こんな上申書が届いてます!

「残念ながら高裁判決以降、官舎ポスティングを控えています・・・」
 私は航空自衛隊小牧基地の宿舎に、イラク派兵反対のチラシをポスティングしたことがあります。残念ながら高裁判決以降、この行動を市民団体は控えています。
教育基本法の改悪、共謀罪の新設、米軍再編等々、国家主義の台頭は目に余るものがあります。最高裁判所が憲法に照らし、公正な判決を下し、法の番人としての任務を全うされる事を切に願います。(岐阜県 Yさん)

「黙って戦場に送り出すことのほうがよほど罪ではないですか・・・」
 私は基地の街、佐世保に住んでいるものです。佐世保には米海軍基地、海上自衛隊、陸上自衛隊、テロ対策部隊の基地があります。ご近所にも、自衛隊の家庭が何軒かあり、親しく付き合っている方もいます。誰も、夫や息子・娘を戦地に遣りたいと思っている家族はいません。派遣される隊員を見送るとき、家族はみんな泣いています。
 そんな様子を見て、私は友人達と官舎にチラシを入れました。「泣いてすがってでも、戦地に行くのをやめさせて欲しい。隊員にも拒否する権利はある」といった内容です。やむにやまれぬ気持ちからビラ入れすることのどこが罪なのでしょうか。黙って送り出すことの方がよほど罪なのではないですか。
 有罪は三人か、それとも声を上げなかった者たちか、明白ではないですか・・・。(長崎県 Yさん)

「自衛官やその家族と解決を考えるという事がほとんど困難になってしまった・・・」
 私たちの街、湯布院では、住民の暮らしに関わる問題が起きるたびに、住民みんなで知恵と力を出し合って、解決の努力をしてきました。それは、ある時はゴルフ場開発や巨大ホテルなどの建設による自然や景観の破壊問題であったり、市町村合併問題であったり、米軍演習の移転問題であったり、自衛隊のイラク派遣問題であったりしました。
 私たちの街は、人口の一割近くを自衛隊員が占めています。同級生・友人に自衛官はたくさんいますし、隣近所に自衛隊員やそのOBの方もたくさん住んでいます。そのような街で、地域の問題をともに考え、解決していこうとするときに、自衛隊員を除外するなどということはありえません。地域共同体の構成員に対してこのような情報を届けるのは当然と考え、いろんな問題が起きるたびに自衛隊員の官舎にもビラやチラシを入れて情報の共有や、催しのお知らせなどを行なってきました。
 その意味で、立川のビラ弾圧は大きな衝撃を与えました。立川での逮捕事件以降、自衛隊官舎へのビラ入れがためらわれるようになり、実質的には自衛官やその家族と、問題を共有し、ともに解決を考えるという事がほとんど困難になってしまいました。
 日本の民主主義が今、音を立てて崩れようとしているのではないかとの大きな危惧を持たざるを得ません。裁判官の皆さんが、日本の民主主義の将来を見据えて、賢明な判断をされる事を信じています。(大分県 Rさん)

「私たち自身も官舎へのビラ配布を敬遠するようになってしまいました…」
 私は北海道旭川市に住んでいます。2003年、日本からイラクに自衛隊を派遣するという情報が飛び交い、どうやら最初に行かされるのは旭川からだ、と街の話題はもちきりになりました。私たちは、多くの自衛官と家族の方々に、政府・マスコミからも流れない情報を届け、彼らの声を聞きたいと思っている国民がいる事を知らせるために、自衛隊官舎にチラシ配布を行ないました。
 本件、東京立川でのビラ配布不当弾圧が発生した後は、私たち自身も、官舎へのビラ配布を敬遠するようになってしまいました。この事で、自衛官(特に、愛国、家族や地域を愛する気持ちから純粋に国を守りたい気持ちで入隊した自衛官)と家族に提供すべき情報を提供できなかった事は、誤りだったと痛恨の思いで一杯です。本件での警察・検察の行なった言論弾圧は、国の政策に対して、誰しもが、誰に対しても行なえる意見表明権を事実上奪いました。最高裁判所が司法の役割に従い、日本国憲法に基づいて、被告人3人を無罪とするよう強く求めます。(北海道 Hさん)

「『管理権者』がチラシを奪い取る事など許せません・・・」
 私は東京都昭島市に生まれ育ち、現在は福生市に住んでいます。いずれの市も米軍横田基地に隣接しています。私は生まれてから今日まで軍用機の騒音に悩まされ、墜落事故の危険と直面してきました。軍隊と戦争について無関心ではいられない環境の中で今も暮らしています。
 雑誌の記事を読み、ただチラシを配布しただけで逮捕・拘留されていることを知り、強い憤りを感じました。知人などいないのに、一人でのこのこと八王子の裁判所に傍聴しに行ったり、集会に参加してみたりしました。その結果分かった事は、当然のことですが、被告の人たちも彼らを支援している人たちもどこにでもいる普通の人達であり、過激派でもテロリストでもないということでした。
我が家のポストにも様々なチラシが入ります。時には少々不快なものもありますが、「チラシお断り」の注意書きを貼って、地域社会とのコミュニケーションを遮断したいとは思いません。まして「管理権者」にチラシを奪い取る事など許せません。この思いは自衛隊官舎の住民の方々も同じではないでしょうか。(東京都 Hさん)

「田舎では当たり前の流儀、『都会では理屈が違う』はずがありません・・・」
私は今度の最高裁の判決如何によっては、全国の様々な要求を掲げる市民運動や労働運動、ひいては私自身にも、重大な影響を及ぼすのではないかという懸念があります。
ビラを家々に配って、みんなで議論していくことが無ければ、運動などできません。そしてこうした運動が、日本国憲法下で保障されている民主主義を育んできました。田舎にいけば、軒先に座って署名版とビラをぽん、と置いて、話が合えば茶の一杯も出る、それが当たり前の流儀です。「都会では理屈が違う」はずがありません。(東京都 Tさん)

「ポスティングしただけで逮捕なんておかしい。絶対におかしい・・・」
 私は反戦ポスティングの無罪を求めます。ポスティングしただけで逮捕なんておかしい。絶対におかしい。私は無罪を求めます。 (熊本県 Mさん)

「ビラ配布が住居侵入罪に該当するなどという最高裁判例を学びたくありません…」
 私は現在、法曹を志す法学部生です。ビラを自衛隊官舎、それもドアポストに投函したというだけで、逮捕されたという事件を初めて聞いたとき、にわかには信じられませんでした。そしてまた、先日の東京高裁の判決に接して、大変衝撃を受けています。逮捕された三人の行いは、掛値なく立派です。決して犯罪などではありません。ビラ配布が住居侵入罪に該当するなどという最高裁判例を私は学びたくはありません。(福岡県 Yさん)

「教員時代に『言論の自由』の大切さを教えていました・・・」
私は静岡市に住む主婦です。この裁判については、テレビ等の報道を通じて知りました。私は昔教師をしていたころ、こども達に民主主義社会における「言論の自由」の大切さを教えていました。
今、その最も大切な国民の権利が脅かされ層としていることに大変な危機感を感じています。(静岡県 Mさん)

「卵を売りたくて、ビラをいれても犯罪か・・・」
 私は養鶏業を営む者です。新聞報道で、立川で自衛隊の宿舎にビラを入れたことで、逮捕されたということを知り、大変驚きました。さらに驚いたことには、高等裁判所で有罪になったということです。自分の意見を伝えたくてビラを入れることが、犯罪になるということは、私が卵を売りたくて、ビラをポストに入れたことも犯罪になるということかと思います。(神奈川県 Iさん)

「権力による国内拉致事件じゃないですか・・・」
 私は昨年、被告の1人と知り合い、友達になりました。私は無罪を求めます。
 朝起きて仕事に出かける。午前の仕事を終え昼ご飯。午後の仕事を頑張って、家路につく。ホッとできるひと時、暖かい布団で眠る。
 それが許されなかった75日間、それって権力による国内拉致事件じゃないですか?
(愛知県 Tさん)

「自国の『良心の囚人』の釈放を求める手紙を書く日がくるとは…」
 私は18年間アムネスティー・インターナショナルの賛助会員として海外の「良心の囚人」の釈放を求める手紙を書き続けてきましたが、自国の「良心の囚人」の釈放を求める手紙を書く日が来ることは夢想もしていませんでした。どうか日本の恥となるような高裁判決を撤回して下さい。(愛知県 Tさん)

「接見禁止処分が付き、面会に行きたくてもいけず、とても胸が痛かったです…」
 私は被告の友人です。特に高田被告と私は8年来の付き合いがあります。今は京都市に住んでいますが、さっちゃんの逮捕・勾留時には東京に住んでいました。さっちゃん達が逮捕され、接見禁止処分が付き、面会に行きたくてもいけず、とても胸が痛かったです。
 戦前の恐怖政治の反省を随所に盛り込んだ日本国憲法の精神をじっくりと考慮して審議することを最高裁判所に求めます。そしてさっちゃん達の無罪を強く求めます。(京都府 Sさん)

「暗黒社会に生きていく娘に申し訳なく思う・・・」
私は38歳の会社員です。大学生の事は原発反対運動に関わり、ビラを家庭のポストに配布した事もあります。ここ数年急に強まったビラまきや集会、デモに対する警察の弾圧を司法が追認することは、表現の自由の圧殺を司法自らが推進する事にならないでしょうか?
私には3歳になる娘がおります。娘がこのような暗黒社会にひた走る日本社会に生きていかねばならないと考えると、娘に対して申し訳なくさえ思います。
ぜひとも被告となった3名の方に無罪判決を下し、この暗い社会に一条の光を差し込んでいただきたいと思います。(東京都 Hさん)

「市民社会と共存する意志がないのは、自衛隊の方では…」
 三人の被告が、信条に忠実に行動された事に、私は深い敬意を抱いています。翻って告発した自衛官はどうでしょうか?私の実父は元自衛官ですが、88年、東京湾沖で潜水艦なだしおが漁船を沈没させた事件で実父は、「漁民が亡くなっても大勢に影響ない」と発言しました。この度の件が、実父と同職である自衛官の告発が発端だったことを思えば、「市民社会と共存する意志がない」のは、告発者側だと考える方が、私にとっては自然です。
 お三方は時機よく出現したスケープゴートに過ぎません。職業倫理に基づく自衛官の自尊心が予め揺らいでいたのは、事件の経緯を虚心に観れば、明白な事実と思われます。仮想された対抗勢力への憎悪を内面化した暴力装置を量産する現在の自衛隊の状態が、「国を守る」という理念を実現するために普遍的に妥当であるのかどうか、正に、お三方がチラシを通じて提起された問題を、組織をあげて真剣に考えていただきたいと思います。(大阪府 Kさん)

「戦争になったら真っ先に苦しむのは自衛隊員であり、防衛庁関係者です…」
私は公立小学校の教員です。30数年の教員生活の中で、2つの地域で防衛庁の官舎、自衛隊の官舎の子どもを教えたことがあります。
 自衛隊が海外に派遣されるというニュースが入った時のことですが、防衛庁の子ども達が「先生、日本は平和憲法があるから戦争はしないんだよね!」「お父さんは大丈夫だよね」と担任である私に必死に確認を求めたということがありました。この時、私は戦争になったら真っ先に苦しむのは自衛隊員であり、防衛庁関係者であることを知りました。
 自衛官の人たちは職務上、「海外に派遣されたくはない」と声に出しては言いにくいでしょうが、多くの自衛官が、家族の間では「できるならば派遣されないように」と願っていると思います。反戦ビラはそうした多くの自衛官の本当の声を代弁するものであり、また自衛官の生命と人権を大切にするものであったと思われます。こうしたチラシが各戸に入ることは藁にもすがる思いのかすかな希望であったともいえるではないでしょうか。(東京都 Hさん)