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朗読「向田邦子名作劇場」 2005年6月17日(金)・18日(土) 両日共13:00〜14:30 代金6500円 日本橋三越劇場 朗読:池畑慎之介 若村麻由美 第一部 『大根の月』(出典「思い出トランプ」) <ストーリー> 夫婦と小学生の息子と姑(=夫の母)で暮らしている。 妻は包丁を研ぐのが習性となっている。 その日も、そのよく切れる包丁でハムを切っていた。 と、そこへ息子が寄ってきて、まな板のハムに手を伸ばした。 瞬間、誤って息子の右手の人指し指の先を切り落としてしまう。 その後の家族の人間関係や心の機微が描かれている。 第二部 『父の詫び状』(出典「父の詫び状」) <ストーリー> 父の来客の吐しゃ物を凍てついた翌朝片付けた筆者。 それに対する父の詫び状でしめくくられている。 ※他に『お手本』、『骨』、『棘』も朗読される。 <鑑賞> 一部の池畑さんの衣装は、サテンの鮮やかなブルーのパンタロンスーツでした。 髪もピシッと豪華にセットされていました。 二部はさらにシックに、上質な黒のロングスカートスーツでした。 ダイヤモンドなど色のないアクセサリーもステキでした。 低音で、腹式で、よく声が出ているので、とても聞きやすかったです。 それにプロミネンスがよくきいています。 捨てるところを上手に捨てているのだと思います。 自然でありながら、たいへんメリハリがきいているところがさすがと思いました。 余裕がありました。 関西アクセントで育っている私が、おや?っと思うところがありましたが、 それはおそらく、標準語アクセントで語られているのだと思います。 声にさまざまな色があり、笑顔にもいろいろな表情がありました。 『父の詫び状』の冒頭部では、突然伊勢海老になったりもしました(そう見えた・笑)が、 向田さんのふとひらめいた発想が、そんなふうに具現化されたのには感慨がありました。 どの作品においても、作品の面白さをたくさん知らせてくれました。 朗読は、日頃のたゆみない鍛錬と当日までの細やかな調整が必要なたいへんな舞台芸術だと思いますが、 すごくいい舞台を見せて頂きました。 ありがとうございました! |
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