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工事日記

木工事(8)・電設工事(1)


   ■1階:力板張り
■電設工事(1)
■2階:力板張り
■板倉壁造り

1階:力板張り
2月16日(土)

デッキから室内を見る
1階床が張られていました。張ってあるのは高圧木毛セメント板(TSボード)。これが床になるわけではなくて、この上に根太間に土を敷いて、その上に床板を張ります。

TSボードは構造用合板同様の耐力を持つ面材で、この面材で水平構面を構成すると剛床(ごうしょう)となる。構造的には枠組壁構法(2×4)と同じになる。こうして面材を張ったので気密もよくなっている。このTSボードの上に根太を載せて床を張りますが、その根太間に土を載せようと考えてます。

厚板が運び込まれて、2階力板(1階天井と兼用)張り、壁落とし込みが始まります。


2月19日(火)

3歳児は走り回れる
1階に力板(TSボード)が張られたので床下の感じがつかめるようになったので、覗いてみました。かなりの空間が確保されてます。

梁間に断熱材を100mm入れるのでもうすこし床下は低くなりますが、土間から112cmの高さの空間があります。収納兼子供の遊び場ですね。


現場で今井棟梁、高田設計士とがうち合わせ。

・ボードを張る前に厚板を柱に釘止めするのはいつにするか。落とし込んだ板を少しの間、風にさらしておこうという案もありましたが、短時間の乾燥は有効ではないだろうと判断し、落とし込みと同時に釘止めすることになりました。
・セルロース断熱材はかなり密度が高く硬い弾力がある。75mm厚を40mm厚の横胴縁間に納める設計だが膨らみをどう押さえるか。透湿紙を横胴縁に合わせて横方向に張っておいて、その間に断熱材を納めて、縦胴縁で押さえる間に断熱材は膨らむ。どう作業するのか難しいところ。ここはその後、胴縁厚さを変えて55mm間に納めることに変更(それでなんとかなるのかな?)。設計士さんが調達した胴縁ですが、材がベイツガなので、国産材に拘る設計士さんは残念がってます。(施主は、そんなに気にしてない。)

水平構面について設計士とやりとり。
TSボードで耐力を構成するには15cm以内の間隔で釘を打つことになっているとのこと。1階床の釘打ちは水平構面を形成する上で現状でいいかどうか。その話題から、あのような伝統構法における水平構面の考え方、また2階床の水平構面設計に関する設計士の見解など、その後やりとりがありました。専門家には面白そうですが、ここでは省略します。


■電設工事(1)
2月18日(月)

野坂電設さんが工事に入りました。居間のテレビ位置変更に合わせて、TV/BS、CS、TELとコンセント位置の変更を電話でお願いしました。工事直前の計画変更です。
理由はTVの電磁波を避けるための位置変更です。(テレビなんか見みなけりゃいいだろ、なんて言わないでネ)


2月19日(火)

昨日に続いて今日も野坂さんが現場にいるかと思って行ってみたのですが、別の現場らしい。会えませんでした。

天井の梁に貫通した配線

梁に穴が開いている
左は居間吹抜のペンダント用配線。
右はそのペンダントから居間にあるスイッチまでのコード。引き込みのために梁に開けた穴。穴開けたくないけど、しかたない。


2月22日(金)

野坂電設・野坂さん、高田設計士と現場で打ち合わせ。
壁はほとんど真壁で2階天井はないから、隠蔽配線がなかなか難しい。しかも電磁波対策で「この範囲は配線を引き回さないで」という指定があるから大変でしょう。ご苦労様です。

多数のCD管
TV/BS、CS、TEL、LAN配線用のCD管が床からタコのようになって出ている。パイプスペース内に配管です。

結局、TV/BS、CS、TELは居間と和室に、LANは居間、和室、食堂、台所に配線することになりました。そんなに使うんかい、って感じです。

非塩ビ・エコ電線
拙宅の配線はすべて非塩ビのエコ電線です。
青い包みは富士電線、下はYAZAKI製の600V EM-EEFです。

右の黒いのは幹線用の配電線。電気屋さんはこれを2人がかりでCD管に挿入しました。

2月23日撮影

2月23日撮影
左写真
引き込み線(幹線)をCD管に通線して、基礎立ち上がりから出ている。メーターから車庫スラブの中を通じてここへ出る。
電気屋さんはこの幹線は床梁に沿わせるたいらしいが、ここの上は和室なのでそんなことしたら和室に寝た人に電磁波が曝露する。幹線はスラブ床を這わせることにしてもらいました。地面からなら1階床まで1m以上あるから電磁波は大丈夫でしょう。

右写真
床下にとったアースから配電盤へむけてCD管内をアース線が通っている。
(2002/3/6追記)
ちょっと見えにくいですが、CD管に入った幹線が、地面を這っています。
電気屋さんありがとう。

電気配線は電磁波を回避するように設計段階から計画していて、就寝時の頭の位置から1m以内には配線をしないようにしてます。(図面は<電気設備と配線>を参照下さい。)
1階照明の配線は1階天井=2階床にします。2階には主寝室と子供部屋があって、そのベッドの頭位置から1m以内は配線しないとなると、1階照明の配線はかなり制約され、コードの引き回しが面倒になります。
しかし電気屋さんはそれをやってくれて、2階力板上に配線を回避する範囲を描いて、そこを外すように配線してくれました。

2月24日撮影
柱の向こうは主寝室、柱の手前は子供部屋。柱の左側手前に子供のベッドが来ますから、そこから1mを迂回するように配線がされてます。

電気屋さん、ほんとご苦労様です。

3月6日撮影

赤字は1階照明の位置
(2002/3/6追記)
主寝室の配線がされてます。

上記の配線の内側に、配線ができてます。2階コンセントから1階食品庫までの配線はコの字型になってます。ベッドを回り込むように配線をしているからです。


■2階:力板張り
同じく2月22日(金)
2階床に厚板が張られ、壁にも厚板が落とし込まれました。

2階の様子。奥の床のないところが居間の吹抜。
2階に厚板(力板)が張られている。これが1階の天井になります。
この厚板の上に45mm厚の根太を敷いて、その上に2階床を張ります。その根太間に蓄熱用の土を載せようと考えてます。だから厚板を張るわけです。

2階床に土載せの件は取りやめでした。現場の土を入れるはずでしたが、土が粘土質で作業がしにくいのが理由です。(2002/2/26追記)

2階に張られた厚板
右は梁の上の厚板。年輪の外側を下にして張ってます。壁では年輪の外側が室内に向くようにして落とし込まれてます。

これは木の反りを考えてのことでしょう。辺材部分、年輪の外側の若い部分ほど乾燥による収縮が大きいから、板は年輪の内側が凸になるように反ります。


■板倉壁造り

柱間に厚板

厚板に釘
厚板落とし込みはおおよそ出来上がった感じ。
柱につけた溝に厚板を入れてます。柱間に厚板を入れると、まさに板壁になります。

厚板が乾燥すると空いてくるので、外側はビスで柱に止めてあります。この上にボードを張るから、斜めにしっかり打ち込んであります。

ビスじゃなくてでした。(2002/2/24追記)

2階はトイレです
1階居間の吹抜から2階を見上げたところ。

板は色を気にせずに入れてもらいました。紅白に節がたくさんついてますが、暖かみを感じる見映えです。外気に接する壁の内装はこれで仕上げ、これ以上何もしない。

2階に張った厚板を踏み天井にして、それでフィニッシュにしてもいいですが(コストは安くなる)、蓄熱土載せのこと、電気配線のこと、音のことから、天井と床を張ることにしました。

TSボードにエアガンで釘を打つ今井棟梁

TSボードを張ったところ

外からは板倉の様子は少しの間しか見えない
TSボードをさらに張って耐力壁にします。

杉板の美しさはセメント板のせいで外側は覆い隠されてしまう。とっても残念です。



2月23日(土)
キッチンの打ち合わせにイカリ工業へ行く前に、家族で現場に行きました。板の落とし込みが続行(後述)。

今井Jr.がんばってます
今井Jr.が厚板を切ってます。
写真を撮ったときには気がつかなかったけど、ずいぶんと短い木を切り出している。


ところで、板倉では柱に溝を通してそこに厚板を入れ込みますが、通常は建て方の最中に落とし込みをします。
しかし拙宅では建て方費用の削減のために、柱を立ててしまってから板を落とし込む。
しかし柱間の内寸よりも長い厚板をどうやって柱の間に入れ込んでいくのか?

ここで板落とし込み方法の種明かしをしましょう。

2月11日撮影

2月22日撮影
秘密は、梁近くで柱の外側につけてある欠込み
そこから板を入れていきます。

3枚とも2月23日撮影
青木大工が板倉壁を造ってます。

屋外側にあけた欠込みから板を落とし込み(左)、本実部分をしっかり合わせてから釘打ち(中)、さらに「釘締め」という金具を使ってしっかり打ち込む(右)。

30mm溝に27mm厚の板で、「板がぐらつくから機械では打ち込めない」から手仕事でやってる、と青木大工は言ってました。ご苦労様です。
この厚板後入れ手法は、本来の板倉構法の方法ではなく、建て方手間を削減するために考案した方法です。しかしこれはなかなかいい方法だと思います。


柱とボードの間に厚板が覗く
厚板を落とし込んだ後に、その外側にボードを張っていきます。

柱の欠込みは・・・残ったままです。



2002/2/24 open
2002/3/6 追記