| 今は大きな流れを考えることが必要な気がする |
先日の深夜、マニラの庶民風パブで宇多田ひかるの「ファーストラブ」をフィリピン人バンドが歌っていた時、僕は思わずなぜだか泣けてきた。(少々酔いすぎたか)そして僕の脳裏は日本とフィリピン両国の利益になることは何なのかを自然と真剣に考えていた。 この地フィリピンにおいては17年間観察しているがまともに働くのが馬鹿らしくなるぐらいの状況が相変わらず続いている。(マニラ首都圏の失業率は50%を越え、仕事のある人の平均日給は6、7百円程である。今年3月だかのアロヨ大統領転覆のクーデター騒ぎからは軍警察関係の給料待遇がよくなったり、以前から役所や教育関係者の給料UPなどもあるが全体としてはまだほんの一部である) だから、この地を牛耳っている政府関係者以外は、いつしか貧困スパイラルを打破しようとして、何百万人というフィリピン人がサラリーの高い海外に活路を見出さざるを得ない状況が続いている。(自分の故郷を離れ、家族とも泣く泣く別れ、家族が生き続けるためのMONEYを稼ぐために、見ず知らずの土地に海外移住して、身を粉にして働き、フィリピンに住む家族に送金しているのである)なんという過酷な現実なんだろうか。 アメリカの不法移民が1000万人居るという。凄い数である。その中でもフィリピン人は英語が堪能なので、いたる所で合法不法問わず相当数働いている。たとえばニューヨークなどの大都市だとフィリピンの医者が看護婦や看護士になったり(フィリピンで医者をするより給料がべらぼうに高いのである)、タクシードライバーやお手伝いさん、建設労働者、工場労働者、地方に行けば農場労働者、ラスベガスのカジノ従業員、また、遠方のイラクではアメリカ兵となったり家政婦としても働いているのである。 日本でも早く介護などの仕事を法制化して、ホスピタリティーのあるフィリピン人をまともなサラリー(20万円程度)を保証して入れてほしいものである。(エージェントを通すとフィリピン人の日本での給料は4,5万円にされてしまうのでこの事が問題である) 一般のフィリピン人は約束を守ってくれるし、こちらが道理に外れる事をしなければとても信頼できる人種だと思う。(しかしここフィリピンでもMONEYに関わることでは政治の世界で深い闇のアンタッチャブルの世界が存在しているということもまた事実である。この国はアメリカ同様銃社会である) そんないろいろの面を回想していたら、日本とフィリピンについてのあるアイデアが閃いてきた。 日本の農業自給率を高めるためと日本人の若者の国際貢献のためにも、フィリピンの肥沃な農地をこちらのどこかの財閥にご協力してもらい、村や市などの単位で香港見たく99年ぐらいの借地として、日本政府と契約を結んでもらい、その地だけは治外法権にして、農業をやりたい海外に住みたい日本人の若者を3年単位で移住してもらったりして、日本の農業指導員とともに日本に必要な農作物を作るというのはどうだろうか。もちろんその地に居る現地の小作農のフィリピン人にも参加してもらうことは不可欠であるが。 僕は、日本人の若者が大量にこの地に来てもらわないとこの国は何も変わらないと実は感じてきたので、この他にも日本の若者を多くこの魅力ある大自然豊かなフィリピンに住んでもらう方法もどんどん考えようとしている最中である。 実は僕は、この地では損得勘定では付き合えなくなっているのである。今の所いつもGIVE GIVE GIVEなのである。 僕は貧困のつらい現実を知っているから、この地でこの貧しき人々からお金はもらえないのである。僕以外にも多くの心優しい日本人がずっとこの地フィリピンに関わってくれたおかげで日本人の評判はすこぶるいいのである。 今後はフィリピンを訪れたい方々がいればご連絡ください。できるだけご案内させていただきます。メールはinfo@offfice4-pro.comまで。 次回の監督放浪日記ではゴミ捨て場で保育園を作ったフランスのNGOについて。 それでは。 2006年4月16日 監督四ノ宮浩 PS,現在製作中の映画「(仮題)天国の子どもたち−世界中の貧困と飢餓と戦争をなくすために」のパトロンを募集します。5000人製作委員会をつくって2006年3月末現在、2132口が集まっています。しかしながらまだまだ足りないのが現状です。ご協力していただける方はオフィスフォープロダクションまで御連絡ぜひくださいませ。 現在日本に帰国中です。 よろしくお願いいたします。 ご意見ご感想はこのHPの掲示板やメールでお願いします。できるだけお答えします。 メールアドレスはこちらinfo@offfice4-pro.com |
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