映画『BASURA バスーラ』よ、高く、貴(たか)く、空(うえ)を舞い給え! | |
まだまだやることが山のようにありますが、ようやく映画『BASURA バスーラ』が大きな流れになる予感がしてきましたが、これからはぜひ皆さまのお力が必要なのです。 * まずは5月26日から31日までの映画『忘れられた子供たちスカベンジャー』と映画『神の子たち』の無料上映会が開催されますのでぜひ皆さまから、まだ観ていない方々や中高生にお知らせくださいませ。チラシURLをお友達やお知り合いの方々へのメールでの転送お願いいたします。(http://www011.upp.so-net.ne.jp/office4pro/jpg/BASURA_event_large.jpg) 僕も毎回恵比寿のガーデンプレイス内東京都写真美術館ホールに行きますのでぜひお声をかけてくださいませ。そして皆さんと大いに語りましょう。 * また映画の推薦文が来ましたのでご紹介させていただきます。 まず音楽界からはこれから必ずメジャーになっていくMissing Link の HARUKA さん。 僕は以前彼女たちのコンサートに行かせてもらい、感動しました。 *** この映画を見ていく中で 私の心に生まれた、なんで?っていう思いや 悲しさや寂しさ。 そんな気持ちが生まれることの意味を 今の自分の幸せを、私はもう一度ちゃんと感じなくちゃいけないんだと思いました。 誰がいけないとか、何がいけないとか、理由を探すんじゃなくて、この映画で世界に起こる真実を知ることができたから。 私は私のいる場所で、毎日を一生懸命生きていたい。 未来に夢を持ち続けて生きていたいと、この映画を見ていなかった昨日よりもずっと強く 私は思うようになりました。 * 次に、尊敬する市民活動家でピースボートの船でお知り合いになったあの伝説の田中優さんからの推薦文です。(田中優さんは未来バンク理事長で、日本国際ボランティアセンター理事などその活動は多岐そのもの)。田中優さんの'持続する志'は必見です。 僕は田中さんの言論はほんとうにすごい、正しいといつも感じております。僕は個人的には田中優さんみたいな方が日本の政治を動かしてほしいとつねづね願っておりますのでぜひ今度、何かご一緒にやらせてくださいませ。 *** ドキュメンタリーのビンテージ 四ノ宮監督作品『BASURA バスーラ』を観て 『忘れられた子供たち』『神の子たち』に続く、ごみを拾って暮らす「スカベンジャー」の人たちを映した作品『BASURAバスーラ』を観て、どれだけ四ノ宮監督が悩んできたか分かる気がした。ドキュメンタリーとしては禁じ手である「支援」をしてしまっているのだ。実は『神の子たち』の最後にも、ほんの一部だが支援している。あれだけ苦しんでいる人たちを見て、何もせずにいられなかったのだろう。しかも20年に渡って同じ場所とつながり続けていたドキュメンタリーは、世界にも例を見ない。世界と言えば、Mike Davisという作家が、「Planet Of Slums(スラムの惑星)」という本の中で四ノ宮監督のドキュメンタリーを資料映像として紹介している。「卓越した作品だ」と。 しかし今回の『BASURA バスーラ』はそれを超えている。四ノ宮監督自身が関わり続け、悩みぬいて変わっていった。それは「今回の映画は涙目で見ないでください、同情しないでください」という監督の注意書きからも読み取れる。一人の人間が与えられた環境の中を必死になって生きていく様は、無様でみっともなく、哀れで汚らしいものだろう。しかしその「生」を肯定してもらうのならいいが、間違っても同情されたくない。それは動物園の檻の外から見る視点と同じものだと思うからだ。「同情するぐらいなら、一緒に並んでごみを拾ってくれ」と思うのだ。 禁じ手である支援をすることになったのは、安易な援助などとは全く違う視点からだ。自分が同じスラムに暮らし、息をし、20年にわたる友人関係から、同じ目線の高さから始めている。それは神々しいほど荘厳な、人々の「生きよう」とする力に、同じ位置にいる人間としてせざるを得なくなったことなのだろう。だからかつて母親のためにごみを拾って暮らしていた少年のエモンが「自殺した」と聞いて、どうしても信じられなかったのだと思う。日本の「自殺」とは違うのだ。彼らの国では自殺はしないし、神に背くことなのだから普通はあり得ない。そこからエモンの移り住んだ履歴をたどっていく…。 痩せ、透徹した色の目になった監督に会って、すぐには誰だか分からなかった。『BASURA バスーラ』の価値は、ドキュメンタリーを超えて、人間のつながりの価値になった。こんな作品に出会えることはまずないだろう。20年というつながりの年月の重さが、まるでビンテージものの古い酒のように発酵して新たなジャンルを築いた。 *** よーし、先日、反貧困ネットワークの湯浅さんからメールが来ていた。どなたか僕と湯浅さんの対談を企画していただけませんか 2009年5月20日 映画『BASURA バスーラ』監督 四ノ宮浩 | |
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