大成功でした!!!
「おもろい幽霊」/「ピーターズ
レヴュー」
2002年10月2日(水)〜29日(火)
新宿コマ劇場錦秋特別企画(東京 初座長公演)
●「おもろい幽霊」の共演者
勝野洋さん、正司歌江さん、多岐川舞子さん、ルー大柴さん、西崎緑さん、龍虎さん、ら。
●「おもろい幽霊」のあらすじ
池畑さんが、夫婦漫才の妻役(桜)。事故死した後、幽霊となって現れる。
不器用で世渡り下手な夫(大吉=勝野洋)が気になって、成仏できない。
天国の住人に「49日まで」時間をもらい、夫の自立を陰ながら応援することに・・・・・。
別れ別れになっていたインチキ霊媒師の母(庄司歌江)とも、再会をする。
正司歌江さんの母親ぶりも本当にオモロイです。
ルー大柴さん、どずかれ役で味を出しています。
夫婦愛(恋愛)と親子愛がテーマ。
笑いと涙、両方味わえます。



●「おもろい幽霊」の場面ごとのあらすじ
全8場
第1場 公開録画会場舞台。
桜と大吉の夫婦漫才から始まる。
本当の漫才師顔負けのうまさ。
笑顔がすごくキレイ。
私生活でもおしどり夫婦の二人。
次の仕事場へ行くため、桜が外へ出た瞬間に、工事中の足場の鉄骨が落下してきて、桜を直撃、即死。
第2場 桜の通夜の場面。事務所が取り仕切っている。
大吉は憔悴しきっている。
幽霊になった桜が棺から出てくる。
人々には桜の姿は見えない。
桜は、自分が死んだこと、幽霊になっていることにやっと気づく。
長い間生き別れ状態だった、インチキ霊媒師の母とだけは、言葉をかわせる。
その理由は、第7場で明かされることだが、ちゃらんぽらんそうに見えても、
母が娘の桜に会いたいと思う気持ちが非常に強かったためである。
桜は、大吉の自立を支援するために、死後の世界の先輩に49日まで幽霊でいられる許可をもらう。
第3場 夫婦の高級自宅マンション。
幽霊となっても桜は、大吉の世話をかいがいしく行う。
朝食を作ったり、新聞を持ってきたり、新しく入った芝居の仕事の参考になる本を用意しておいたり。
そのそぶりが本当に可愛らしく、見所となっている。
宙を舞うなど、仕掛けも次々にあり、何でもないようなところまでスピーディーで面白すぎる芝居となっている。
第4場 同じく夫婦の高級マンション。
大吉の芝居出演の話は、演出家が入場料金の持ち逃げをしたことで、 インチキ話だったと判明する。 仕事が全く無くなり、がっかりして、思わず桜に愚痴る大吉を桜は仏壇の中に現れて慰める。
「世の中、悪いことばかりやあらへん。そのうちきっといいことがある、がんばりいや。」
と、底抜けの明るい表情で。
しかし、大吉には、桜の声も姿も感知できない。
桜は、母に、自分の気持ちを大吉に伝えてもらいたい、だから、大吉の家にこのままいてほしいと頼む。
しかし、母は母で、霊媒師として一旗揚げたい欲望があるため、桜の願いに耳を貸さない。
さらに、母は、桜の大吉を思う気持ちが、かえって、大吉の自立を阻んでいると指摘する。
そこで、桜と母はケンカ別れしてしまう。
第5場 大吉が開店した居酒屋「さくら」。
今日は大吉の開店お祝いの日。
幼なじみの美人女性歌手も応援にかけつける。
その女性にしっとする桜。その様子がまた、なんとも可愛らしく面白い。
大吉が、居酒屋の仕事を不本意で行っていることを案じる桜。
第6場 その女性歌手が再び店を訪れ、お芝居のいい話を持ってくる。
自分が主役、大吉がその相手役だ。
大吉もいい仕事をもらって、心からうれしそうだ。「幼なじみっていいものだなぁ」と。
いいムードの二人にメラメラとしっとする桜。これがまた、笑わせるんですが・・・・・・。
母も霊媒師として成功して、再び現れ、桜の心情を察して和解する。
この時、桜はなんと、電動自転車ですごいスピードで現れるのです。
これがまた、様々な爆笑を誘う小道具なのです。
そして、母を介して、大吉に芝居への出演を反対する桜。
大吉にはまだ、桜の声は聞こえないが、桜の存在を感じることが初めてできた。
「もう、役者は懲りたやろ?」「居酒屋も、うまいこといってるやないの」
と、なんとも説得力のない桜の言葉。
ここは、せつない場面です。この二つのセリフとても悲しいのです。
いい仕事だと桜もわかっているが、
大吉が自分以外の女性に、お芝居の中とはいえ、相槌をうつのが我慢ならないのだ。
大吉が居酒屋経営を不本意に思っていることも、よくわかっているのに・・・・・・。
大吉は言う。「オレだって夢を見たいんだ!生きていかなくてはならないんだ。」
母は桜をさとす。「死んでいる者が、生きている者にケチをつけたら、いかん。」
桜は、「いややいややいやや〜ぁっ!」と泣き叫びながら、電動自転車で、猛スピードで退場。
悲しさと面白さが瞬時に次々やってくる見せ場です、第6場は。
第7場 大吉が出演する劇場。すっかり貫禄のある役者の顔となった大吉。
そして、劇のクライマックス。主役の女性を引き止めたいが、声が出ない役の大吉。
しかし、そこで思わず大吉は叫んでしまう。
「桜〜!! 行かないでくれ!」
驚く桜。母に勧められて、大吉のそばに降りてきて、心から大吉に話しかける桜。
すると、大吉には、声ばかりか、桜の姿まで見えるようになった・・・・・・!!
大吉が桜に会いたい気持ちが非常に強いということを表している。
大吉がいい演技ができるようにサポートする桜。
大吉はセリフの中で、桜にこう誓う。
「今でも変わらず、愛しているよ、桜。お前がいないとダメなんだ。
いつまでもお前を、心の支えにして、生きていくよ。」
第8場 都会の美しい夜景が望める港公園。
ここは、桜と大吉が初めて出会ったロマンチックな場所だ。
49日が終わり、いよいよ、本当のお別れの日が・・・。
桜の可愛らしく明るい笑顔が余計に、永久の別れの悲しさを引き立てます。
黄色の振袖から、白装束に一瞬のうちに変わる、衣装の引き抜きも見所です。
ラストシーンは、天国へ、飛んでいく桜です。
客席の上方に宙吊りになって後、上手のほうへ消えます。
●「ピーターズレヴュー」の見所
(構成・演出=ピーター)
新歌舞伎座及び新宿コマ公演の「観劇日記」・「感想メール」をご参照下さい。
観 劇 日 記
第一部「おもろい幽霊」
最高でした!今までのも全部良かったのだけど、また一段と良かったです。
どこがそんなに良かったかというと、
最初から最後までず〜っと笑えるという所と、
男女の愛の物語(愛の障壁ドラマ)という所と、
池畑さんがやけに可愛くキレイで明るいチャーミングな女性であり続ける所と、
仕掛けがスゴイ所です。
全8場ありますが、すべての場面に何らかの仕掛けが・・・!
なんと、池畑さんの漫才まで見られます!
完璧な漫才師でした。
相変わらず、池畑慎之介さんの演技はスゴすぎます。
ト書きの隙間を縫うような演技がはりめぐらされていて、
笑いの取り方が普通じゃないです。
《人々には、幽霊になった桜の姿が見えない》
《桜はしっとのあまり、女性歌手のポスターをはがしにいく》
これらをどう演じ、どう笑わせたのか・・・・・・。
見た人にだけしかわからないのが、歯がゆくてなりませんが・・・・・・
一事が万事、すべてのセリフ、動き、表情、間が、ドンピシャなのです。
ことに動きについては、マネようとしても、とてもできないでしょう。
ダンスや日舞がベースにあり、それを活かせるのは、凄い強味ですね。
とっても面白く、かつ、とっても泣けるお芝居です!
外見も心も、美しく可愛い、躍動感と笑顔あふれる桜を、見事に演じていました。
恋人やお嫁にしたいNO.1候補の桜でした。
だからこそ、ここぞというところで、泣かせてくれるのです!!
第二部「ピーターズレビュー」
スライドショーから始まります。
なんてカッコイイ! なんて、美しい! なんてカワイイ!
ああ、こんな衣装を着て、こんなメークもしてきたのだ、
こんな数々のステージを踏んで、積み上げてきたのだ、
・・・と、これから、目の前で始まる本物のレビューに期待が膨らみます。
新宿コマは舞台の奥行きも幅もとても広いのですが、
ピーターさんは、
愛の歌が歌え、
踊りがうまく、
お顔や全身の表情が豊かでキレイなので、
大阪の時よりさらに一回り大きなステージを見せて下さいました。
歌手の方にこんなことをいうのは、大変失礼なのですが、
歌が一段と伸びやかで悩ましくなっていました。
聞かせてくれました、魅せてくれました、
ソウルフルソウル(韓国にちなんだ歌のメドレー)。
歌芝居「オルガ」。
しめくくりの「愛の讃歌」。
などなど。
カップルダンスはあまりに官能的!!
激しいダンスの数々。
そして、しっとり聞かせる歌の数々。
すさまじいステージのはずですが、
ピーターさんの魅力は、
あくまでにこやかに妖しく、
さらりと、愛の世界、夢の世界へ連れていってくれるところです。
トークはどこまでも面白く、また、感動的です。
全部で6人の女性に変身しますが、
どの女性もたいへん色っぽく、美しいです。
階段を登っていく後ろ姿、そこにさえある「美」、やはり伝えきれないもどかしさを感じます。
そして、歌が、聞くたびにステキになるのが、本当にうれしいです!!
舞台の感想(by Aさん)
今回の舞台はとても楽しく、そして素晴らしい夫婦愛、親子の愛情を感じることが できたお芝居でした。
今回のピーターさんのお相手は勝野 洋さん。このお二人の共演を観るのは 初めてだったのですが、とても絶妙なコンビネーションで、漫才のシーンでは本物の
夫婦漫才を見ているようでした。 さくらちゃんが大吉さんをはたくシーン、20日以降ははたき方がかなり強くなって
いたようで、「日に日に強くなっていくような・・・」という、大吉さんのアドリブが 出たことがありました。これには観客席中大爆笑!でした。
さくらちゃん、とっても可愛くて「ええかみさん」でした。
大吉さんのことをいつもいちばんに想っていて、大吉さんのためになることなら 骨身を惜しまずに尽くしてしまう。それだけでなく、大吉さんの実力を高めるように
仕向けるところがすごいと思いました。 大吉さんが初めて役者として出た舞台で、さくらさんが大吉さんのお芝居に「共演」
するシーンはとても感動しました。大吉さんはこれからは立派な役者になって 自立できる、そう確信したシーンでした。
幽霊としてでも会えなくなってしまった二人。でも、二人の心の中には常にお互いが 寄り添って・・・この二人を引き離せるものはなにもないです。まさに美しい夫婦愛。
もう一度観たいお芝居です。 今回は正司歌江師匠と親子役で共演されていました。このお二人のシーンは観ていて
心が温まりました。そして、会話のテンポがとてもよく、息もバッチリあっていました。 この「おかあちゃん」も可愛くて大好きです。
さくらちゃんの衣装を着たピーターさん、とっても可愛かったです。私が好きなのは、 最後に出てきた白い衣装もそうですが、大吉さんに朝食を出すエプロン姿のさくらちゃんです。
あのエプロン姿にさくらちゃんの可愛い魅力が存分に引き出されていました。
「Peter’s Revue」・・・これはとってもとっても素晴らしい演出でした。 レビューの前にピーターさんの過去の写真が次々に映し出され、そして、
幕が上がる演出では終始ドキドキしっぱなし。まるでジェット・コースターの 乗りはじめのようでした。
「携帯電話の電源、切りましたか〜?」と、ピーターさんがさりげなく 注意事項をアナウンスしているのもよかったです。その成果あってか、
私が観に行った時は、携帯の音を鳴らしている人は一人もいませんでした。 今回で好きなダンスは「素敵な貴方」です。華麗なステップ、佐々木成生さんとの
ハーモニーで歌われた歌・・・とっても素晴らしかったです。 歌では「珍島物語」と「ヴォンヴォワヤージュ」が好きです。特に「ヴォンヴォワヤージュ」は
あまりにも切なくて、涙が出ました。 素晴らしいダンスと歌に楽しいトーク・・・時間を忘れるほど思いっきりenjoyしました。
とってもとっても充実した日々と、元気を与えてくれた今回の公演、行って本当に
よかったです。ありがとうございました!
“観に行けない私”より (by Iさん)
観に行けない私ですが、チラシやこのHPを見て、「頑張れピーターさん」って応援してます。
チラシを見ての想像だけど、(池畑さん演じる)寺川桜さんのような人が家の中にいたら、
家の中がとても明るい雰囲気になりそうですよね。世話好きそうで。
インチキ霊媒師の母つねとも一体どんな再会をするのか、
とても気になります。
<⇒鋭い疑問ですよね。母と、幽霊になった桜とが再会出来たのには、
深い意味があり、物語の伏線になっています。
その意味とは、愛情(会いたいという強い気持ち)です。
母つねは一見ちゃらんぽらんな人物ですが、
娘桜のことを心の底では、案じていました。
だから、霊媒師として桜の声を聞けたのではなく、
子を思う母として桜の心の叫びが聞けたのです。 by HP管理人>
幽霊役って一体どの様なものだろう。あ〜観に行けないのが残念でたまらない。
コメディエンヌとしてどの様な表現をするのかな。
ピーターさんのレヴュー、私新歌舞伎座のを見て本当に惚れてしまいました。
ピーターさんの魅力全開!!!
ピーターさんの歌、低くて綺麗な声で好きです。声質がいいです。
ダンス、本当にすごいですよね。身のこなし&柔らかさ。
体の柔らかさ、脚を高々と上げて静止する動作、座って脚を開く動作、
おおっと驚きましたが、実際実験してみると、
「あの美しさの裏には大きな努力が隠れているんだ」と思いました。
本物の芸能人、池畑さん、ピーターさん、これからもずっと頑張ってほしいです。
“初日 及び 千秋楽、観劇感想メール”より (by Yさん)
初日
おもろい幽霊は、最高に笑えます。 特に池畑さんは、アドリブともセリフとも解らない程自然に笑わせてくれます。
それに、この人ってこんなに面白い顔だったっけ?って思う程、
池畑さんの顔はぶっ壊れて面白いです。
レビューの時に、美しいピーターに戻れるのか心配しちゃうくらい。
動きといいセリフといい、ダントツに上手いです。
あらためて、この人って天才と思いました。 おもろい幽霊は、一本刀よりも体力の消耗は激しいと思います。 とにかく、大阪以上に限界を越えていました。
池畑さんの役は漫才師なので、
当然テンポの早いコテコテの動きが多いにもかかわらず、
その動きには不思議な優雅さがありました。
千秋楽
千秋楽、とてもとても感動しました。
まず「おもろい幽霊」ですが、最後というさみしさもあってか客も役者も何となく
しめっぽい雰囲気があって・・・・
そんな雰囲気を感じてか、ピーターさんはいつも以上にハイテンションで、周りを
引っ張っていました。
ハリセンをぶっ飛ばしてみたり、居酒屋の二人が見つめ合うシーンで猿の真似をしたり、
すごく気を配っているのがよーく解りました。
大吉の舞台の後、シャンソンの二人が「師匠と桜さんの分まで俺達は漫才頑張ります。」
と言って引っ込むシーンがありましたよね。
あの時二人とも号泣していて、お客さんからもあったかい拍手がわきました。
そんな姿を見て、ほんとに良い現場だったんだなあとつくづく思いました。
ピーターさんの人柄、熱意がみんなに伝わった証拠だと思います。
レビューの方では、庄司歌江さんが舞台上に現れました。
ピーターさんが、歌江師匠は楽屋まで一時間もかかると言ってた時にいきなりです。
ピーターさんは一瞬素になってびっくりしていました。
「あんた毎日そう言うてはったそうですなあ。」って庄司さんに言われて、
言葉を返せないで笑ってました。
知らされてなかったんでしょうね。 でも大受けでしたよ。
庄司さんが「次は母親役じゃなくて恋人役にして下さい。」と言ってしなだれかかると、
「あつかましいなあ、ほんまに。」とつっこんだり。
庄司さんが帰りかけた時ピーターさんが腰を曲げて歩いて見せると、庄司さんは
スキップで帰って行きました。
本当の年は73才だそうです。
後半のピーターさんは、やっぱり涙が止まりませんでした。
「歌い続けて」のスローになる部分から涙があふれてきて、それでも一生懸命
歌ってらっしゃいました。
大阪の時と同じで最後にカーテンコールがあったのですが、笑顔になっても
やっぱり涙が止まりませんでした。
お客さんも泣いてる方が多かったです。
ピーターさんは、ほんとに凄い方です。
これからますます楽しみですね。
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