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木工事(15)・設備工事(6)


   ■天井張り
■FFヒーター位置出し
■キッチン位置出し
■敷居・鴨居加工
■敷居・鴨居入れ
 ●土足厳禁
 ●引き込み障子
 ●納戸
■左官教室
 ●色見本
 ●技術指導
■DYIで塗り作業

■天井張り
4月19日(金)
外壁が一部を除いて終了。いよいよ内部の仕上げです。
まず天井板が張られています。板は無垢のスギ板(紅白混じり)15mm×150mm×3.65mをプレーナー超仕上げ、合决り(あいじゃくり)加工したもので、実際の厚さは12mm程度です。
居間吹抜の勾配天井は張り終えています。
2階北側の天井も終了。

左:窓の上端までが壁、その上は勾配天井。正面から見ると横張りされたスギ板が、壁から天井へと連続しているかのように見えます。
右:横から見ると、壁と天井の違いがわかります。(当たり前)
青木大工と今井Jr.がロフトの天井を張っているところ。今井棟梁は下で板を切っている。

断熱材が盛り上がっていて1人では板を張りにくいとのこと。10cmの根太間に10cmの断熱材だからうまく納まるはずなんだけど・・・。断熱材の幅を短くしないで押し込んだために、盛り上がってしまったそうです。


夜6時から、今井棟梁のところで青木大工、今井Jr.、高田設計士とともに内部の仕上げについて打ち合わせ。
敷居、鴨居をどうつけるかなどが中心。食堂の掃き出し窓にも障子を追加、2階納戸の小壁の長さを指定しました。
窓の引き込み障子は、柱と12mmの隙間ができるとのこと。その場では「可」としました。(連れ合いとも相談しましたが、12mmは空きすぎと考え、23日に高田設計士に会ったときに相談して、もっと少なくしました。)
打ち合わせ後、11時頃まで、今井棟梁、高田設計士と宴会をしてしまいました。


4月20日(土)
子供部屋と主寝室の勾配天井を張っている。

あれっ? 板が白くて、節が非常に少ないゾ。
今井棟梁に聞くと、この部分の普段、目に入る部分なので、綺麗にみえるように白太の多いきれいな板を使ったとのこと。いやー、ありがたいです。

この部分の天井は低くて、節が多いと圧迫感を感じます。棟梁の配慮で、そんな気持ちを感じないで眠ることができそうです。


■FFヒーター位置出し
4月20日(土)

拙宅の暖房器具は灯油のFF輻射型ヒーターです。サンポットの新製品「パネロン」です。
寒冷地では一般的なFFヒーターですが、関東以南ではまったく普及してません。暖房に関しては無知といいたい。

午前中に、サンポット代理店が来るので、立ち会う。吸排気筒の位置を決めるのが主な目的です。
ヒーターの設置場所は、居間の洋服収納(クローゼット)下と食堂壁の2カ所です。

居間の外壁。
矢印の先の赤い○印の位置に穴をあけて、FFヒーターの強制給排気筒を出します。ヒーター自体は洋服(上着)入れの下に組み込みます。
(2002/5/7追記)
ここは玄関内。ここにヒーターをつける、なんて訳ではありません。
代理店の人(中央)と設計士(右)とが向かっている玄関の壁の裏側(食堂)にFFヒーターを設置します。

本来なら、ヒーター設置場所から直接に壁へ給排気筒の穴を開けるのですが、拙宅ではその位置に雨戸収納庫があるんです。それで給排気筒を一度、玄関内に出して、下駄箱の中を通って玄関の外壁に出そう、という設計です。
上の写真は、壁に筋交いが左上から右下に入っているので、それをぶつからないかどうかチェックしてます。

そんなことになっら理由は。台所換気扇は設計図では東側壁にあったのですが、現場の判断で南側壁に移動したために、玉突きで雨戸収納庫位置が移動した結果、FFヒーターの穴を移動させないといけなくなったのです。
しかし食堂の壁を給排気筒が貫通しなくなったおかげで、食堂の掃き出し窓に引き込みの障子を入れることが出来るようになりました。

■キッチン位置出し

三英エンジニアリング・遠西さんと高田設計士でキッチン流し台の給排水位置を出してます。

流しの水栓位置は、現物を見てから決めようということにキッチン屋さんと話していたために、水栓位置が未定。
水栓ボックス位置は適当でいい、と施主は思ってますが、設備屋さんとしては露出配管が最短になるようにしたいようです。職人のこだわりですね。


■敷居・鴨居加工
4月22日(月)
家具関係のスケッチを高田設計士にFaxで送る。

4月23日(火)
高田設計士が今井棟梁の作業所でうち合わせするというので、立ち会うことにする。
内部は、通常は最初に床を張るのですが、拙宅では最後に張ることにしています。通常の方法と異なることから、工事がやりにくい部分が出てきます。居間の洋服入れ用に柱を立てる方法を巡って、やり取りに行き違いがあり、ちょっと揉めたりしました。(施主はよくわからず、口を差し挟めない)

溝を切っています。ってことは鴨居かな。
敷居は段差をつけないためにV字レールです。

(2002/4/30追記)
窓の障子はV字レールじゃなくて、敷居です。
V字レールを入れる部分は溝になります。
赤味の材。溝があって、しかも本実加工してある。実はこれ、厚板の床材、縁甲板です。

居間にはコの字型に窓があり、ここも引き込み障子をつけますが、その敷居は窓に沿ったベンチに載せる。ベンチの材は板倉壁に使った厚板で、赤味が強いので、敷居は赤味材を使うことにしたそうです。適当な材が見あたらず、この縁甲板を使う。本実や背溝の部分は切り取って使うそうです。


■敷居・鴨居入れ
4月27日(土)

いよいよ内部の造作工事が本格化していました。敷居・鴨居は青木大工の仕事。2階から入れ始めました。今井Jr.は間仕切壁つくりです。


●土足厳禁
4月29日(月)

入り口のコンパネ床に「土足厳禁」の札。
敷居を入れているので、土足で踏まれると困るから念のために出したとのこと。

大工さん達はセッタを履いて作業してます。


●引き込み障子
2階夫婦寝室の東側窓。
両サイドの壁に引き込めるように障子をつけるので、窓の両側の壁に敷居・鴨居はついている。

非常に見通しがいいから、朝日のおかげで、朝の寝覚めはいいかな。
日射がきついだろうから、ここはLow-Eのペアガラスです。


●納戸
夫婦寝室の納戸(ウォークインクローゼットともいいます)。
入り口の左右に小壁がつく。左は途中。電気工事を待ってから張ります。

入り口には扉をつけるのが普通でしょうが、通風を確保するため、というよりコスト削減が直接の理由で扉はつけない。長い暖簾を下げます。

左の大開口は入り口。上半分が空いている所には、階段室に向けた開き障子がつく。
左:納戸入り口、左側小壁の裏。ここは1階から電線が大量に上がってきて、1階天井や2階天井へ配線されてます。

右:その配線スペースを確保するために、小壁の壁厚をふかすことにしました。


■左官教室
4月28日(日)

妻面上部の壁や間仕切壁は石膏ボードです。そこは施主が左官します。

田中石灰の石灰生クリーム「タナクリーム」に同じく田中石灰の「黄土」を混ぜて左官することにしてます。色粉は有害成分がありそうで、土で色つけです。(土の色の成分もよくわかりませんけどネ)

しかし、なにせ初めての経験ゆえ、プロに教えを乞うことにして、島田左官を教師に現場で左官教室です。
9時5分前に現場に着くと、島田左官はずーっと前に到着していた様子。高田設計士が到着したところで開始です。


●色見本
仕上塗り用のタナクリーム#200に黄土を混ぜて、「色見本」をつくることから始めました。
島田左官が真っ白なタナクリームに黄土を混ぜて石膏ボードに塗っていきます。少しずつ黄土を増量していった色見本です。


乾燥前(現場にて)

乾燥後(自宅にて):ちょっと暗い
左が塗った直後、右は乾燥してから。
1から6まで順番に黄土の分量が多い。
珪砂
入り
湿っているときは色が濃かったけど、乾燥するとかなり薄くなります。

その後、自宅に帰って、色の検討をしました。
私としては珪砂入りで濃い色(5、6)がいいんですが、連れ合いは淡い色(2、3)がいい。なんと3歳の子供も淡い色指向でした。
私は土壁への思い入れがあるのかな、連れ合いは漆喰=白のイメージがあるようです。
そんなんで、淡い色にすることにしました。その方が漆喰ぽいっし、部屋は明るくなるでしょう。


●技術指導
色見本作成後に、左官技術の実地指導です。

タナクリームはその名のとおりクリーム状。それをコテ板からコテに載せるのは、これが実はなかなか大変なんです。珪砂を入れて粘性を増すとやりやすくなりますが、それでもコテにはなかなか載ってくれません。
写真では、高田設計士がトライしてます。

道具はコテと板だけで簡単ですが、その仕事は素人には難しいんです。
石膏ボードに塗った跡。

コテの取っ手から手のひらを浮かせる、右に動かすときは親指の先、左に動かすときは中指の関節に力を入れる。とかとか・・・
砂を地面に敷いて、コテの練習もしました。

樹脂入りの珪藻土を塗ったことがありますが、それは粘度が固かった。タナクリームはコテに乗せるのが難しい。しかしコテから壁に乗せてしまえば、あとはなんとかなります。
チリ際(柱際)の塗り方、コテむらの消し方なども教わりました。

鏝板(こていた)です。
左が市販品、右が島田左官使用のもの。
縦横の比率が違う、握りの角度が全く違う。

左手に持って、縦が短く、板の左下が腕に乗る。そうならないとダメなんです。
持ち手の角度は職人によって微妙に異なるので、「柄心(えごごろ)」と言うとか。
鏝板の作り方の指導です。

左:まず、胴縁で持ち手をつくります。
右:高田設計士は鏝板の図面を書いてます。
柄を持ってポーズする高田設計士さん。
簡単につくれる道具だけど、しかしそこにも経験が重ねられている。


帰り際に高田設計士が引き戸のV字レールの見本を見せてくれました。
単なるV字じゃなくて脱輪防止のレールです。金属は冷たいから樹脂はどうか、樹脂の材質に問題はないかどうか、という提案です。樹脂の成分を検討するということにしました。


■DYIで塗り作業
4月29日(月)

夫婦で作業です。

連れ合いはタナクリーム左官のために養生テープを貼りです。漆喰は2mm塗るので、その分だけ石膏ボードから離して木部に養生テープを貼っていきます。「2mm」がどの程度かの感覚をつかむまでは要領を得まないみたいですが、それを会得(?)してからは、スムーズに大胆に貼っています。

養生テープを貼ってます

養生テープを張り終えた
面の左右と上は青い養生テープ。セキスイの「シーリング用」養生テープで、同じくセキスイの「塗装用」に比べると粘着力が弱い。テープを剥がしたときに木が剥がれないからいい、島田左官からアドバイスされて、現物を3本もらったものを使ってます。

面の下は養生シートがついたテープです。シートの幅は25cm。
左が青い養生テープ。「セキスイ紙粘着テープ655(シーリング用)」とあります。

右は養生シート付の養生テープ。メーカー不明。
使って気づきますが、右利き用なんです。

私は軒天の木毛セメント板に塗装。下地にリボスのディノブを塗りました。




2002/4/24 open
2002/4/30 敷居・鴨居入れ、左官教室を追加
2002/5/7  FFヒーター位置だしに加筆。