僕は映画『BASURA バスーラ』を中高生に無料で観てもらい、ぜひ感想を聞きたいのです | |
先週はお忙しい中、四ノ宮3作品の上映会に来ていただきまして感謝です。映画『BASURA バスーラ』の先行プレミア上映は有料にもかかわらず2回ともほぼ満席になり、感想もすこぶるよかったのでホッとしております。というのも実は映画を全体で4分ほど短くしたので、観られる方々が心地よい感じになったと思うのです。(5月30日からの上映から新バージョンに変わりました) ![]() また更にうれしい悲鳴です。先週フジテレビのザ・ベストハウス123という番組のドキュメンタリー映画部門で『神の子たち』が1位になったため、DVD在庫が間に合わなくなり(急遽追加生産し、もう大丈夫です)、6月の上映会も目白押しになってきました。 そして6月4日(木)の夕方(17:15〜以降)、NHK BS1 のアジアクロスロードという番組で『BASURA バスーラ』が取り上げられます。僕たち “チーム・バスーラ” の取り組みを、12分間みっちりと取り上げていただく予定です。5月30日の上映会の様子なども放映されますのでぜひご覧になってくださいませ。 僕はこれからどんどん動いて動いて動きまくります。 『BASURA 基金』(名称・仮)も作り、ゴミ捨て場の子供たちの予防接種や給食プログラムなども行い、学校に行っている子供たちへの教育支援もしていきます。 学校だって建てたいとも考えています。 * 久しぶりの更新なので、今日はボランティアでたまに事務所にくるT君の書いたフィリピンレポートも紹介したいと思います。 *** 僕は現在、ある大学の東南アジア研究会に所属し、日々仲間と共に東南アジアで起きている数々の問題について「自分たち学生には何ができるのか」などを研究し、話し合っています。 その一環として、フィリピンのゴミ捨て場の住民が移住させられた地域にあるフリースクールの小学校への募金活動を毎年行っており、僕は自分たちが集めたお金がどういう人達に、どう役に立っているのかを自分の目で確かめたいと思い、この春あるボランティア団体に同行させてもらい、初めてフィリピンを訪れました。 フィリピン到着後すぐその小学校を訪問し、子供たちに長靴とTシャツと本をプレゼントし、教室の中では子供たちとゲームをして遊んでいたのですが、驚くことに、そこで出会った子供たちは誰もがみな、キラキラした澄んだ瞳をして笑顔がとてもかわいい子たちでした。 テレビやネットから伝わってくるフィリピンの貧困の負の部分の情報しか知らなかった僕は、無邪気な笑顔の子供たちを見て「どんな環境にいても笑って生きていける、人間の強さみたいなもの」を感じたのでした。 数日後、ついに僕たちはそのフリースクールの高学年や親たちが働いている映画『神の子たち』の舞台になったマニラ首都圏北のはずれ、ケソン市パヤタスゴミ捨て場を訪れることになったのです。 ゴミ山では多くの老若男女の人々が働き、僕は急に強烈な悪臭や日本ではお目にかかれないハエの大群などに出会ったためか、胸が苦しくなる感覚に襲われたのです。そしてゴミ山が無くなれば、人々は幸せに暮らしていけるのではないかと思うようになりました。 翌日、僕はフリースクールの校長先生に質問しました。 「僕たちはこんな不衛生なゴミ山が無くなればいいと願っています。これは正しいことなのでしょうか?」 すると校長先生は、静かにこう答えました。 「ここの人たちはゴミ山で働くしか生きる道がないのです。もしゴミ捨て場が無くなれば、ここの人たちみな死ぬでしょう。私はゴミ山をどうしたいかというよりも、目の前にいるこの子供たちを守りたいのです」。子供たちを本当に大切に思う気持ちが伝わってくる言葉でした。 僕は今まで、東南アジアの貧困問題を考える中、世界の平和についても考えてきました。しかし、世界の平和といっても規模が大きすぎて、「自分には何もできないのではないか」と自分の無力さに落ち込むことが度々ありました。 しかし、校長先生の言葉を聞き、世界の平和というのは「目の前にいるその人を本気で幸せにしたいと思い、行動していくこと」じゃないかと感じたのです。 今自分が「出会った子供たちのことを考え、一緒に遊び、同じご飯を食べ、一緒に笑いあう」そのことも実は「世界の平和」につながるのではと思い直し、こんな僕でもこの子たちの役に立てるんだと本当にうれしくなったのです。 このような貴重な経験ができたのも、実際にフィリピンに行って現地の人と触れ合い、考え、行動したからだと思います。 もし、フィリピンに行かず、日本でネットや本で調べているだけだったら、あの元気な子供たちの笑顔にも出会えなかったし、無力感により現実から目を背けてしまうようになっていたかもしれません。 《皆さん、もし、なにかやりたいなら、ぜひ現地へ行き、子供たちを笑顔にしてあげてください。一緒に遊んであげてください。必ず、子供たちは恩返しとして、自分が子供たちに与えらた何倍もの勇気と希望を与えてくれると思います》 *** T君ありがとう。 今度の映画『BASURA バスーラ』の東京でのロードショー後の7月27日から1週間、「監督とゴミ捨て場で1時間ゴミ拾いを行うツアー」が予定されているので、ぜひまたフィリピンに行って、今度はゴミ拾いを子供たちから教えてもらい、そのゴミを売ったお金で子供たちに何かを買ってあげよう! ご興味ある方もぜひご一緒しましょう。 2009年6月2日 映画『BASURA バスーラ』監督 四ノ宮浩 | |
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