★☆★ トップページ 工事日記 木工事(16) ★☆★

木工事(16)


  ■床板選び
■造作工事
 ●居間ベンチ
 ●居間吹抜の壁
 ●居間洋服掛け
 ●書庫
 ●和室と押入
 ●番外篇−清掃−
■見学者
■ソーラー温水器打ち合わせ
■木製敷居すべり、木製V字レール
■DIY

■床板選び
5月2日(金)

子供を自主保育(コロボックル)に出して夫婦で現場へ。
今日の目的の1つは、1階・居間部分の床に張る板材を選ぶ作業を行うことです。
床材はヒノキ。驚くほど安い材を高田設計士が入手してくれましたが、抜節の埋木が多い。せめて居間は埋木が少ない材を使おうということで、夫婦で板を選ぶことにして、前日の1日に床材の半分程度を現場搬入してもらいました。
板の選び出しは、大工さん達が作業をしながらやってくれるんですが、「自分たちで選んだ」という満足感になればそれはそれでいいだろうという思いがあります。

床板はヒノキ。
「スギでは柔らかすぎ」ということで、高田設計士はヒノキを推奨しました。スギの厚板じゃあ高いですからね。

写真は板材の裏面。産地と等級が書いてあります。
左:「吉野産」。吉野ヒノキです。
右:「特一等」。要するに「節あり」の並材ってこと。拙宅の柱はみんなスギの特一等です。

「節あり」と言ってもいろいろですが、拙宅の床材は「小節」どころではなく、「特1等」の並材ですからたくさんの節があります。

上の茶色が本来の節、生節です。この節は周囲と一体で、抜けることはありません。これは自然で美しい。

しかし節の中には「死節」とか「抜け節」と言われる節があります。これは節が抜けると「節穴」になるので、節を切り抜いて穴を塞ぐ「埋木」をします。下が埋木した部分の写真。これは唐突な丸印で、不自然です。
それで埋木のあまり目立たない板を居間に使おうということ夫婦で選別作業をしました。全体の半分程度にあたる約200枚の床板の中から6束(48枚)を夫婦で選び出しました。写真の右端のラインがそれです。写真は板の裏面です。

選び出し自体はそれほど時間がかかりませんでしたが、再び紐で束に縛りなおすのに手間がかかりました。

その後、私は軒天塗装、連れ合いは左官用の養生テープ貼りを続行です。
1時に持参の弁当を食べて、すぐに作業再開。4時過ぎに引き上げました。


■造作工事
●居間ベンチ
5月2日(木)

内部の造作工事が着々と進行してます。

向かって左が南側、右が出窓
居間の南と西の窓。

西側出窓はベンチ状になってますが、それに連続して南側窓にベンチができました。出窓部分と連続してコの字型にベンチがつきました。


ベンチ。下は収納に使える
左:ベンチの様子。ベンチの下が空いている。ここには収納ボックスを入れます。ボックス製作はDIYです。ベンチと窓枠との境にあるのは、スギ赤味の縁甲板を加工した障子用の敷居。

右:敷居の様子。窓との間の空間に、トミカが入ります。子供が喜びました。


●居間吹抜の壁
左:居間吹抜の上に壁が出来つつあります。下半分が壁で、上半分は障子です。
向かって左側は2階ホール、右側は子供部屋です。
石膏ボードだから、ここの左官もしないといけない。

右:2階では今井Jr.がその壁をつくってます。


●居間洋服掛け
5月3日(金)

居間の南側窓の脇にある洋服入れ。青木大工が枠などをつくり、今井棟梁が背面の板を入れて2日かかってます。

洋服入れの下はFFヒーターを収納します。
この洋服入れの裏には、窓の障子が引き入れられます。FF収納の位置にその敷居が見えています。

洋服入れの右手前の柱は4寸です。洋服入れにはもったいない立派なつくりです。
玄関の近くにコートや上着を入れておく収納があれば外出のときに便利です。それで居間に服入れを作りました。

(2002/5/7追記)
まだ天井は張っていなく、後日、床板(ヒノキ)を張るそうです(高田設計士の指示)。
なぜ床板かを青木大工に聞いたら、この上に乗っても大丈夫なようにだろうとのこと。この洋服入れの上には、吹き抜け壁に窓がついている。そこを拭くときに洋服入れに乗りますね。なるほど。


●書庫
5月3日(金)
書庫の敷居・鴨居が完成。左右の柱の間に見えるかな。障子を入れる予定です。

写真上部に少し見える梁の上はトイレ+洗面所。排水パイプが露出している。給水・給湯用のサヤ管、弱電関連CD管もあるパイプスペースです。
写真は居間のベンチに座って撮ったもの。右の柱の右側と欄間部分とは隠れてしまいますから、パイプはほとんど見えません。
●和室と押入
5月4日(土)
GW返上で仕事をしている大工さん達ですが、この土日だけはお休みです。

3日に青木大工が作業していた和室(置き畳の間)の敷居・鴨居が完成。

右に見える大黒柱の左側を出隅にして、L字に襖戸が入る。鴨居上の欄間はガラスを入れて明かり取りにします。

大黒柱の左右に見える柱は畳の間の押入の柱。この「押入」は、奥行きは半間ですが、左右の幅は1間以上です。そんなおかしな押入にしたのには、布団を入れやすくするための理由がしっかりあります。平面図でも書いてます。


5月6日(月)

軒天塗装と節穴埋めのために現場へ。青木大工と今井Jr.が作業中。
和室から居間方向を見たところ。左側に押入の壁が完成です。

大黒柱の近くで、左右から敷居・鴨居がぶつかってます。
右側の襖戸は壁の裏へ引き込み。左側の襖戸は、敷居・鴨居が押入の襖戸と兼用になっていて、押入側へ引き込みます。
だから普段は襖戸全開で、居間と和室とがつながります。
左:押入の内部。
奥に赤く見えるのが柱。左からその柱までが、芯々で1間です。しかし押入の幅はそれよりもわずかに広い。

右:押入の幅は、柱間の内寸で185cmです(芯々だとプラス12cm)。真壁なので壁間の内寸は2m以上あります。

通常の押入は1間ですから、柱の芯々で180cm。
そこに入れる布団の幅は、いったいいくらあるかご存じですか?
敷き布団の幅は約95cm、掛け布団は4つ折りにした幅が約90cmです。あわせて185cm!

敷き布団と掛け布団とを並べると、1間の押入にはうまく納まらないはずなんです。みんなどうやって入れているんだろ。連れ合いの実家では、新築した住宅の1間の押入が「狭い!」と義母が嘆いていました。そんな経験から拙宅の押入は幅を広げてあるんです。

こんな変わった押入の設計に、今井棟梁も「きっと何かを計算してのことなんだろうねえ」って感心してました。


●番外篇−清掃−
5月6日(月)
2階にあった紙袋。

木屑や鉋屑が入っています。ゴミが散らからないように、いつもこうした後片づけをしながら作業をしています。

ほんとうに頭が下がる大工さん達です。
ちなみに大工さん達3人はタバコを吸いません。


■見学者
5月3日(金)

軒天の塗装、2度目のディノブ塗りです。
予告どおりに、たま@徳島さんがいらっしゃいました。1月に、基礎だけのときにもいらしゃったので、拙宅へは2度目の来訪です。(私は帰省中でした)
若くてがっしりした人がウォークマンを聴きながらくるなあ・・って思ったら、たまさんでした。想像以上にお若かったので驚きました。

基礎の話をあれこれしました。
・拙宅の基礎についていくつかの指摘をされましたが、もう出来上がってしまっているから、善後策はないです。
・建築知識のバックナンバー(1996年9月号)をお借りしました。RC打ちっ放しの特集で、コンクリート保護剤のことが載っているからです。
・雨水タンクは土圧を考慮すること。基礎はコンクリートを打って、側壁はブロックで自作すると良いとアドバイスされました。
(写真を撮り忘れてしまいました。)


■ソーラー温水器打ち合わせ
5月4日(土)

拙宅では、高能率のソーラー温水器を設置します。日本特殊硝子の「サンファミリー」です。
午後1時から、工事担当の神奈川県・アポロンシステムズと打ち合わせ。角田さんが現場に来て設置の打ち合わせ、のはずがエコロジーエネルギーに関する情報交換という感じでした。

思い出したように、設置位置の確認。屋根に登って高田設計士とあれこれ相談(写真をとり忘れました)。角田さんからはソーラー温水器関係の資料とともに、小澤祥司+角田和仁『自然エネルギーがわが家にやってくる』(2000年、中央法規)をいただきました。

ソーラー温水器からの温水パイプをどこに通そうか、という相談をアポロンシステムズ角田さんと高田設計士とが現場打ち合わせ中。

手前が角田さん、奥が高田設計士。


■木製敷居すべり、木製V字レール
5月4日(土)

ソーラー温水器打ち合わせのあと、木製敷居すべり木製V字レールのサンプルを高田設計士に見せました。

4月28日に樹脂製脱輪型V字レールのサンプルを見せられてからから、webで敷居すべり材質をあれこれ検索してみたら、樹脂製敷居滑りは塩ビ製ではなく「特殊ポリエチレン」製とのこと。何が「特殊」かわからないが、1つ安心。

そんな検索をしていたら「木製」を発見。メーカーの紀乃國産業(リンク切れ)からサンプルを送ってもらい、それを見せたわけ。材質はカナダ産メープル、色がスギに合っているし、値段も手頃なので、これを使うことにしました。
左から、V字(M字)レール、敷居用V字(M字)レール、敷居すべり、階段滑り止め。
拙宅で使うのは、敷居用V字(M字)レール、敷居すべり。
正確には、「V字」ではなくて「ダブル溝」というとのこと。溝の底がVではなくて、平らなコの字になっている。2種類の車が使えるとのこと。V字は別メーカーの実用新案で、このメーカーはそこに木製V字レールを納めているらしい。拙宅では「脱輪防止溝」を取り付けたかったが、それはまた別メーカーの実用新案で、そこは木製を作製していない(納品していない)とのこと。

紀乃國産業 木製敷居レールのメーカー(リンク切れ)
従来の木製敷居すべりは「積層材」で、フェノール樹脂を使っていることに問題があると指摘してます。従来品よりも安くて丈夫です。無垢の木製レール、敷居すべりはこのメーカーしかないでしょう。


■DIY
ソーラー温水器打ち合わせの後、高田設計士と私とでDIYです。
高田さんはタナクリーム施工の下地処理。石膏ボードの突き付け部分(ボードの合わせ目)にメッシュテープを貼りました。

写真はちょっと見えにくいですが、石膏ボードの張り合わせ部分にメッシュテープを貼ります。この上にパテ(タナクリーム)を塗ることで目止めになって、左官材のクラックを防げるんです。

壁塗り前には色々と準備が必要です。

私は、軒天塗装のための下地処理(デュノブ塗り)。それから外壁の節穴埋め。変成シリコンを節穴に詰めていきました。


5月5日(日)

作業は私1人。北側外壁の節穴をシーリング材(変成シリコン)で埋めました。まだまだいっぱいあるよ〜。
軒天に「ディブノ」を2回も塗り終えたので、いよいよ本塗装。白の「カルデット」にエナメルの「ビンド」を約1割混ぜて、軒天の木毛セメント板に塗装です。
白い塗料を軒天に塗りました。
左側が塗った部分、右側は未塗装でこれから塗る部分。木毛板に表面に凹凸があるので、刷毛で塗ると模様ができてしまいます。

夏のように暑い日です。しかしロフトはあまり暑くない。ロフトは断熱材があっても暑いもの。2重屋根の通気層がうまく働いているのでしょう。本格的な夏が楽しみです。


5月6日(月)
軒天塗装と外壁節穴シーリング続行。




2002/5/5 open
2002/5/8 造作工事の「書庫」以降、「見学者」、「木製敷居すべり、木製V字レール」など追加