Tabino Mitsukekata

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Lebanon Information
国土の豊かさ、気候の温暖さにおいてレバノンは、「中東のスイス」と呼ばれアラブ諸国で唯一砂漠がない国です。内戦以前は欧州や近隣諸国の避暑地として、また東西の貿易中継点として栄えていました。しかし、各宗教間の力関係の不均衡が原因となり、1970年代には内戦に発展していきました。1970年ジョルダン政府がPLOのゲリラ組織を海外に追放した事件(黒い9月事件)でレバノンになだれ込んだパレスチナ人はベイルートやレバノン南部に難民キャンプを設けることとなり、1975年4月ベイルート郊外でパレスチナのバスがレバノンのキリスト教徒の最有力政党により銃撃され27名が死亡しました。これを機にイスラム教対キリスト教の15年に渡る内戦が始まり、ベイルートは東西に分断されました。さらに追い討ちをかけるように、1982年6月、PLOを一掃するという目的でイスラエルは西ベイルートを包囲し、レバノン戦争が発生します。イスラエル軍は約2週間にわたりベイルートとレバノン南部のパレスチナゲリラ基地を爆撃し民間人が500人以上が犠牲になりました。その後、PLOゲリラの約1万人はチュニジアなどアラブ8カ国へ分散しました。イスラエル軍は1985年6月にベイルートから撤退。内戦収拾のための会議がサウジアラビアで行われるなど和解が進む中、1989年レバノンのエイアス・ハラヴィ大統領は軍人内閣を率いていたキリスト教ロマン派のミッシェル・アウン将軍を軍司令官から解任。ハラヴィは全民兵組織にベイルート退去を命じてようやく内戦は終結しました。
大きさは岐阜県とほぼ同じ。人口は約360万人。宗教はイスラム教7割、キリスト教3割。公用語はアラビア語とフランス語。

Lebanon あれこれ
1度目はウィーンから飛行機でベイルートに入りました。所要時間は約4時間。2度目はダマスカスから乗合タクシーで入りました。所要時間は約3時間でした。飛行機で入国したときはビザの印紙を17US$で購入しましたが、陸路の場合、印紙も貼られず無料でした。
街中では内戦の跡は所々見られましたが、内戦で一番ダメージを負ったダウンタウンは内戦前の街並みに復興する政策がほぼ終了し、逆に美しい街並みになっていました。ダウンタウンの中心から放射状に伸びる道はギャラリーになっていて内戦の歴史が写真で公開されていました。このダウンタウンの出入りがとても厳しく、一般の車は入れず、許可のある車しか入れません。人の往来は自由でした。街には機関銃をもった兵士がたくさんおり、住民よりも兵士が多い街もあります。
内戦当時は西ベイルートはイスラム教徒、東ベイルートがキリスト教徒といった具合に分断されていましたが、現在はそんな感じは無く、宗教対立は表面上みられません。
ダマスカスからベイルートへ陸路で移動中、山間部では大雪になりました。ベイルートにはスキー場があるそうで中東のスキーヤーが集まるそうです。またこの陸路でのコースは外務省が出している渡航延期勧告が出されていましたが危険なことは無く、それよりもタクシー運転手の運転が乱暴でそちらの方が怖かった。

ダウンタウン1 Down Town 1
ダウンタウン 
1
内戦で最も被害が大きかった場所。
復興が進み内戦以前の街並みに復元されています。
しかしダウンタウンの中心部へはバリケードがあり車は入れません。
Dow Town 2
ンタウン 2
復興のコンセプトは”内戦以前の状態”だそうです。
ダウンタウン2
ダウンタウン3 Down Town 3
ダウンタウ
 3
内戦中と内戦後を比較した屋外ギャラリーとなっています。
ギャラリーと同じ写真が写真集となって売られています。32€でした。
Down Town 4
ダウンタウン 
4
警官と兵士だらけですので逆に安全でした。
ダウンタウン4
廃墟ビル1 廃墟ビル 1
内戦当時豪華なホテルだったそうですが砲弾の跡と弾痕だらけでひどい状態です。
隣にあるきれいなビルはインターコンチネンタル・ベイルート・ホテルです。
廃墟ビ 2
中心部ハムラ地区にある廃墟ビル。
完全に復興していないのでこのような巨大な建築物は内戦当時のまま。
廃墟ビル2
鳩の岩 鳩の
西ベイルートの海岸にある巨大な岩
レバノンでは知らない人がいないほど有名な場所だそうです。

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