尾道で写真を撮ると、逆光の写真が多くなります。それは地形の関係で、昼間に尾道水道をねらうと、北から南へ向けてカメラを構えることが、多くなってしまうことが原因です。海岸通から向島を写真に撮ると、必ず逆光の、風景が黒っぽく映った写真になってしまいますし、尾道の坂の途中から尾道水道を撮ろうとしても、同じような結果になってしまいます。
しかし、夕暮れ前のわずかな時間だけ、尾道水道が光に満たされる時間があります。
それは日が西に傾き、山に遮られることなく、日光が真横から尾道水道に差し込む時間です。その時間だけ尾道水道は、昼間の物憂げな風景から脱して、俄かに表情豊かに語り始めます。
西に回った夕日が、尾道水道を真横から、隈なく照らし出す。 |
光に満たされた尾道水道。 西日を受けて、昼間よりも明るく感じます。 |
暖かい冬の夕日。 |
こんな時、ついカメラを太陽に向けてしまいます。
夏の日差しが強い間は、画面が真っ白く飛んでしまったり、画面に白い線が入ったりしますが、冬の日差しが弱い時期は、きれいに光と影を捉えることが出来ます。
尾道水道だけでなく、周囲の建物も輝いている。 |
夕日に照らされた、突堤。 |
その突堤の先端から眺めた夕景。 すべては、オレンジ色に輝いている。 |
そして、時間とともに日は傾き、光は弱くなり、風景も微妙に表情を変えてゆきます。
夕日を浴びる、渡船桟橋。 |
造船所の上に、夕焼け雲が浮かぶ。 |
すっかり西に傾いた夕日。 車を満載した渡船が、尾道水道を滑ってくる。 |
そして、静かに日が暮れてゆきます。
黄昏どきの尾道水道 |
Data:
写真撮影した日、2003年12月28日。
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