今年も8月も中旬になると鎌倉周辺でサシバの姿を見かけたという情報が入ってくるようになった。情報を総合すると最大7,8羽のサシバが鎌倉周辺に滞在している可能性がありそうだ。8月のサシバの動きには、未知の部分が多く残されており、非常に興味深いものがあるのだが、なにせこの猛暑には対抗できず、今まで全く観察ができなかった。なお今年は7月に鎌倉でサシバが観察されているが、私が知る限り、過去20年間で初めてのことである。かなり以前逗子で7月にサシバを観察したことがあるが、このときはその後

8月22日(月) 薄曇
湘南平で今シーズン初めて、12:00−14:15サシバを観察した。南西の風がかなり強く、サシバを観察するには条件はあまり良くなかったが、それ程暑くはなく、一応集中して観察することができた。
13:10 サシバ 1 江ノ島方面から現れ、海岸線にそって中空をまっしぐらに西に向かって飛び去った。
13:12 サシバ 1 同上
13:35 ノスリ 2 じゃれ合いながら、低空を旋回していた。
14:10 チョウゲンボウ 1 大磯漁港の近くで、ホバリングをしていた。
この日観察したサシバは2羽にすぎなかったが、明らか渡り行動と思われる飛び方をしていた。
8月24日(水) 曇
笛田公園で久しぶりに11:00−12:00観察した。北北東の風がやや強く、今にも雨が降り出しそうな天候であったが、涼しくて、観察はしやすかった。アオサギが低空で、夫婦池の方向に飛んでいった。カラスやトビ、ツバメ、アマツバメが上空を飛び交っていたが、タカ類は他には現れなかった。約30羽のムクドリがグラウンドに群れていた。珍しくコジュケイの声がしていた。
8月27日(土) 薄曇
台風が去って二日目は、サシバの大移動が見られるという話もあり、若干の期待を持って、10:30−11:15源氏山公園で観察した。日差しはそれ程でもないが、とにかく蒸し暑くて、集中できなかった。10:55サシバ1羽が上空に現れて、旋回したの後、旗立山の方向に逆戻りしてしまった。上空は東北東の風がゆるく吹いていて、渡りの条件としては悪くないと思われたが、この個体はどう見ても渡っているとは思われなかった。ミンミンゼミやツクツクボーシがうるさいほど鳴いていたが、鳥の姿は少なく、観察中頼朝広場は全くの無人であった。
8月30日(火) 曇
南西の風がやや強く、それほど暑さは感じなかったが、午前中は気分が優れず、午後からの観察となった。こんな時間から観察しても、サシバはあまり見られないだろうという先入観があったが、8月のサシバについては、渡りの実態が殆ど掴めていないのに、固定概念は無用とばかり、湘南平に向かい、13:30−15:30展望台で観察した。全般にもやっていて、視界はあまりよくなかったが、風が涼しく観察しやすかった。
13:55 ノスリ 2 ロングビーチの上空を低空で旋回。
14:03 チョウゲンボウ 1 大磯漁港付近を行き来する。
14:08 サシバ 1 カラスに追われて展望台上空で高度をあげた。行き先は見失う。
14:22 サシバ 1 上空をまっしぐらに西にむかった。(渡りと思われる。)
14;30 オオタカ 3 テレビ塔の上空を3羽でじゃれ合いながら、飛行。3羽も同時に見るのは初めて。
14:54 サシバ 1 低空をまっしぐらに西にむかった。(渡りと思われる。)
15:15 サシバ 1 テレビ塔上空で見失う。
15:29 サシバ 1 海岸線を真っ直ぐに西に向かう。(渡りと思われる。)
上空をアマツバメが10羽程舞っていた。アオバト7羽が低空で北に向かった。予想外に鳥の動きが活発であった。サシバはまだ飛びそうな雰囲気もあったが、疲労感が強く、15:30で切り上げた。このような時間帯に、少なくとも3羽のサシバが明らかに渡りと思われる飛び方をしているのを確認できたのは収穫であった。

8月31日(水) 曇
10:00−11:00 笛田公園で観察した。上空北西の風が緩やかに吹いていたが、地上では殆ど無風であった。今にも雨が降り出しそうな天気で暑さは感じなかった。10:30 サシバ2羽が上空に現れて、旋回していたが、写真を撮っているうちに見失ってしまった。10:52 サシバ1羽が長谷方面から低空で現れ、真っ直ぐ夫婦池の方向に消えていった。このサシバは明らかに渡っているように思われた。数時間後に湘南平を通過するのだろうか?ムクドリの50羽近い群れがグラウンドを行き来していた。またハクセキレイの幼鳥が7羽見られた。
9月2日(金) 晴
ものすごく暑い日であった。夕方15:15−16:15
9月3日(土) 晴
10:15−11:30 笛田公園で観察した。南風が強く、条件は良くなかったが、なんらかのタカが出現しそうな期待感はあった。しかしながらグラウドが野球で盛り上がっていたためか、トビとツバメ、ハクセキレイが目に付いた程度で、カラスの姿も見られなかった。
9月8日(木) 晴
11:00−12:00、西湘バイパスの国府津IC側にあるサービスエリアで観察した。台風一過の晴天であったが、南西の風がやや強く、ものすごく蒸し暑い日であった。この場所を選定したのは、これまでに湘南平で観察したサシバの殆どが海岸線に沿って、大磯ロングビーチから小田原方面に向かっているように思われたので、その延長線上にあるこの地点を通過するのではないかとの期待感があったからである。しかし残念ながらこの日サシバの姿を確認することはできなかった。11:40頃ノスリが1羽上空に現れた他、数羽のアマツバメがものすごいスピードで行き来していた。繁殖時期以外は空を飛んでいるといわれるアマツバメは台風の時は一体どこに行っていたのだろうか?
9月9日(金) 曇後晴
10:45−12:00 逗子の披露山公園で観察した。北東の風がやや強く、午前中は曇り空で、暑さは感じなかった。峰山の上空あたりに絶えず、トビが舞っていた。サシバが混じっているなら、こちらに流れてくるだろうと待ち構えていたが、1羽もやっては来なかった。アオバトの7羽の群れが北に向かって飛んで行った。珍しくシジュウガラがさえずっていた。マミチャジナイらしい鳥が見られたが、遠くてはっきりとは確認できなかった。海上はベタなぎの状態で、江ノ島の方面まで、油を流したようであった。こんな日はボートでキスを釣るのには絶好なのだが、サシバの本格的な渡りにはまだ早いようだ。
9月10日(土) 晴
南西の風がやや強く、かなり暑い日であった。条件的には、期待できなかったが笛田公園で10:30−11:30観察した。この日はこれという成果は得られなかった。公園に隣接する秋のサシバを観察するには絶好のポイントには建売住宅が三棟建設され、観察不能になってしまった。この斜面には大きなミズキの木があって、ヒタキやコムクドリなどが秋には良くやってきたものだ。ツバメが渡りきらないと、サシバの本格的な移動は始まらないとの説があるが、体験上、必ずしもそうとは言えないような気がするが。
9月12日(月) 晴
山北に所用があったので、12:00−13:30大野山の山頂で観察した。南西の風がやや強く、遠方はもやっていたが、観察には支障はなかった。標高723メートルもあるのに、ものすごく暑く、息苦しいぐらいであった。時期的、時間的にサシバはあまり期待できないとしても、ここでは、さまざまなタカが出現する期待感があるが、この日はチョウゲンボウをたっぷりと観察できただけであった。上空をアマツバメが行き交っていた。遠くでイカルの声が聞こえていた。エンマコオロギの鳴き声が耳に残った。


9月13日(火) 晴
9:30−10:45 笛田公園で観察。南風であったが、それほど強くはなく、条件としてはまあまあと思われたが、サシバは全く飛ばなかった。9月中旬というのに、暑さは真夏並でツクツクボーシが盛んに鳴いていたが、ヒグラシの声はしなかった。今年は例年に比べヒグラシが少ないようだ。
9月14日(水) 晴
南西の風がかなり強く、暑い日であった。この風向きでは笛田公園はまず飛ばないと思われたので、藤沢の中央卸市場で10:30−11:30観察した。この日は市場が休みであったので、出入り口の前に車を止めて、主として車内から観察した。10:38と11:12にサシバが各1羽現れ、カラスにモビングされながら低空を辻堂方面に飛び去った。さらに11:22サシバ?1羽が東から現れ、低空で西に向かったが、驚いたことにサシバ?は途中で鉄塔に舞い降りて、しばらく止まっていた。長いことサシバを観察しているが、私は鉄塔に止まったのを見たことがない。サシバは渡りの途中鉄塔に止まることがあるのだろうか?ハヤブサが鉄塔に止まったのを見たことがあるが、この鳥は明らかにハヤブサではなかった。付近にはドバトの群れが、飛び交っており、カラスやコサギなどは見られたが、不思議とトビが少なかった。
9月15日(木) 晴
昨日とは全く逆に北風が強く、暑さはそれほど感じなかった。こんな日も笛田公園は全く期待できないと思われたので、逗子の披露山公園で海鳥を主体に10:15−12:15観察した。強風のためか、逗子や葉山、鎌倉方面の山を見渡しても、トビやカラス等の姿は全くといってよいほど見られなかった。しかし海上に目をやると、海面すれすれに色々な海鳥が飛んでおり、なかには一直線に西に向かって行く鳥が見られた。この中にタカが混じっていないかが、気になったので、逗子マリーナから江ノ島の南端を結ぶ線にスポットをあてて、今シーズン初めてプロミナーを取り出して観察した。上空にトビは殆ど見られなかったが、海面すれすれにかなりの数のトビが飛んでいた。沖合いにはウミネコ、オオセグロなどのカモメ類が多数飛んでいたが、残念ながらタカ類を確認することはできなかった。


9月16日(金) 曇後晴
東北東の風がゆるやかに吹いており、午前中は曇っていたが、渡りには悪くないコンディションと思われたので、かなり期待して湘南平の展望台に向かい、10:15−12:45観察した。ところが観察を始めてから2時間、トビが1羽も飛ばず、まれにカラスが横切る程度で、この場所では信じられないほど鳥の移動が感じられなかった。この間、アオバトの18羽の群れが大磯漁港に向かって飛んでいったのが目についた程度であった。セミもあまりないておらず、静かで、展望台の上にもオカメコオロギ、ツズレサセコオロギの声が聞こえてきた。12:15にやっとトビが1羽やってきて上空を旋回したが、上昇気流は出ているようで、かなりの高空まで登って行った。トビを追っているうちに上空をハチクマが2羽通過していくのが、確認できた。この2羽は雲に入って見失ってしまったが、雲は伊東の方角に向かって流れていった。その後12:23サシバ1羽が低空で現れたが、渡って行く気配はなく、すぐに北に戻ってしまった。結局、湘南平で2時間半観察して、確認できたのはトビ1羽、ハチクマ2羽、サシバ1羽という結果であった。帰りに茅ヶ崎でも、辻堂でも、江ノ島でもトビは盛んに飛んでいたのに、湘南平のトビは一体どこへ行ってしまったのだろうか?またこの日の風向きであれば、最近鎌倉、藤沢周辺に天候調整のため滞在している?サシバが一斉に渡ってくると予想していたのだが、全くの当て外れであった。
9月17日(土) 晴
北の風が強いように感じられたので、江ノ島の防波堤で9:40−10:40観察した。現地に着くと予想したほど風はなく、とても暑かった。この場所はサシバを観察するには絶好な場所の一つだと思うが、日陰がないのが難点である。トビが盛んに舞っており、イソヒヨドリの美しい鳴き声が聞こえてきたが、残念ながらサシバは1羽も発見できなかった。その後笛田公園に場所を移して、11:15−12:15観察したが、こちらは高台にあるためか、っことが多少風があって、木陰もあり、しのぎやすかった。サシバは11:30と11:32に常盤山の上空に各1羽、低空で現れたが、いずれも北の方向に消えさった。(同一個体かもしれない)このコースで現れたサシバは渡りのときは一直線に公園の北端をかすめて梶原方面に飛び去るのが通例であるが、これらのサシバはまるで渡る意思がないようであった
9月18日(日) 晴
9:50−11:30 笛田公園にて観察。昨日は鎌倉でも10羽近くのサシバが渡ったとのことで、今日はそれなりに期待していたが、南の風がやや強く、あまり条件は良くなかった。10:17サシバ1羽がサッカー場の上空に現れ、一直線に西に向かって飛んでいった。明らかに渡りの飛び方で後続を期待したが、その後はまったく、タカの姿は見られなかった。笛田公園は運動公園なので、休日は人出が多く、反面鳥の数は少ない。でも上空を飛ぶサシバには影響は殆どないのだろう。過去にグランドが大歓声につつまれているとき、上空にタカ柱ができたことが何度かあった。この日はせみの声もコオロギの声もきくことができなかった。
9月19日(月) 晴
10時前に老人の畑に行って見た。条件は悪くないように思われたが、風通しが悪くてものすごく暑く、耐えられなくなったので、10分ほどで切り上げ10:30−11:45笛田公園で観察した。予報とおり南風であったが、初めはそれほど強くはなかった。11:17サシバ3羽が公園の西側の高空で旋回しているのを発見した。タカ柱が出来ているのではと思わせるような光景であったが、3羽以上は確認出来なかった。この3羽は西に向かって飛んでいった。その後11:23野球場の上空にサシバ2羽が現れ、低空を旋回したが、この2羽を常盤山方面に戻ってしまった。この調子ではまだやってくるのではと期待したが、その後南風が強くなり、ウが3羽東に向かって行ったのみであった。老人の畑では北鎌倉方面のサシバ情報を聞きたかったが、残念ながら観察者はゼロであった。昨年よりは少ないものの鎌倉では、かなりの数のサシバが見られるのに、武山では今シーズンまだ1羽もサシバが観察されていない。鎌倉で見られるサシバは一体どんなコースを辿って来るのだろうか?なお昨日足柄万葉公園でサシバ16羽が観察されたとのことである。
9月20日(火) 曇時々晴
北東の風がゆるやかに吹いていた。葉山の先の海岸沿いにある立石の駐車場で9:45−10:45観察した。この場所でサシバを見るのは初めてだが、以前磯釣りで何度も来ているので、言わば勝手知った場所である。なかなか風光明媚な場所であるが、この日は曇がちなのにものすごく蒸し暑くなかなか集中して観察ができなかった。期待に反し、結局サシバは1羽も発見できなかった。 その後立石からやや内陸に入った湘南国際村に移動して、11:00から観察を始めたが、上空を100羽近いアマをツバメが乱舞しており、今にも雨が降り出しそうで、サシバが飛びそうな気配がしなかったので30分程で切り上げて、逗子の南郷上ノ山公園の芝生で、昼食をとった。この公園は湘南国際村よりさらに内陸に位置しており、この日の風向きではサシバが飛ぶとは全く期待していなかったが、12.14と12.22双子山の山頂をかすめて、サシバ各1羽が、南西に向かって行った。その後もまだサシバがやって来そうな雰囲気もあったが、疲労感が強く、12:40で切り上げた。


9月21日(水) 曇
11:00−12:30笛田公園にて観察。北東の風がかなり強く、曇でしのぎやすい天気であったが空の大半が雲に覆われており、青空が出ているのは、ごく一部分しかなかった。体調がすっきりせず、遅いスタートとなった。初めはさっぱり鳥の動きがなく、そろそろ撤退をしようかと思っていたところ11:45に、思いがけずサシバ3羽が公園の南側の上空にわずかに開かれた青空の中にあらわれ、何度か旋回したのち、高空を江ノ島の方面に流れていった。その後12:15さらにサシバ2羽が現れた。直ぐに見失ってしまったが、こんな条件のなかでもサシバは着実に渡っているようだ。サシバはこんな日には青空の部分だけを選んで、飛んでいくのだろうか?
9月22日(木) 曇
10:30−11:30 笛田公園で観察した。天候は昨日とほぼ同じであったが、気温が若干低めで、青空が出ている部分は少なかった。条件的には芳しくなかったが、昨日のことがあるので、かなり集中して一時間観察したが、残念ながらこの日はサシバは1羽も発見できなかった。トビはかなり飛んでいたが、他にはアマツバメが1羽現れただけで、驚くほど、鳥の動きが少なかった。
9月24日(土) 雨一時曇
昨日は法事のため観察できなかったが、絶好のサシバ日和だと思われた。しかしメインコースである武山でも西湘の赤田でも全くサシバは観察できなかったとのことで、とても意外であった。夜の8時半頃自宅裏山でフクロウが鳴いていた。フクロウは冬場にはよく鳴き声が聞こえるが、この時期には珍しい。この日は台風17号の影響か、北東の風が強く、朝方は雨が降っていたが、雨が上がったので、10:30−11:30笛田公園で観察した。サシバは期待できなかったが、アマツバメの大群や渡りの途中の思わぬ珍鳥に出会えるかもしれないという期待感があった。しかし、時折トビやドバトが現れただけであった。
9月26日(月) 曇
笛田公園で10:00−12:00観察した。台風一過の秋晴れとはとてもいえない、どんよりとした日であったが、ゆるやかに北東の風が吹いており、視界もそれほど悪くはなく、条件はまあまあといったところであった。モズがキーキー鳴きながら飛び回り、クサヒバリが寂しげな声で鳴いていた。かなり集中して観察したが、さっぱりサシバがやってこなかったので、そろそろ引き上げようかと準備をしていた時、野球場の北側にサシバ3羽がどこからともなく現れ、仏行寺の上空を旋回しながら高度を上げて、深沢の方向に消えて行った。空も明るくなり、まだ飛びそうな雰囲気もあったが、予定があり、12時で観察を打ち切った。
9月27日(火) 曇
昨日は武山で33羽、稲村ヶ崎で31羽、西湘の赤田で121羽のサシバが観察されたとのことで、いよいよ本格的な渡りのシーズンが開幕したようだ。今日もかなり期待して10:30−11:30笛田公園で観察した。北東の風がゆるやかに吹いており、曇ってはいたが、それ程視界が悪いとは言えず、昨日同様条件はまあまあであった。しかし残念ながら、ときおりトビがやってくるだけで、サシバもその他のタカ類も1羽も発見できなかった。
9月28日(水) 曇
9:45−12:00 逗子披露山公園で観察。北東の風がやや強く、初めは時折小雨が降ったりして、寒いぐらいの天候であった。視界は江ノ島から先はかすんでいたが、全般的にはそれほど悪くはなかった。11時を過ぎてからは、上空に晴れ間ができ、気温も上昇し、かなり条件は良くなってきた。眼前に見渡せる大崎公園の上空あたりで、東から来る雲と、北から来る雲とがぶつかりあって、上昇気流が出ているのか、トビがかなり高空まで、上昇していた。しかしサシバの姿を発見することはできなかった。ウが2羽、内陸に向かって飛んでいった。アマツバメ、モズ、ハクセキレイ、メジロ等が見られたが、ヒタキの姿はなかった。
昼食を済ませ、帰宅したが、なんと13:17自宅上空を笛田公園の方向にサシバが1羽向かって行った。サシバを追って笛田公園で観察していると13:42さらに1羽が、源氏山の右手から現れ、公園を横切って、旋回もせず、中空を一直線に西に向かっていった。こうした飛び方は明らかに渡りだと思われる。その後もまだ来そうな感じもしたが、かなり疲れたので14:00で切り上げた。
9月29日(木) 晴
湘南平で10:15−12:15観察した。天気は晴朗であったが、北東の風が5,6メートル吹いており、帽子やメモ帳がとばされて観察がしにくかった。視界は箱根方面はもやっていたが、丹沢や江ノ島方面ははっきりと見渡すことができた。
10:25 ミサゴ
1羽 海側を西に向かう
10:35 サシバ 1羽 同上
10:42 サシバ 2羽 同上
10:45 サシバ 1羽 同上
11:02 ハイタカ 1羽 山側を西に向かう
11:05 ハチクマ 1羽 同上
11:15 サシバ 1羽
海側を西に向かう
11:37 サシバ 1羽 同上
11:53 ノスリ 1羽
テレビ塔上空を旋回
12:05 オオタカ 2羽 同上
結局サシバは6羽しか見ることができなかったが、いずれも、強い北風を避けるためか、海岸線にそってかなり低く、一直線に西に向かって飛んでいった。飛び方は春の渡りのようであった。タカ柱は見られなかったが、間髪をいれずに色々なタカがやってきたので、退屈はしなかった。珍しくハリオアマツバメを見ることができた。その他はアオバト7羽、アマツバメ、ツバメ、10羽程のウの群れなどが、目に付いた。なおこの日武山では100羽を上回るサシバが観察されたとのこと。もし時間帯がマッチしているとすれば、それらのサシバはどのようなコースを辿って渡っていったのだろうか?とても興味のあるところである。
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この日、武山で116羽、稲村ヶ崎で92羽、赤田で205羽のサシバが観察された。単純に数を比較すると湘南平で6羽というのは不可解であったが稲村ヶ崎のデータと照合した結果、大半のサシバは湘南平での観察開始前のかなり早い時間帯に渡っていることが判明した。要するにもっと早起きをしないとビッグチャンスには出会へないということでした。(情報提供ありがとうございました)
9月30日(金) 晴
友人と十国峠(熱海峠)で、10:15−12:30観察した。標高770メートルの山頂は、北東の風が緩やかに吹いており、富士山もはっきりと見えて、素晴らしい眺望であり、まさにサシバ日和と思われた。三浦半島、鎌倉を通過したサシバの大半は矢倉岳に向かっていると思われるが、一部は箱根越え、または海沿いに熱海の方向に向かっているものとの想定で、毎年一回は十国峠に通ってきたが、今年こそサシバの大群に出会へるのではないかという期待感があった。しかし予想に反し、サシバは11:16と12:17に各1羽を観察できたのみで、ほかに10:25にハチクマが1羽通過しただけであった。
10月1日(日) 晴
9:00−10:30 笛田公園で観察した。珍しく川上さんと、タカの観察は初心者の女性が見えており、しばらく3人で観察した。秋晴れで清々しい天候であったが、南風が強く、サシバが飛ぶ確率はかなり低いと考えられた。時折はるかに見渡せる六国建山の上空あたりに、紛らわしい鳥が飛んでいたが、遠くて確認はできなかった。結局この日の成果はゼロであったが、川上さんが早朝、北鎌倉の自宅で、田谷の方向に飛んでいくサシバを7羽確認されたとのことであった。この日武山で観察されたサシバはゼロであり、そして驚いたことには、赤田でもたったの7羽しか観察されなかったそうだ。これらの7羽は川上さんが観察されたサシバなのだろうか?その7羽は昨日から三浦半島のどこかに滞在していたものであろうか?それともどこか別のルートを飛んできたのだろうか?
10月2日(日) 晴
今日もまた、秋晴れの素晴らしい天気であったが、南西の風がかなり強く、笛田公園ではまずサシバが飛ばないだろうと思われた。こうした条件の時、


10月3日(月) 曇時々晴
9:15−11:00 笛田公園で観察した。北東の風がかなり強く、雲も多く初めはあまり、良い条件ではなかったが、10時を過ぎると風も弱くなり、晴れ間も出てきた。このところ南風の強い日が二日続いて、サシバの渡りが見られなかったので、今日こそはと期待したが、サシバは10:37にサッカー場の上空に1羽現れたのみであった。他には9:22ノスリが1羽見られた。今年も公園の草が9月末にすっかり刈り取られてしまい、虫の声がサッパリ聞こえなくなってしまった。せめて後一ヶ月刈り取る時期をずらして欲しいと私は思うのだが、なかなか難しい注文なのだろう。草を刈り取った後にはムクドリが群らがって、夢中で餌をとっていた。
10月4日(火) 曇時々晴
朝方は雲が多く、おまけに予報では南南東の風がかなり強くなるとのことで、鎌倉での観察をあきらめて、10;45−12:15茅ヶ崎の里山公園で観察した。到着直後は雲が多く、涼しかったが、徐々に晴れ間が多くなり、暑くなってきた。南風は予想したほどは強く感じられなかった。公園内の木にサシバと思われるタカが止まっているのを発見したが、近づくにはかなりアップダウンがあり、体力的に無理であった。昨年もこの付近でサシバが繁殖したとのことであり、仲間がやってこないかを注視していたが、格別動きは見られず、このタカは同じ場所に止まったままであった。サシバとすれば今年生まれた幼鳥なのか、それとも渡りの途中で天候調整中なのだろうか。11:37オオタカが1羽西から東に向かって低空を飛んでいった。サシバの渡りは見られなかったが、この公園は色々な鳥が渡っており、なかなか興味深いものがある。ノビタキの写真を撮ることができた。


10月6日(木) 曇
雨はあがったが、どんよりとした雲に覆われており、北東の風がかなり強かった。観察場所の選定に迷ったが、江ノ島の有料駐車場に車を止めて、防波堤の上のベンチで10:15−13:15観察した。青空は殆ど見られなかったが、視界はそれ程悪くなく、観察がしにくいということはなかった。
11:38 チゴハヤブサ 1 展望塔に向かって行った。
11:40 サシバ 2 展望塔の上空を旋回西に消えて行った。
12:07 ノスリ 1 海上を旋回
12:27 サシバ 3 高空を西に
12:30 サシバ 2 同上
12:32 サシバ 1 同上
12:37 サシバ 1 同上
12:40 サシバ 1 海上を低空で西に
12:43 サシバ 1 高空を西に
観察を初めて、一時間以上、トビとカモメが盛んに舞うだけで、タカの動きは全く見られなかった。本格的な渡りが見られたのは、12:27からの15分程度の間だけであった。その後はまたパッタリと動きが止まってしまった。イソヒヨドリが盛んに囀っていた。


10月7日(金) 晴
9:15−11:15 笛田公園にて観察した。北東の風が時としてやや強く感じられたが、快晴で昨日よりははるかに良い条件だと思われた。笛田公園ではゲートボールの大会が行なわれており、結構人出が多かった。今日こそは、今シーズン初めて、タカ柱が見られるのではないかという期待感があって、かなり集中して観察したが、10:27にツミが1羽、10:48にオオタカ1羽が飛んだだけで、サシバは1羽もやってこなかった。この日武山では199羽、稲村ヶ崎では194羽、富津で48羽、赤田で513羽のサシバが観察されたとのこと。時期的にもその程度の数が出るのは、不思議ではないが、このような大渡りの日、今日のような条件であれば、笛田公園がゼロというのは、恐らく前例がないように思う。環境の変化か、観察能力の低下か、いずれにせよ、いささかショックではあった。
10月8日(土) 曇
雨があがったので、9:45−11:30笛田公園で観察した。一部に青空が見えることもあったが、南の風が6mということで、条件的には芳しくなかった。10:07にチゴハヤブサ、11:22にノスリが各1羽見られただけで、サシバは発見できなかった。グランドにはまだツ0バメが舞っていた。
10月11日(火) 曇
10:15−12:45 逗子披露山公園にて観察した。曇りがちの天候で、観察開始直後は時々雨が落ちてきたが、その後多少は明るい感じにはなってきた。北東の風がかなり強く、じっとしていると寒いぐらいであった。あまり期待もしていなかったが、予想外に成果があった。
10:38 サシバ 3 公園上空を低空で旋回し、西へ
10:45 サシバ 1 大崎公園上空を旋回し、西へ
11:45 サシバ 1 低空で突然背後から現れ、西へ
12:08 サシバ 17 逗子マリーナ上空でタカ柱をつくり、西へ
最後に見た17羽のうち14羽は大崎公園上空をほぼ一列に飛んできた。逗子マリーナの上空で北から3羽が合流して、17羽のタカ柱が出来あがった。数は物足りないが、今シーズン初めてタカ柱らしきものを見ることができた。大崎公園にはヒタキが多数群れていたが、遠くて種類はわからなかった。ジョウビタキの声が近くで聞こえていた。
10月12日(水) 晴
三日ぶりの晴天で、今シーズンのラストチャンスかと思われたが、北東の風がかなり強かったので、できれば湘南平か酒匂川河口あたりで観察したかった。しかし体調が今一つで、遠出をあきらめ、結局笛田公園で9:15−12:15観察した。予報通り北風が5,6m吹いており、初めはかなり寒かった。その後気温は徐々に上がってきたが、強風は収まらず、まれにヒヨドリの群れが現れる他は鳥の動きは殆ど見られなかった。結局サシバは1羽も観察できず、11:50にハチクマが1羽低空で西に向かって行った他、11:58ハイタカが上空に現れたのみであった。
10月13日(木) 晴
8:45−11:30 湘南平にて観察した。珍しく早起きしたが、予想外の道路混雑で、観察開始が遅くなってしまった。天候は晴で視界も良かったが、昨日同様、北東の風が6m前後吹いていて、初めはかなり寒かった。
9:11 サシバ 1
9:23 サシバ 2
9:32 サシバ 3
9:35 オオタカ 1
9:42 サシバ 1
9:53 サシバ 1
10:20 オオタカ 1
10:20 ハイタカ 1
10:30 ハチクマ 1
10:33 サシバ 3
10:42 ノスリ 2
11:13 サシバ 1
昨日は武山で96羽のサシバが観察されたとのこと。この日もほぼ同じような気象条件だと思われたので、すくなからず期待したが、サシバは9時台を中心に合計12羽見られたものの、大きな群れは見られず、殆どが比較的低いところを海岸沿いに西に向かって飛んで行った。風が強く観察しにくかったが、サシバ以外のタカの移動も結構見られ退屈することはなかった。他にもアオバト、カケス、アマツバメ等が目に付いた。展望台にはコーワ製の40×120倍の高性能プロミナが設置されており、海上の鳥の動きを追いかけるのには、有効で、この日もトビとノスリがかなり沖合いを飛んでいるのが、観察できたが、サシバは発見できなかった。結構目は疲れるが無料だし、海上の鳥の動きを専門に観察するのも面白そうである。
10月14日(金) 晴
天気予報が外れて、無風快晴、絶好のタカ日和であった。9:45−11:30逗子披露山公園で観察。富士山がうっすらと見えて、素晴らしい景色であった。上昇気流が出ているようで、トビが上空をゆったりと舞っており、北に向かって飛んで行く4羽のウも、通常よりははるかに高い位置を飛んでいた。しかし11:20チョウゲンボウが1羽現れただけで、サシバの姿はまったく見られなかった。
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いつの間にか、今年のサシバシーズンも終わってしまった。今年は特に後半になってから体調が悪く、あまり集中できなかったこともあり、大詰めで、2度のビッグチャンスを逃してしまったが、数はともかくとして、それなりの収穫はあったように思われる。県内の定点観察ポイントである、武山、稲村ヶ崎、西湘の赤田および、関連する千葉の富津や静岡県の富士宮などでの観察データが充実してきたこともあって、サシバの渡りについてかなりのことが、分かってきたようにも思うが、反面まだまだ謎の部分も数多く残されている。最近の健康状態では、果たして来年もサシバの観察ができるだろうかと不安になるが、できればオフシーズンの間に、インターネット等で入手することが可能な各種のデータを分析して、少しでもまだ解明ができていないサシバの謎に迫ってみたいものである。今シーズンも数多くの方から、非常に興味のある情報、アドバイスを頂き、大変ありがとうございました。