうだな。今ちょっと考えただけでも 10 や 20 は出てくるけど、ただで教えてやるのはもったいないな」
「おいおい、こいつらも連合生徒会から給料貰ってるわけじゃないんだ。そういうセコいこと言うなよ」
 和実にはサキの表情は見えない。だが、サキの目は大きく開き、輝きを増している。それが見えている少年は一人だけいるが、その意味を読み取れないでいた。
「そんなこと言ったって、こっちも別に情けをかけてやる義理はないからな。それ相当の対価をもらわないことには。まぁ安くしておいてやるけどさ。どうだい、兄ちゃん、いくらなら出す」
「4 人もいるんだ、奮発してやって――今だ!」
 わー、っと声がしたと同時に、サキの目の前の少年の肩に箒の柄が振り下ろされた。そして、一気に押し込まれる。
 サキはそれに抵抗せず、後ろに下がった。和実が躓く様子だったので、慌てて引き上げる。そして横の階段に逃れた。
 二人は見た。
 生徒たちが、ある者は箒、ある者はモップを持ち、またある者は素手で、少年たちをやっつけていた。生徒たちは 15 人近く。いかに連合生徒会が送り込んだ者とはいえ、わずか 3 人では歯が立つはずも無かった。
 やがて騒ぎが収まる。みな、肩で息をしていた。相当に興奮していたのだ。
 サキと和実は、目を合わせて微笑みあった。彼らは、自分の居場所を自分で守ったのだ。
「ケガしてる人、いないかい」
 とサキ。生徒たちが何人か、無言で笑った。平気だ、という顔だった。
 サキが微笑み返す。和実は、右手を握って親指を立てた。何人かが、同じポーズを返す。イエイ、という声も聞こえた。和実が答えると、全員の合唱となった。
 それを後ろに、サキは入り口の方に戻った。主に教職員だが、生徒も何人か怪我をしている。これは医務室で間に合いそうではあるが、早めの手当ては必要だった。
「和仁さん」
「大丈夫だよ。あっつ」
「ちょっといいかな」
 サキは和仁が押さえている左肩の辺りに手をやった。和仁はまた声を上げた。
「腕の方、ひびが入ってるかもしれない。しばらく動かないで。救急車を呼んでくるから」
 サキはそのまま外に出た。暗闇機関の車両が待機していた。救急隊員の格好をしたエージェントが、連合生徒会の少年たちを拘束するため、中に入っていった。
 京もいた。
「お疲れ」
「あたしじゃないよ」
「え?」
 サキは黙って、それでもうれしそうに振り返った。窓から、生徒たちと和実がハイタッチで喜び合っているのが見えた。
 それを見届けると、京に向き直るサキ。
「一つだけ、気になることがあるんだけど」
「なんだ」
「奴ら、なんでフリースクールに手を出したんだろう」
「…どういうことだ」
「あいつら、加入候補の学校から悪いのを追い出してるくらいだから、エリート志向だと思ってた」
「…そうだな」
「方針を変えたのか、めくらましか…」
「こっちも手を広げなきゃいけないのかもしれないな」
 二人はもう一度、生徒たちがはしゃぐ窓を見た。

Ver.1.0: 2003/12/14

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