SEND BACK 特別企画
「カラーリング移行期の臨港バス」その1

SEND BACK 特別企画「1982年の川崎駅」は非常に反響が大きく、「懐かしい」といった感想の他にも、掲載した車両の形式や年式などのご教示を頂いたりと、小生にとっても非常に勉強になった企画でした。
その反響の中で、弊掲示板でもお世話になっています川00系統様より「1982年の川崎駅」の続編とも言える画像集を頂きました。こちらは昭和63年頃から平成に元号が変わる時代の画像が中心で、レッドライン様の資料と小生の資料との中間の時代にあたり、「1982年の川崎駅」と弊ページの車両解説などの資料の間の空白を埋める資料であります。 この度川00系統様のご好意を頂き、再び特別企画「カラーリング移行期の臨港バス」を製作いたしました。ちょっと昔の川崎駅付近の風景をどうぞ御覧ください。さほど変わっていない風景のはずなのに何か懐かしい香りがします。

本ページに掲載される画像の著作権は川00系統様が所持します。無断転載は絶対にお止めください。また解説文に関しては園前花月が川00系統様より頂いた解説に種々の文献を参考に製作しています。内容の正確性には注意を払っておりますが、誤りがありました場合に生じた損害等についての責任は負いかねますので予めご了承願います。お気づきの点などがありましたらメールにてお知らせください。
サーバー容量の都合で解像度を落として掲載しております。見えづらい個所が多々あるかと思いますが、ご了承の程お願いします


小土呂橋交差点から旧東海道に進入する1A715号車です。形式はいすゞP-LV314Kと推測されます。
方向幕には「川03 共通 浮島町」とありますが、東京港アクアラインが開通するまでは、フェリーの発着場でもある浮島町が終点でした。現在では宮崎方面のフェリーのみが発着していますが、当時は木更津港までの航路があり、都内を通らずに神奈川と千葉を結ぶ短絡ルートとして頻繁に運航されていました。
「日本カーフェリー」との併記が見えますが、その日本カーフェリーこそが当時の川崎港と木更津港を結ぶフェリーを運航していた会社であります。日本カーフェリーは90年にシーコムフェリーに営業譲渡して解散、シーコムフェリーは92年にマリンエキスプレスと会社名を変更しています。

川崎駅前バスターミナルで発車を待つ川02系統のいすゞ東門行きです。夕方のみ見られる路線ですが、10年前でも同様に夕方のみの運行であったようです。
現在では、同系統は臨港グリーンバスへの委託運行となっていますが、今年の春までは神明町営業所と塩浜営業所の共管路線でした。
画像の車両は神明町営業所の1S799号車で、形式はいすゞP-LV314Kと推測されます。

こちらは塩浜営業所所属の川02系統のいすゞ自動車行きです。IKコーチボディのいすゞP-LV314Kと推測されます。
カラーリングが前掲の2種類とは異なりますが、塩浜では旧塗色に裾と窓下と屋根に水色のラインを引いたデザインの車両が在籍していました。
試験的なカラーリングだったようで、その後は現在採用されたカラーリングに変更されています。

こちらはホイルベースの長さが読み取れませんが、恐らく前掲の車両たちと同じく形式はいすゞP-LV314Kと推測されます。
03年の春までは神明町営業所受持ちの川崎駅東口発着路線は川02系統と川61系統とありましたが、当時は神明町営業所も川01系統を受け持っていたようです。
背後に停車しているのは京浜急行のリムジンバスで、東京空港交通と同様のカラーリングを採用していた時期がありました。その後、現行のカラーリングに変更され、実際に稼動したのは僅かな期間でした。

前出の車両と同じく富士重工製5Eボディですが、ライト周りの造作が異なっています。登録番号から察するに1983年式のいすゞK-CJM系統であると推測されます。
臨港バス神明町営業所では、前年の1982年は富士重工3EボディでいすゞK-CJM系統を投入していますが、83年は富士重工5EボディでいすゞK-CJM系統を投入、翌84年には富士重工5EボディでいすゞP-LV系統を投入していました。毎年、ボディとシャーシの形式が異なる車両を投入していたようです。

塩浜営業所の1A645号車です。1983年式のK-CJM500と推測されます。
川崎重工製のモノコックボディは同年まで投入され、翌84年よりキュービックボディのP-LVの投入が始まりました。モノコックボディながらも現行のカラーリングとなっており、投入時期と撮影時期から察するに、車両の更新工事の際に塗り替えられたものと思われます。

塩浜営業所の1A649号車です。こちらもやはり1983年式のK-CJM500と推測されます。
モノコックボディではありますが、側面窓がブラックサッシ風に仕上げてあるところに「渋さ」を感じます。注目したいのが車両後部の「スバ港臨」の表記で、現行の位置とは違った位置に表示されています。
「川12系統」とは少々聞きなれない系統番号ですが、川崎市営バスの川10系統とほぼ同じルートを通り、ラッシュ時に上りのみ運行される路線です。

塩浜営業所では前出の試験塗装の他に、このような試験塗装車も登場していました。現在のカラーリングに近いのですが下地がシルバーとなっています。
方向幕には「川06 出来野」とありますが、川06系統は日立造船と出来野の間を一日数本しか走らない路線でした。現存しないのでどのような路線であったかは定かではありませんが、大師線産業道路駅から水江町地区への通勤輸送を目的とした路線と思われます。

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