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☆☆ 舞台  「ピ−ター35th.ドラマチックコンサート」 ☆☆
大成功でした!!
2004年9月2日〜10月3日

▲アートスフィアのエントランスには、芸能スターからの祝花がズラリ。

<公演内容>

全2部構成 第1部 第2部
題名 [〜Telephone〜] [危険な関係]
構成・演出 宮田慶子 ピーター
演奏 結城 久 & French Gigolo 結城 久 & French Gigolo
出演 ピーター
佐藤ミツル
佐々木成生
萩野信明
田中宗一
ピーター
佐藤ミツル
佐々木成生
萩野信明
田中宗一
内容 ピーターが、さまざまな悲しい女の人生を、演じ歌う。
「越路吹雪物語」でも手腕を発揮した、
新進気鋭の演出家、宮田慶子氏構成・演出。
ピーター自身が構成・演出するレビューテイストのショー。
イケメンダンサー4名を従えてのショーで、
華やかで妖艶なピーターの魅力を歌とダンスで堪能できる。
年齢・性別を超越したピーターズワールドを、体験できる!

 <上演会場>
劇場名
アートスフィア

(東京)

京都会館第一ホール
(京都)

名鉄
ホール

(名古屋)

シアター・ドラマシティ
(大阪)
上演日時 9/2(木)19:00
9/3(金)14:00 19:00
9/4(土)13:00 18:00
9/5(日)13:00
9/22(水)19:00 9/24(金)18:00
9/25(土)12:00 17:00
9/26(日)13:00
10/1(金)18:30
10/2(土)13:00
10/3(日)13:00
チケット代金 S席:8000円
A席:5500円
S席:7500円
A席:6500円
S席:9000円
A席:6000円
S席:8000円

35th.ドラマチックコンサート鑑賞記
(なにかありましたら、メール等でご指摘下さい。)

第一幕
ステキなシャンソンの歌芝居。歌と歌のあいだをつなぐモノロ―グ。小道具は電話とショールだけ。様々な哀しい女が演じられました。パニエ入りの豪華なドレス。黒地に深みのある赤が効いていました。ホルダーネックで、肩や背中は露出しています。艶やかな美しい肌。黒髪は前下がりの短めボブウイッグ。シャープなフェイスラインをより美しく見せていました。目、鼻、口、完璧なフォルムと、肌の上質な質感。不可能ながらいつもいつも思うこと・・・、ピーターさん自身にこの美しさを鑑賞させてあげたい、・・・です。舞台には、石の橋と窓とカーテンと赤い電話だけ。モノトーンで硬質な舞台設定の中、赤いドレスのゴージャスで完璧に成熟した女性が一人。重厚さが漂います。笑いの要素は「0」です。そこにはピーターさんの35年間培った自信もかいまみえました。この一幕の静なるピ−ターさんに、今後につながる新しい魅力を感じました。
1.「18の彼」・・・かつて岩下志麻さんが歌ってヒットした「18の彼」。「・・・♪髪の毛直して、マスカラつけるの癖なのよ・・・」、若くて美しい年下の彼を、眩しく見つめる中年女性の身悶えの恋。ピーターさんの歌唱で見て聞けるなんて本当にうれしかったです。絵になりますね〜!大人のカッコイイ女性でないとさまにならない歌ですが、もうピーターさんにピッタリ!オープニングから、ため息な、おしゃれな歌唱でした。
2.「私一人片隅で」・・・座って、タバコをくゆらせながら歌ってくれるんです。その姿、いつも楽しみに見ていました。とても似合っていました。すでに銀座メイツで歌っていたようです。
3.「人の気も知らないで」・・・女を愛さない男のつれなさを嘆きます。両サイドのライトに向かって歩く姿が美しく鬼気迫っていました。名場面の一つです。これも銀座メイツ時代から。
4.「想い出のサントロぺ」・・・私はまだCDでしか聞いたことのなかった歌ですが、ラスト、急速に「夫殺し」に転結するドラマチックな名曲を、目でも見られて感激でした。
5.「オルガ」・・・娼婦のオルガ。30周年で私は初めて見聞きしましたが、その時からすごく気に入っています。昔の自慢話をしたり、人から気遣われたり、お酒をあおったり、最後は橋の下の小屋で行きずりの男と寝るというなんともやるせない女を、色っぽく演じます。歌芝居の骨頂です。ダンサーが登場して、年老いて魅力がなくなった女には冷たい男性達を、象徴的に演じます。
6.「街の皇太后」・・・さらにみじめな年をとりすぎた娼婦。最後は寒さの中、泣き崩れて・・・。黒いショールで半分顔をかくし、とぼとぼと腰を曲げて歩く後ろ姿は、見事に、年老いた女性の姿です。池畑慎之介さん及びピーターさんの素晴らしい演技力のほどは、360度、どの角度から、いつ見ても、役そのもの、ということです。なりきりです。背中での演技、お見事です!
7.「パダムパダム」・・・追いつめられ、気がおかしくなった女、声にいろんな色があるのと、最後のキメの表情がマックスでした。この歌もディナーショーなどで、歌い続けられていますね。
8.「人生は過ぎ行く」・・・今回のはコーちゃんのではなく、ピーターさんのだったのが、やはりファンとしてはうれしいです。最後の叫び、おそらくは試行錯誤の途上、でも入れた姿勢に感動しました!
9.「帰らざる日々」・・・ドラマチックな歌い上げが素晴らしい! 電話コードをグルグル手に巻きつけていく、そのさまのなんとすさまじく美しいこと。ピーターさんの手の表情は舞台で常に魅力ですが、特にここでは目立ちます。クライマックスのラストシーン、膝をおってくずおれ、半目で仰向けで息絶える表情は、もう、ろう人形のようで、若々しくキレイだし、デビュー映画「薔薇の葬列」のエディの面差しにオーバーラップしました。生命の途絶えた目の表情を、生きている池畑慎之介さんができるなんて、本当にスゴイ演技力!何でもできるんだって思いました。荘厳でした。

第二幕
歌って、踊って、トークして、衣装替えも鮮やかに・・・!洗練されたレビュー。イケメンダンサーとの息もぴったり。艶めかしい絡みも見せ場でした。時には、田中宗一さんの唇に、ピーターさんの口紅が付いていたりもして・・・!つまり・・・(*_*) よくあれだけダンスし、早替わりし、語り、熱唱し・・・・・・。なんともぜいたくなショーです。それをピーターさんはいかにも軽快に、面白くおしゃれに流れるような展開で見せて下さるのです!
第1場
シルバースパンコールの可愛いデザインのパンタロン。銀髪のショートなウイッグ。パンタロンすそとプワプワした短め丈の上衣すそ周りに白いファーがついているんです。「アポロが月から連れてきたピーター」って感じでしょうか?オープニングは、その上に白の羽でできたゴージャスなガウンを羽織っています。
1.「人間狩り」・・・KABA.CHAN振り付け。楽しい踊りと、妖しい歌詞で、「ピーターズワールド」へのいざないです。
ダンスナンバーでは、イケメンダンサー4名に高々と仰向けで担がれる場面があるなど、もう娯楽風味満点・・・デス!
第2場
髪はアップにまとめ、膝丈のスリップドレス。色合いは紫と黒の煌びやかな素材です。ゴールドのパンプスが、きゃしゃで美しい脚線を際立たせます。そして、ピーターさんの楽しいトークに笑いが絶えません。佐々木成生さんの、中尾彬さんや田村正和さんのモノマネや、スリムな佐藤ミツルさんの、おびただしい汗が、トークのかっこうのネタとなり、もう毎回の観劇の奇妙な楽しみの一つにも・・・(笑)。それから、ピアノの結城久先生のお優しい表情とピーターさんとの息の合い方は、上質なコンサートを支えている鍵ですが、毎回とても楽しいご紹介が・・・!フレンチジゴロから、名高いギター奏者横田さんが数年抜けられるという千秋楽のニュースは、とても残念ではありましたが・・・、キレのよい演奏、ステキでした!
2.「昭和シャンソン」・・・さびの部分では、ピーターさんと同じふうに首を振って、一体感を味わいました!「♪飲もうぜ、飲もうぜ、亡霊同士・・・」
ダンスナンバーの終わった瞬間、舞台中央の一際高くなったところで、早替わり!!自ら、髪飾りを抜き、ドレスを剥ぎ取ると、ポニーテールのミニスカート姿に!!鮮やかな青のスパンコールワンピースと、引き締まった美しい足が眩しい!動くたびゆれるポニーテールもチャーミング!!※これは余談ですが、千秋楽では超サービストークが・・・⇒「ほんの一瞬だけど、中身はオッサンやで、と踊りながらふと思うことがある」(爆)
3.「渋谷のネコ」・・・ゴーゴーの要素の入ったダンスを踊りながらの歌唱は躍動感あふれ、カッコイイです。その土地の繁華街の地名を必ず入れて、例えば大阪では、「ナニガコイスル『みなみ』だよ、ナニガコイスル『梅田』だよ、ないないづくしのないないづくしの物語」という具合に、サービス精神たっぷりでした!
このあとのダンスナンバーでは、イケメンダンサーとの濃厚な絡みが見応えありました。ピーターさんしか出せない色気だなぁって、ひきつけられます。
第3場
着物ドレスで登場。今回のスカート部のお着物は、ピーターさんご自身のコレクションから。その理由は、「今回は誰も死ななかったから」、という第一級のユーモアを添えて。お父様は7回忌ともお話しされました。30周年コンサートでは、お母様が会場にいらっしゃる映像、NHK衛星放送で拝見しました。月日の流れを感じます。ピーターさんは最大の悲しみを乗り越え、よりビッグなエンターテインメントを身につけ、本当にカッコイイなぁって、感慨新たです。千秋楽、ピーターさんの目にも光るものが。客席も、共感の涙にあふれました。ドレスは、前面部の紫や後背部のオレンジが印象に残る配色です。柄行も趣味の良さがうかがえ、客席をザワめかせます。今までの中では最も華やかで、後ろの、背中を大きく露出し、裾を長くひいているデザインがとてもステキです。羽のウイッグですっきりと豪華に髪をまとめ、絶妙バランスです。
4.「清河(チョンハー)への道」・・・35th.コンサート目玉曲。新井英一さんの歌。力強い歌唱。日本と韓国の友好を願って、と語られました。歌唱力の充実著しいピーターさんですが、振りと合わせて、歌が持っているドラマを歌い上げて圧巻です。私としては、初めて聞く曲でした。新しいピーターさんと出会ったという思いがします。今後の展開が楽しみでもあります。
5.「ムッシュラムール」・・・これも初めて聞く曲でした。恋愛の高揚感を歌ったリズミカルな曲で、大好きになりました。
6.「愛は限りなく 」・・・「♪・・・つばめのように自由に空を・・・・」と、鳥が羽ばたくさまが振り付けられているのですが、絶品です。第一幕のタバコをくゆらせるシーン、電話コードを手に巻きつけるシーンとともに、マイヒットシーンの一つです。最後の歌詞「愛こそすべて」というのも気に入っています。現在のピーターさんの歌唱力にもマッチしたダイナミックな歌です。(この曲は、パンフレットには載っていません。パンフレットといえば、祝辞はなんと、イチロー選手!そして、イチロー選手は、ピーターさんの35th.コンサート大阪公演中に大リーグシーズン最多安打記録を打ち立てたのです!ピーターさん、舞台のトークで、「友達になっといてよかった」って、これまた最上級のジョークで、祝福していました。プロ野球選手にとっては最大に大切なシーズン盛りの暑い8月に、祝辞を引き受けているのですから、ピーターさんとイチロー選手の友好の深さがわかりますよね。)
7.「帰り来ぬ青春」・・・私は30周年で初めて聞いたのですが、この曲は、20代の頃から(7周年あたりから?)、歌っていたのですね。その時の状況に応じて少しずつ歌詞を変えながら。いつ聞いても、なつかしいようなもの悲しいような心地よいメロディーで、ピーターさんの半生を歌っていてドラマチックです。日舞の振りもかいまみえてステキです。
第4場
黒のスパンコールのジャンプスーツパンタロン、黒の羽を背負って、髪も黒のショートなモード。一点、前髪のピンで外してあるのがピーター風で、チャーミング。宝塚のグランドフィナーレを思わせますが、全身真っ黒なのが、斬新かつ重厚。
8.「歌いつづけて」・・・「♪歌いつづけていつか舞台の上で、まばゆいライトを浴びて、踊りながら死ぬわ」のところで、一緒に手が踊ってしまいます!コンサートは、やはり客席全体のノリがよくて楽しい!
9.「愛の賛歌」・・・アンコールで歌って下さいました!始まったとたん、客席から拍手が起こります。愛の歌でのしめくくりがいいですし、「ピーター」さんの「愛の賛歌」が聞けてうれしいです!

ボディーも含め、35年間ショーの舞台で培ったものの全部+αを、激しいダンスも混じえて、惜しみなくさらけだし、パワフルな35周年のコンサートを見せて下さったピーターさん、本当にありがとうございました!

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